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あさかぜさんは見た

日記

01/14

Wed

2026

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01/07

Thu

2016

他の人は褒められて伸びているらしい

何か物事を目指すきっかけとなることに、誰かに「褒められた」とか「感謝された」とか「大いに頼られた」とかがよくあるエピソードとしてあげられる。
自分なんぞは、それは知らない人のエピソードであり、本やテレビの世界であったから、結局どこかで編集されていて美談に仕立てているのだろう、という思いがあってすんなりは受け付けていなかった。
何故なら、自分自身今の文章を書くという行為は好きだから始まったわけでもなく、褒められたからでもない。
ただ、自分がこれをしていないと心が壊れそうになったから始まったものだし、今でも自分の生命に対する最後の価値観を見出せるものとして続けている。
書いていないと落ち着かないのだ。
話を戻すが、最近様々な人と繋がっていくにつれ、一生懸命やって「また来てください。本当によかったです」と代理で出て受け持った人たちに感動されてこの道目指そうとか、小さな頃に先生に大いに褒められてクラス中の注目の的になり、その道を目指そうと決心したとか、そんな話をちらほら直接聞くようになると「あれ? やっぱり人って褒められて伸びるものなのか」と、自分とは真逆な、いやむしろ自分こそ信じられないような正反対方向から来ているのだと自覚せざるを得ない状態になっております。
っていうか、この年でようやくわかったの!? という驚きもあるのですが、本当に自分は負の力を原動力に進んでいるも同然で、だいたいケチョンケチョンに言われてきたし、この道をやるってこと自体も白い目で見られたりしてきたし、いいことあまりなかったなぁって振り返っても思います。
何度もやめようと思ったし、でも続けているのは先に書いた理由が大きい。
自分で自分の命に対する価値を完全に失ってしまう。
後は馬鹿にした人たちに対して出世して、じとっとした目で見つめてやろうと、まあその程度の理由です。
子供の頃は才能は無限大に広がっていきますから、どの分野で花開くかは大人にとってまったくわからないことです。
ですから子供に対してあれやこれやと大人の狭い見識で物事を言うことの馬鹿らしさっていうのをどこかで感じていないと、せっかくの才能の芽を摘んでしまうことにもなりかねない。
まず子供が一番最初に対峙する理不尽さって大人だと思うので、ここはじっくりと向き合わないと安易に物事を否定してしまうと一生の傷にもなりかねない。
子供って繊細ですからね。
ほとんどの人が褒められて伸びるエピソードを大事にしているし、本当にそういうエピソードを直接多数の人から聞くと、やっぱり人は基本褒めた方が断然いいに決まっている。
それでも私は態度は改めないっていうね。
何度も何度も書いておりますが、芸の道は命一つ使うってくらいじゃないとよほど才能のある人以外は人を不幸にしますからね。
基本は自分を取り囲む全てのものには自分が持っていない何かが存在するので、そういう細かなことに感動できる心の余裕というか豊かさを保っていると、本当に人生は素敵になっていきますし、まず悪いものに囲まれることがなくなってきます。
なかなか人を育てるということはできないのですが、少なくとも何かに常に感動できるような純粋な心を保てるようにはしたいですよね。
心が荒むとろくなこと考え出さないし、他者に攻撃的になったり、常にうじうじしたりするので。

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12/31

Thu

2015

世界は広い

世界には様々な可能性が溢れている。
まるでこの日本だけを見ると、周囲のせせこましい意見や価値観を聞いていると、住んでいる世界はなんと狭く息苦しく、そして生き辛い世界なのだろうと思ってしまう。
だけれどそんなことはないんだよ。
狭く息苦しく生き辛いのならば、その世界とは違った世界がまた外に溢れている。
絶望的な状況であろうと、人は人のために生きていけるし、人は人への希望を微かでも見せることが出来る。

例えばその希望を見せてくれた時、すぐに叶わないからと喚き散らさないことだ。
玩具を買ってくれないとすねる子供であるよりも、忍耐強い大人であれ。
何度打たれようと罵られようと、人の心へ真っ直ぐに心を傾けられる紳士淑女であれ。
大志とは、その忍耐強さと、そこで培われる思慮深さにこそ宿される。
そして大志こそ、人のためにあらんとする力強い魂こそ、人類の最高の創造物となって後世のために残されていくのだ。

花や星に人は例えられるが、人の命とは、人生を賭してでも何かを成し遂げようとする魂は、常に何者かの光となり、美しさとして映るだろう。
人は薄汚く、そして何者も無責任で調子がいい。
そうやって言葉を適度に適当に交わしながらも、無償の力を発揮しようとするものがいる。
この手の輩だけは、どんな力にも屈しないような強い魂を持つに相応しい人間だ。
人の弱さをよく知り、誰かのために膝を屈して話をすることのできる人間だ。

もっとよく知り、よく学び、よく目を開いていくんだ。
世界は広い。世界はあまりにも両極端のものを含んでいる。世界は無情で温情がある。
どちらに組するかは、何を訴えるかではないんだ。
何を創造していったかで見られる。
見て、認識して、生きているであろう、その「世界」に従順であってはならないのだ。
人は歪む。人は欲する。人は相反する。
だから「世界」は歪んでいくのだ。
だとしたら闘っていかなければいけない。
旗をふれ。自らの道を歩み、誇りを持ち、他人を尊ぶんだ。

世界は広く、美しく、そして光り輝いている。
例え闇が多く本当の空が見えなかったとしても、見えるではないか。
多くの闘っている魂が。
その魂への共感こそ、人を人たらしめる証なんだ。
だからこそ、人は人のために闘いたくなるんだ。
そんな世界こそ、美しい創造物で溢れかえるのだと信じている。

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12/25

Fri

2015

「夢のまにまに、流星。」

「さあ、お休みの時間ですよ」
「早く寝なさい。寝ないと大きくなれませんよ」
「お化けの出る時間になるから、子供は早く寝ないといけないんですよ」
 今日の新しい眠りに入るために、母親は、父親は、どのように子供に声をかけるのでしょう。
 子供を寝かしつけたあと、少しだけ二人の時間を楽しんで、そして眠りについていくのでしょう。
 新しい眠りに入った子供たちは、一体どんな夢を見るのでしょう。

 冬至を迎えて少しずつ夜の時間が薄らいでいく日の重なりの三日後、世ではサンタクロースが来ると言われています。
 夢を砕かれ現実を知らされた子達。夢を育まれいつまでも想像の翼を広げられる子達。
 同じ地球の上に生きて、星空の下でそれぞれの想いを抱き、それぞれの夢を見て、飛び立ったり、もしかしたら地を這うような子もいるのかもしれません。
 小さな夢は大人の指先の力だけで潰れてしまうもの。
 大きな夢は沢山の人たちの希望の結晶でもあるのです。

 遠い地に蝶が羽を羽ばたかせ、世界の反対側で嵐が起こる。
 こんな話を一部の大人たちは信じています。
 この世界はわからないことばかり。
 星の輝き一つにしても、大人たちが一生をかけて悩みつくし、そして答えの出ないまま死んでいったりするのです。
 星一つに人生ひとつ。それでもわからないまま、一生を、生涯をかけた熱心さに釣りあうかどうかもわからずに瞳を閉じて遠い世界へ行くことも珍しいことではないのです。

 さあ、地球の反対側は朝です。
 光溢れる世界で世にも美しい蝶が朝露をまとった緑の葉の隣で羽を広げています。
 その羽ばたきの一振りは、きっとこの世界へと静かに声を届けていることでしょう。
 光を受けて羽から落ちる鱗粉が天使の微笑から弾けたきらめきのようにも見えます。

 夜は始まったばかりのこの場所で、子供たちは次々と目を閉じていきます。
 地球の反対側の美しい蝶の羽ばたきは今この夜空の中に一筋の流星を呼び寄せようとしています。
 小さな部屋で眠る小さな女の子マリは次の日にプレゼントが枕元に置かれていることを夢見ていますけれど、マリ自身はこれから眠りの中の願いが流れ星になることは知らないのです。
「さあ、マリちゃん。そろそろ眠る時間ですよ。ちゃんと眠れますね」
 マリは無垢で素直な返事を母親へと届け、ゆっくりと眠りにつきました。
 眠りについたマリのはるか上空。地球よりも、もっともっと遠い、光の速さで何年もかかるところに、あの夜空の星々の光はあります。
 美しく見える輝きにも、既に生と死が入り混じっています。もうその光が見えている頃には、星そのものは滅んでいるかもしれないのです。まるで、大人たちの必死の夢への努力のように。

 マリの夢を覗いて見ましょう。
 夜十時に眠るといっても、マリにとっては少しだけ遅い時間。
 明日はサンタクロースが来るのだと期待して興奮しない方がおかしいでしょう?
 ですから少しだけ眠る時間が遅くなってしまったのです。
 かわいらしいと思いますか? それともいつか覚めてしまう夢だと思いますか?
 さて、その問いは置いておいて、十二時前のマリの夢はどうやら、かの有名なガラスの靴のお話が混じっているようです。
 でも少しだけ違うのは、王子様に会うよりも前に、ガラスの靴を履きながら、まるで水溜りを長靴で踏むかのように星を踏んではしぶきを散らし、星と星の間をうさぎのようにぴょんっと飛んでいるのです。
 本当に楽しそうに、前に踏みしめた星のきらめきの色は何色だったかと、後ろを何度も何度も振り向きながら、次々と訪れる光の美しさに見惚れて、マリも自分がお姫様になったかのような気持ちになっているのです。
 もしかしたら、星のすべてがマリにとっての王子様なのかもしれませんね。

 まるで星屑のトランポリン。跳ねては飛んで、星は飛び散り漂い集ってくる。身にまとう光はドレスとなって、憧れの人の下へ。そんな風に、好きな人のことを思い浮かべていました。
 ぱっと目覚めてマリは夜のまどろみの中で、目覚めてしまった現実を知りゆくよりも、今は夢の中にいたのだからと、ふたたび先ほどの星の景色を思い浮かべながら目を閉じます。その時には好きな人より楽しいこと。マリの一番の楽しみは空を旅することになっていました。
 月の光が雫となって地球に落ちて水の波紋のように広がります。目覚めてしまいそうな刺激の霧を小さな手で一生懸命掻き分けて、非力なマリは知らない世界の奥へ奥へと行くのです。もっともっと楽しい場所へと。
 ゆっくりと時をかけて回る地球の上で、少女は誰も知らない美しい夢を抱いているのです。
 ドレスはほころんでいないかな。ガラスの靴は欠けていないかな。ちゃんと夢の主人公でいられているのかな。身だしなみの確認は怠りません。
 雲が月や星の光を一瞬遮った時、あたりは真っ暗になってしまいました。
 道すらも見えなくなり、不安を覚えて、この闇は二度と晴れないのではないかとすら思うほどでした。
 道が見えなくなることは、一瞬であろうと、それだけ長く感じるものです。
 その時マリは一人で歩いていることに気がつきました。
 雲間からようやく光が差し込んできても、一度寂しさを抱いてしまうと、誰かのぬくもりが隣にないことが不自然なことのように思えてしまうのです。
 誰しも昔は抱かれて育ってきたのですから。
 マリは急に地に足をつけたくなりました。
 高い高い大空から妖精のようにおりていったマリの目の前には大海原。
 月が心なしか青く見え、青が白い砂浜を染めて、波は静かに深いエメラルド。
 波打ち際で沢山の人が祈っていることに気がついたマリは人々の祈りの先に瞳をやると、小さな蛍のような光が無数に集まってオーロラを作っていました。
 輝く星を下から包むかのような、赤子を優しく抱きかかえる慈愛溢れる母の手のような、懐かしくも美しく、胸に響くたおやかな色をなびかせながら、空のレースは海にうっすらと色を映して残して。
「さようなら」
 男の子の声に胸をぎゅっと掴まれて振り向きます。
「どうしてさようならなの?」
 マリは目の前の男の子の名前を思い出せません。大事だったような、ずっと傍にいたような、それなのに名前を思い出せなくて悲しい気持ちになります。
「さようならは、始まりの合図だよ」
「わかんないよ。お別れは悲しいよ」
「でも、昨日には戻れないからね。だからさよならも戻れない」
 そう言い残すと男の子は小さな光に変わって海の上を静かに飛んでいきます。
 彼の光が先頭になり、沢山の祈っていた人たちも小さな光になり、海の上に一筋の道を作って行きます。
 マリは、とても大切にしていたものを失った気分になってうずくまって泣いていました。
「どうしたの? 星のドレスをまとったお嬢さん」
 肩を叩かれ声のする方へと顔を向けると、そこには青年がいました。先ほどの男の子に似ているようですが、とても大人びて見えました。でもマリの父親には及びません。
「歩き出そう。もう道は出来ている」
「どこにもないよ。道なんて」
 マリには光が道には見えませんでした。うっすらとぼんやり浮かぶ無数の光の存在は道にすら見えなかったのです。
「歩いてご覧よ。海の上を歩くんだ」
「歩けないよ。どこに行くかもわからないし迷っちゃうから嫌」
「何処へでも行けるんだよ。君がちゃんと目を凝らしていれば、見え続けるんだ。それに、歩かないとドレスが消えて裸になってしまうよ」
「それだけは嫌!」
 おやおや、涙もすっきりと拭い取り、すくっと立ち上がったマリは砂埃が舞いそうなほどの力強さで歩き出します。裸になるのがとても嫌だったのでしょう。
「誰だか知らないけど、あなたも来なさい!」
 マリは脅しつけるような声で言い放ちます。
 一緒じゃないと意味がない。一緒じゃないと楽しくない。道を歩くのはみんなとがいい。それでも、誰かの後を付いて行くのではなく、自分の道をしっかりと。
 海に足をつけると冬の塩水が凍りつかせるくらいの冷たさで染み込んできます。
(裸になるくらいなら死んだ方がマシ!)
 太股まで浸かり、意味もわからず歩いていき、冷たい水がお腹まで浸ってきて凍えて来た時、声をかけてくれた青年がちゃんと着いてきているか後ろを振り向こうかとも思いましたが、もう余裕がありませんでした。
 凍えは酷く、ついに胸のあたりまで浸かるほど深い場所へと来たところで体がだんだん動かなくなってきたのです。
 マリは騙されたとも思いませんでした。女の子には秘密にしておきたいことが沢山あるのですから。
 ふっと意識が遠くなり、顔も海に沈んでしまった瞬間マリの体は急にあたたかくなりました。
 見上げると同じ景色があります。ただ、前と違うのは海の上に浮いていることぐらいでしたが、もう冷たさも一切感じなくなっていました。
「おめでとう。生まれ変わったんだよ」
 青年がちゃんと着いてきていたのです。
「生まれ変わり? 何も変わってないよ?」
「そんなものだよ」
 青年はあっけらかんと言いました。
 青年の意味のわからぬ言葉よりも、マリは目の前の海の水面を行き来している無数の光に気がつきました。
「あれは何?」
「産まれゆくもの、死にゆくもの、世界を変えたもの、魂の数々と祈り」
 魂。その言葉だけはマリの胸の中に鐘を打つかのように響きました。そして目を凝らして、しばらく見つめていると輝くものと、そうではないものがあり、星のように輝くものは道を形作り続いているのがわかりました。
「あ、道が見える」
「見えたのかい? じゃあ歩けるね」
 マリは恐る恐る足を踏み出してみました。すると楽しい気持ちで星と星の間を飛んでいた時のように足元が美しい光を放ってよりドレスを際立たせました。
「応援してくれてるみたいだね。さあ、どんどん歩こう」
 青年の声に後押しされて、勇気を出して飛んでみます。ありがとう、と心の中で感謝の言葉を沢山つぶやきながら、うさぎのようにぴょんっぴょんっと。右足、左足、ぴょんっ、ぴょんっ。
 光はマリの近くへどんどん寄ってきます。一つ一つを踏みしめ光をまとい、薄い氷の膜のようなオーロラを打ち破って星空へとマリは飛んで行き、月がとても大きく見えてきた頃、胸がいっぱいになって涙が止まらなくなりました。
 ドレスは一粒一粒がキラキラしていました。優しい光ばかりで、皆がくれた希望の光のようで、悲しみを超えた強さばかりが集まって、マリの落ちた感動の涙は皆の魂を癒すことになりました。マリを取り囲んでいた光たちも喜んでいるようです。
 この時が止まってしまえばいいとすら思いました。けれども、いつかはこの光も皆に返さなければいけないからとも覚悟していました。
 星は小さな絹糸を紡ぎだし、無数の一本の絹糸は宇宙で羽衣を作り出しています。
 月を越えて星を旅しているマリが、星々の紡ぎだす光の羽衣に見惚れていた頃、明日の光は準備を始めていました。
 少しずつ朝が近づいてきていたのです。朝は夢路を払うもの。今宵のマリの旅の終わりを告げるもの。
 何度も引き離されながらも、また夢を見ては引き離される。夢は時として残酷でもあるのです。
 マリは飛び跳ねることを止めて、しっかりと立って振り向きました。
 海で見たように、地球では沢山の光が浮かんでは消え、消えては現れています。
 磁石同士が吸い寄せ合うようにくっついては新しい色の光になっています。何かを求めているかのようにさ迷ってはくっつき、色を変えて離れるものもあります。
 マリには、まだその光が地球に生きとし生きるすべてのものの渇望や叫びや勇気だということを知りません。その闘いの中で悲劇や喜劇や幸せが生まれていくことも。
 今マリは地球へとしっかり歩いていきます。その歩みが地球からは流星に見えていることをマリは知りません。
 前を見つめながら、何一つ見逃さぬよう、一つ一つの、一粒一粒の魂の光を瞳の奥へ受け止めて、体の奥の宇宙に刻み付けるように、時を抱いて、止まらぬ時に願いを重ね合わせて、元いた場所へと戻るために、朝の訪れを告げる母の口付けに強い愛を感じ抱きしめ返すために、抱き上げてくれる強い父親に母と同じような頬への口付けをするために、マリは目覚めていき、少女からゆっくりと離れていくのです。
 マリの枕元には赤いリボンで結ばれた大きな犬のぬいぐるみと、前から欲しがっていた薄桃色の服と赤いスカートが置いてあります。
 目が覚めたら、きっと驚いて家中を走り回ってしまうことでしょう。

 きっとマリが喜びに飛び跳ねている頃、地球の裏側では夜を迎えた少年クリスが目を閉じ、美しい無数の流星がオーロラの空を駆け抜ける夢を見ることでしょう。その夢の中でクリスは必死に願い事をし、父親のようになれますようにと帰りの遅い父親のことを思い巡らしながら、叶わぬ願いと叶って欲しい願いを祈り続けるのです。
 その少年の父親は何をしていたかって? その日は観測中の天体の近くで無数の光を放つ小さな流れ星を見つけたのですが、その姿がスカートを履いた少女のように見えて目をこすり、もう一度じっくりと観測をしながらも新しい発見に胸躍らせていたようです。
 クリスの父親の帰りは朝方になりますが、クリスには堂々とプレゼントを持っていくようですよ。

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12/23

Wed

2015

「相手の気持ち」をわかるには

最後にこの手の記事を書いたのは4年前ほどで、

「相手の気持ちを考えて」
「人の気持ちを考えろ」は「自分の気持ち」しか考えていない

そこから4年ほど経ち様々な経験をし、そして今言えることは、相手の気持ちをわかれっていうのは「無理」です。
無理です。本当に無理なんです。
本当に4年前にも書いたように、そんなこと言ってくるやつは「だいたい自分のことしか考えてない」がほとんどだと思います。
やっぱりね、どう言っても、どう何度もアプローチしても、どうしても自分のことしか考えない人っている。
全部自分主体で考えて、自分主体で人の話聞かないけど、色々自分が苦労しているから他人にも配慮しているんだっていうタイプがいまして、何人かと遭遇しましたが、やはりね、変えようとしても無理でした。
だから言うだけ無駄なんです。言ってわかるならやんわり言い続けますよね。

人って人の気持ちなんてわかることはできないんですが、察することはできる。
昔書いていた記事の内容とほとんど今考え方が変わっていないってことは、やはり人と人との理解を深めるには、まず「聞き出す」「よく聞く」という技術が必要だし、そして初めて相手の心が開いてきたところでようやく自分の話をしたり、自分の場合は自分の恥ずかしい部分も全部いざって時ひけらかして、相手の話を聞いたりとかします。
それで察するという部分に辿り着くにはどうすればいいかっていうと、自分の場合は相手の生い立ち、経歴、立場、職業柄の苦労や責任、友人関係、家族などなど、ほぼ探偵並に探りつつも色々考えを張り巡らさないと、なかなか見えてこない。
それだけ他人が人の心を察するって難しいことだし、自分はまがりなりしも文章を書いているので、どうやら同じ「職人タイプ」の人とは話が滅茶苦茶合うのがわかってきましたが、やはりジャンル違ったり立場違ったりすると、まったく通じなくなるし、嫌なタイプ、肌が合わないとかはあるので、そこは無理に察しようとしなくても攻撃的だったり、やたらネガティブな人への対応は「荒んでいるんだな。お気の毒に」と心で思うくらいで大丈夫だと思います。
どうしても避けられない人間関係ってあるし、そこで「相手の気持ちを考えろ」は常に「私の苦労を理解しなさい」とイコールなので、嘘でもやんわりと相手を少し高く自分を低く見積もって話をすればいいのです。
そんで「あー疲れた。やってらんない。こんな会社やめてやる」とかあとの準備を進めるのもいいし、どうやったら上手くいなせるかを考えて日々トライ&エラーを繰り返すのもいいだろうし、そういう面倒なやつを上手くいなせるようになると確実に世渡り上手になりますね。
あとね、自分の苦労話とか親しくもないのに勝手にしてくるやつも要注意ですよ。やたらと世間を狭く見ている人とかね。
俺これだけ苦労したんだ。お前も俺を見習って苦労しろ。世の中はこれだからな。そうだろ。みたいなニュアンス含んでくる場合が多いので、これも安易に反抗的な態度取ったら危ないです。
つまり同意しか求めていないので、それ以外はだいたいダメなんですよ。
そんな人の「人の気持ちわかれ」なんてたかが知れてるでしょ。
どうしてもわかりたい人は苦労してください。色々な事を知ってください。そして人に対して優しくあってくださいとしか言いようがなく、もはや「逆説の十か条」並に強い人であり続けることを意識的に続けなければいけません。

私自身は他人に対して「強くありなさい」と言うことはまったくできないし、強くあろうとすることはとても辛いことなので、おすすめしません。
人に対して優しくあろうとすることは、自分に対して厳しくあろうとする人なので。
他人にも甘い、自分にも甘い、となると「自分を認めて欲しい」「仲間が欲しい」と同意なので。
他人は他人。自分は自分。
それでも社会は人間の協力生活区域のようなものなので、自分のできる範囲で自分にできないことをやっている人を尊敬できれば、相手の気持ちを察することができずとも、妙な扱いは受けないと思いますし、友達もできやすいですよ。

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12/22

Tue

2015

美味いものを全部入れたらゲテモノになる

これは創作における鉄則なんですが、やっぱり描きたいものというのは絞らないといけない。
そこにテーマ性があるか、ということを自分は考えたりするのですが、最近料理も楽しくやっていることから、よく料理に例えています。
何でも「塩梅(塩加減)」ってのが大事で「入れすぎない」「少なすぎない」という絶妙のバランスが素材の味を引き出すわけです。
そんでもって、よく最初は「作りたいものを作る」という気持ちが強すぎて、あれもやりたいこれもやりたい、と自分が好きなものを何でもかんでも詰め込んでしまいますが、料理に例えるなら簡単です。
自分の好みのものを同じ鍋の中に入れて混ぜてしまったら、恐らく食べられないものになると思うのです。
そういう意味ではテーマ、最終的な出来上がりとなるものは、シンプルなものの方がいい。
それを「メインの食材」とするならば、そのメインの食材がどのようにしたら引き立つのか。
主人公や脇役でさえ冷徹に扱わなければならない時があります。

創作には二つの目が必要です。
一つは主観。
これは誰もが持っているものですが、もっと突っ込んでいくとキャラになりきる演技力というか、その心情をよく知り、その視点から世界を見るという主観です。
これ、なかなかね、できそうでできないっていうね。
鍛えるには多くの人と出会って色々な人たちのことを知ったりするのが一番なんじゃないかと思ってます。
実際肌身で人間のこと感じないと、自分の世界に閉じこもったままになってしまうので。
二つ目は客観。
客観視って「人から見たらどう思うだろう」という意識ですね。
日本人はこの「客観視」が強すぎて、なるべく波風立てない方法で、自分を殺しすぎる人がいますけれど、それこそ「塩梅」です。
バランス感覚というものは、この客観視で養ってください。
ある一方向からのものだけが正しいことではないので。
この「客観」を養うには、常に哲学的かつシンプルな問いが必要です。
「それは本当に正しいことなのか(間違っていることなのか)」
という視点ですね。
色んな方向から見る。
たとえば悪には悪が成り立つ仕組みや理屈がありますし、それでは人間は落ち着いて生きられないから戦うという善もいますし、悪だとわかりつつ、おかしいとは思いつつ、正しいことに対して勇気を持てずに傍観しながら悪化していくのを眺めていく人たちや、悪には染まりたくはなかったけれど流されたり生きるためには仕方がなかったりとか、色んな立場の人たちがいます。
それを知るには沢山本を読んだ方がいいと思います。
自分が知らなかった世界を知る。
そして自分が認められない世界のことも知る。
そうやって己の中の価値基準に対する、時には愚かとも言える何かに気がつくわけです。

正直主観は誰にでもあるわけであって、やっぱり影響を受けてきたもの自分が好きなもの、鬱屈したものっていうのは誰しもありまして、それを表現することはまったくかまわないのですが、「何故それがあなたが書かなければいけないのか」という明確な理由と、さらには誰にも影響されていない独自視点がなければいけないのです。
もういっちょ欲しいのが、いかに主観過ぎるものであっても「周囲の環境をきちんと理解できている」というのが大事で、あまりにも周囲の感性とかけ離れていても、奇人変人の作品に終わってしまいますからね、いかんのですな。
どうしても「王道」というものがあって、「他人が安心して食べられる安定した味」というものがこの世界にも存在します。
最近はシナリオやお話の世界ではハリウッド的な構成における凝った仕掛けが主流になってきていますが、それもいずれは形態を変えていくことでしょう。
最先端のものをマネするのはかまわないのですが、それが自分でできかかった頃にはブームは済んでいるなんてこともザラに。
やはり最新情報を常に得ていることが大事ですし、専門外のことにも興味を持って積極的に情報を得て、理想を言うならば、その専門分野のお友達を作るのが最高です。
なんせね、会うたびにね、話してくれるからね。
お酒の席で一緒になれるような仲になったら、色々教えてくれますよ。
それタダで聞いちゃっていいのかな?っていうことをね。

人を作るのは常に人なので、素敵な人たちと繋がっていけば、自然と「美味いもの」ってのがわかってくるのですが、そこは慎重に自分の中で選りすぐって、「最高の料理」に変えていくのが腕の見せどころかと思います。

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プロフィール

HN:
あさかぜ(光野朝風)
年齢:
46
性別:
男性
誕生日:
1979/06/25
自己紹介:
ひかりのあさかぜ(光野朝風)と読みます。
めんどくさがりやの自称作家。落ち着きなく感情的でガラスのハートを持っておるところでございます。大変遺憾でございます。

ブログは感情のメモ帳としても使っております。よく加筆修正します。

気が付いたら他人からとても褒められる娘ができまして、人生が大きく変わりました。
この小さな可能性と向き合うため頑張って生きております。

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