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あさかぜさんは見た

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2011

少し、落ち着く。

ほんの少しだけ落ち着くが、物凄い底へ落ちていく精神的感覚が抜けない。
ふとしたことで下がる。
もともとコンプレックスの固まりなだけに、ネガティブ思考が強く、まずい時はまずい。
生きててもどうしようもない状態、死んだほうがましなのではないかとか、この劣等感が余計に心を歪めはしないだろうか、とか。
もうこれ以上歪んだら、本当に生きていけなくなる。
メンタルが弱い、いや、女々しいのかもしれないが、こういう弱点を抱えていると、もう豆腐が崩れないように鍋をかき回しているような気持ちで、崩れたら崩れたで立ち直れず、かといって安定している状態でもなく、結局この「何もしなければ豆腐は崩れない」という発想から「じっとしていればいい」になり、そこから徐々に状況は悪化し、最後には「何もできなかった」になり、行き着くところは「生きててもしょうがない」になる。

その手の心理はよくわかっていたはずだけれど、今回は、遊園地などにたまにある宇宙船やトロッコに乗って目の前のスクリーンと乗り物の傾斜で落下しているように錯覚しているあの感覚に似ていて、ビルとか崖とかから急に飛び降りて落下するようなものとはまったく違う。
人生は緩く落ちている時、その劣等感、墜落感をバネにしてのし上がれる人とそうでない人間がいて、特に精神力がなくなってしまった時、他のもので補い続けるのは非常に難しいことで、そして人は静かな闇の淵でようやく様々なことを内省しだす。
その内省が破滅に向かうこともあれば、改善に向かうこともあり、自分はどこか裏目に出ているのではないかという自らへの疑心暗鬼にかられている。

これを「挫折感」というのだろうか。
でも「悔しい」という気持ちがまったくない。
「こんなものなのかな」という気持ちのほうが強く、これが元の自分なのだろう、何ももっていないのだろう、もっと言えば自分の魂の底に沈んでいたものが再認識されたということなのだろう。

たった一度のゴールをするまでに、なんと長い道のりか。

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プロフィール

HN:
あさかぜ(光野朝風)
年齢:
45
性別:
男性
誕生日:
1979/06/25
自己紹介:
ひかりのあさかぜ(光野朝風)と読みますが光野(こうや)とか朝風(=はやぶさ)でもよろしゅうございます。
めんどくさがりやの自称作家。落ち着きなく感情的でガラスのハートを持っておるところでございます。大変遺憾でございます。

ブログは感情のメモ帳としても使っております。よく加筆修正します。自分でも困るほどの「皮肉屋」で「天邪鬼」。つまり「曲者」です。

2011年より声劇ギルド「ZeroKelvin」主催しております。
声でのドラマを通して様々な表現方法を模索しています。
生放送などもニコニコ動画でしておりますので、ご興味のある方はぜひこちらへ。
http://com.nicovideo.jp/community/co2011708

自己プロファイリング:
かに座の性質を大きく受け継いでいるせいか基本は「防御型」人間。自己犠牲型。他人の役に立つことに最も生きがいを覚える。進む時は必ず後退時条件、及び補給線を確保する。ゆえに博打を打つことはまずない。占星術では2つの星の影響を強く受けている。芸術、特に文筆系分野に関する影響が強い。冗談か本気かわからない発言多し。気弱ゆえに大言壮語多し。不安の裏返し。広言して自らを追い詰めてやるタイプ。

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