「人間、二度や三度、本気で死のうか、もうダメだろう、これ以上生きられないと思うようなことはある。しかし、生きると言うことは、殺生をして生き延びると言うこと。つまり、他の命を食らいながら生き延びている。だからこそ、それ以上に、生きるということの意義や意味を、見出して、それを高々と主張しなければいけない。さもなければ、君は生まれてはこなかったのだ。その前に、ここまで生き延びる必要性もなかった。今君は生きている。私の言葉を聞いているということは間違いなく、大地の上に存在している。その大地から生まれ育った他の生命を食らって生き延びてきたのだ。だからこそ生は尊い。だからこそ、命というものは尊い。遺伝子は、我々の本能の部分に生き延びようとするプログラムを植えつけた。そのプログラムに従って生きている。生命であれば、みな、生きようとするプログラムには逆らえない。罪であっても、しょうがないことなのだ。命を軽んずるのならば、他の命も大事にはできない。なにかひとつでもいい、君が本当に大切にできるものを探して、それを守ってみよう。そして、守っていけるものをひとつひとつ増やしていくのだ。食らっていった命のために、たったひとつのために、そしてゆくは多くのために、君は生を全うしなければいけない。さもなければ、君は、今まで生かしてくれたすべてのものを裏切り、ないがしろにしたということになる。生き延びよう。それが生きると言うことだ」
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