ふっと漠然と死にそうになる。
心が死にそうになる。
何度も心の中で轟々と否定語が渦巻き、何度も自分を責める。
親に言われたことを何度も何度も思い出す。
刷り込まれたように思い出して、「ああ、そうか。もうダメだ」そう思う。
「ダメならもう生きていることない」
そういう時、必死に思い出そうとする。
少しでも自分のことを必要としてくれている人のことを。
去年、じいちゃんが死んだとき、父親は自分の父親のことをほとんど語ろうとしなかった。
葬式のとき、ほとんど話題に出さなかった。
自分も、こうなるだろうなと、強く感じた。
親子といえど、伝え方を間違えれば、自分の父のことを好んで語ろうとしない子どもができる。
正直に言わせていただければ、それはとても不幸だと思う。
自分が父親からやられたことをまねすることはない。
でも、確実に刷り込まれていて、はっと気がついてショックを受ける。
自分もまた、ひどくなってきている、と。
そして十年近くもかけて、ネガティブなものにどっと引きずり込まれながらも、前向きに生きようとした。
これからもそうありたいと思う。
でも、時折妙な感情が沸き起こる。
「なんで、自分、生きているのだろう。価値がないなら、消えてなくなればいいんだ」
虚無といつも背中合わせで生きている。
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