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あさかぜさんは見た

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2008

アピールが足りない

「あなたはもっと自分のことアピールしたほうがいいよ」

 …と、言われても、どうすればいいのかわからない。
 目立つ人のほうが結構ぐいぐいいくわけで、いつまでも何を持っているかわからないような引っ込み症の人は損をする。

 なんとなく世の中がそういう気もしてくる。
 例外はあるにしろ、圧倒的に少なくて、宣伝とかがうまいほうが、結局勝っちゃってる。

 でも、選ぶ側の問題にはならないんだよね。
 あくまで、アピールしたほうの問題で終わる。

 なにかすっきりしないものがある。

 例えば…

 幼少の頃からいじめを体験し、家庭環境も悪く、社会人になってからも会社でのいじめ、リストラ、挙句の果てには退職の際、罵倒される。住むところもなくなり、家庭に戻るが、親に叱責され、耐えかね親を殺す。

 こういう事件があったとして、「本人の責任」という言論に違和感を覚える。
 それですませてしまっては、とてもいけないような事情がたくさんあって、その事情をとことん無視して事件そのものを抹殺しようとしているように私は見える。
 同類の事件が起こっては「本人の責任」というのは、「問題そのものを解決していない」ということになる。

 話がそれているように見えるだろうけど、これがいじめで殺されちゃって遺書が発見されたら、みんな真剣に考えるわけだけど、殺しちゃったら「こいつが悪い」ってことになる。
 前に航空機を降りる際に、荷物受け取りの場所から機内へと荷物を持って戻れるから(危険物も持ち込めるから)危険だという文章を提出したが受け取られず、実際にナイフを持ち出して事件を再現したら、対策をとるようになってしまった。

 一体この心理はどういうことなんだろうって素直に思う。
 心理的にみんなが納得すれば、アピールは絶大なる効果を発揮して、心理的に納得できなければ、アピールは効果がないわけだ。

 結局よく観察してみると、私が一番すっきりする答えは、理路整然としているようで人間は感情で動いているだけ、ということになる。
 アピールが足りないのは「心に響かないよね」ということ。

 この世の中は人の気持ちを操った人が勝者になる。
 操られた側の責任はいつもない。

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プロフィール

HN:
あさかぜ(光野朝風)
年齢:
45
性別:
男性
誕生日:
1979/06/25
自己紹介:
ひかりのあさかぜ(光野朝風)と読みますが光野(こうや)とか朝風(=はやぶさ)でもよろしゅうございます。
めんどくさがりやの自称作家。落ち着きなく感情的でガラスのハートを持っておるところでございます。大変遺憾でございます。

ブログは感情のメモ帳としても使っております。よく加筆修正します。自分でも困るほどの「皮肉屋」で「天邪鬼」。つまり「曲者」です。

2011年より声劇ギルド「ZeroKelvin」主催しております。
声でのドラマを通して様々な表現方法を模索しています。
生放送などもニコニコ動画でしておりますので、ご興味のある方はぜひこちらへ。
http://com.nicovideo.jp/community/co2011708

自己プロファイリング:
かに座の性質を大きく受け継いでいるせいか基本は「防御型」人間。自己犠牲型。他人の役に立つことに最も生きがいを覚える。進む時は必ず後退時条件、及び補給線を確保する。ゆえに博打を打つことはまずない。占星術では2つの星の影響を強く受けている。芸術、特に文筆系分野に関する影響が強い。冗談か本気かわからない発言多し。気弱ゆえに大言壮語多し。不安の裏返し。広言して自らを追い詰めてやるタイプ。

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