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あさかぜさんは見た

日記

06/07

Sat

2008

 気持ちに変化を入れようと思って丸刈りにしてみた。でもなんの変化もなかった。虚しい。両親は見世物みたいに見るし、同じ質問ばかりする。そして、予想通りの行動をとった。すると思った行動をした。それを見てとても虚しくなった。

「結婚したくないんだ。父親に自分が凄く似ていて、それを知る瞬間ごとに父親にされた嫌なことを思い出すから、子供に自分みたいな思いをさせたくない。人生潰しちゃうから」

 自分が思春期の頃の父親は絶えずイライラしていた。ただ自分は刺激しないように、心細く過ごしていた。今はそんな記憶しかない。

 自分でやったけど、じろじろ見られている。口数もいつもより多い。こんなことでもしないと会話の糸口がないのがとても虚しい。どうして心から語り合えない家族なのだろう。どうして本音を隠して過ごさなくてはいけない家族なのだろう。

 明らかにあった、中学三年のときの父親からの過酷な精神的いじめは、今でもよく覚えている。人の欠点や、気に入らない点をきっかけにして、人の精神が壊れる寸前までいじめるなんて、親としてあってはいけない行為だった。私はそのことを今でも許していない。親はいじめだとこれっぽっちも思ってはいないし、きっともうすっかり忘れている。でも、その時、父親を殺そうと思っていたし、逆に自分に死の危険性があった。

 例えば、こう言う人がいる。「誰のおかげで今まで生きてこれたか。親にありがたいと思うならまだしも、恨むとはなんたることか」
 結果論ですべてをよいもので終わらせられるのなら、倫理や道徳なんていらねぇんだよ!!別に語るつもりもないけどさ。
 ならば逆に言ってあげよう。「自分の娘を強姦して過ごしてきた父親が娘に殺されたら、当然娘を非難するのでしょうねあなたは」

 どうしてこんなに疲れるんだろう。気にしすぎなのかな。大人になるってさ、相手の罪を柔らかく包むこと?でもそれは罪を忘れ去れということではないよね。

 大人ならばどうするべきか。彼が犯した罪を、最大の幸福でもって返してやること。きっとそれ以上の仕返しはない。

「私は、あなたよりも数段に格が上の人間なのですよ」

 ただ見下しているだけか。
 でも、見下されて育ってきた人間は、誰かを見下すことでしか自分の存在を維持できない。悲しいほどに、癖がついている。

 もう、嫌だ。

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プロフィール

HN:
あさかぜ(光野朝風)
年齢:
46
性別:
男性
誕生日:
1979/06/25
自己紹介:
ひかりのあさかぜ(光野朝風)と読みます。
めんどくさがりやの自称作家。落ち着きなく感情的でガラスのハートを持っておるところでございます。大変遺憾でございます。

ブログは感情のメモ帳としても使っております。よく加筆修正します。

気が付いたら他人からとても褒められる娘ができまして、人生が大きく変わりました。
この小さな可能性と向き合うため頑張って生きております。

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