「仕事を辞める」と言ってから半年が経った。
すんなり辞められると思ったら、「いなくなったら俺大変になるでしょ。俺死んじゃう。俺を殺さないで」とか「自分のことしか考えないで」と言われ、渋々半年状況が改善されるのを待った。
だけれど半年経って、なお状況が悪くなるばかり。
いい加減きりがないと思い、9月半ばで辞めることにした。
色々世話になった部分もあり、自分なりに義理を通そうとは思ったけれど、結局はそれも通じず仕舞いなのかもしれない。
ある記事を読んだ。
芥川賞作家のほとんどは消えていく。
純文学では食っていけない。
だから編集者も仕事を辞めるなと言う。
出版の現状として売り上げはどんどん落ちている。
とあるツイートが引っかかる。
「『ウィガン波止場への道』で生活の苦しいものが何故必要な栄養を確保するために食料に回すのではなく紅茶やチョコの嗜好品にお金を回すのかという問いに、生活が苦しいからこそだという結論を出していた」という内容。
自分も言われたことがある。
「会社で苦労してきて帰ってきているのに、重苦しいものなんて読みたくないんだよね」
当然だ。
これから富は一部の人間の元に集まっていく。
そして中間層はなくなり数パーセントの富裕層と圧倒的な貧困層に分かれると言う。
だとしたら、余計に人々は日常を忘れる娯楽的なものや、夢を与えてくれるようなアイテムにお金を使いたがるはずだ。
小説などと言うものが「人をちゃんと見つめる」形で残るかどうか怪しい。
日本の社会はこれからますます息苦しいものになっていく。
失敗を責め立てる。
挑戦を止めようとする。
先ほども記事を読んで不安で胸が苦しくなった。
純文学は売れないから当然食えない。
芥川賞をとっても10年で賞味期限が切れて、そこからは仕事が一切なくなる。
そんな内容だった。
正直、いかにも日本人っぽい思考で、何故広がっていこうとしないのだろう。何故地球全部を見回すような見方がないんだろうって思った。
今の出版業界が日本国内に固執しているのがよくわかる。
苦しい。息苦しい。
もう日本は日本人を商売相手にするような時代じゃなくなってる。
じゃあ、もう外に出て行くしかない。
ずっとそう考えてる。
まずはお金が必要。
元手。
当面の生活費を確保するために、声も使っていこうと思ってる。
使える手段はどんな手段でも使っていく。
もう面体にこだわっていて、生き残れるはずはない。
可能性のある世界を創りたい。
可能性が見えるものを創り出したい。
自分の理想の世界を創るには、生き残らなきゃ。
自分だけではなく、より人の心が「逃避」という手段におけるものではなく、「豊か」になるように芸術を目指したい人の手助けをしたい。
世界中のクリエーターと繋がりたい。
そのためには精神と肉体を改造する必要がある。
自己暗示の方法を徹底させ、より深い祈りの極致へと自らを誘う。確実に心の中の邪悪を祓う。人を悪く思ってもいいことはないのだから。
運動を必ず行い、ちょっとやそっとじゃばてないようにする。体力なさすぎ。さぼりすぎ。
自分の書きたい世界をきちんと構築するために、本を必ず読む。頭悪すぎ。適当なことばっかり言ってても呆れられるだけ。
やることは沢山ある。
夢ってのは、現実の先にしかない。
やるしかないんだ。
じゃないと、生きてる意味すら見失うんだから。
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