私は親に思春期の頃から否定語を与えられ続け、かなり精神が歪んだ方です。
でももっと酷かったのは、私を取り囲んだ「読者」の人たちで、こういう言葉を使っていいのか「無神経」にもほどがあった。
傷ついたし、立ち直れないと思ったほどにも言われた。
一般の人から芸術家の人まで。
あらゆるジャンルの人たちから言われた。
夢を持てと言うけれど、こういう理不尽さに耐性がなければ、下手に希望を持たせると周囲を不幸にするし、そして最悪の場合個人の死が待っている。
下手にのめり込んで、引き返せないところまで行ってしまい、夢も何もない悲惨な状況に囲まれ、そして絶望したまま死んでいく。
だから、才能は早めに悟った方がいいんだ。
苦労をすればいい。
特に20代は特に。
トラウマになろうと何になろうとやった方がいい。
トラウマを抱いて進めなくなるようなら、残念ながらそこは天運がない道。
もう少し頑張ればいいとか、そういう次元じゃないんだ。
そういうギャンブルに溺れて、もう少し金があれば大金が当たるんだ的なジャンキー的発想になるのは、やっぱり自分が苦労した分を取り戻したい、ギャンブルなら自分が金をつぎ込んだ分を取り戻したい。
同じ発想でしかない。
日記では「いつ始めても遅くはない」という内容も書いているけれど、そこはどんな業界なのか調べないといけない。
勘違いする人は、まったく調べていないし、妄想だけを膨らませて「自分の夢は叶う」という言葉や材料や励ましを集めてくる。
その業界で生き続けるということと、一生大事にしていく趣味、年をとってもできること、を混同してはいけないんだ。
でもその限界を悟るためにも懸命に、本当に身を削りに削りつくしてやらなければいけない。
さもなければ、最悪他人の人生を狂わせる。不幸な形で。
夢はぬるま湯では叶えられない。
だからこそ、夢に向かう人に理不尽さを教えたい。
恨まれても、いかに嫌悪されてもいい。
どんな素人でも自分なりの正当な評価を下すようにしている。
今最年少で世界の宝と個人的に評している映画監督がいるけれど、本当に傑物だと思っている。
1996年生まれ。恐ろしい人材だ。学生で100万貯めて自主制作映画作るとか普通じゃない。
数年前から凄いと思っていたけれど、ああいうのを才能というのだと思う。
最初からやることが桁が違う。
やっぱり人と一緒じゃダメなんだよ。普通の人と同じじゃ洒落にもならない。
夢の世界は、食っていくには厳しい。
でも、もし応援してくれる人が、金を払ってまでも応援してくれる人がいるのなら、その人のために懸命に、本当に命がけでやらないといけないんだよ。
この世界は理不尽。
だから私は心底理不尽さを教えたい。
さもなければ、人が不幸になるのだから。
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