「ショーシャンクの空に」みたいに安心して見れた映画。
いい映画でした。
どうにも充実した見ごたえのある映画だと思ったら、実話だったんですね。
ロン・ハワードの魅せ方もお見事。
ちゃんとした人間の思いがぎゅっと凝縮されたヒューマンドラマになっているし、ちゃんとボクシングの映画としての見ごたえもある。
「ミリオンダラーベイビー」とは違って、最後まで希望の持てる映画でした。
特典映像の中で、本当の試合のシーンがあるけれど、相当忠実に再現されています。
なんといっても、ラッセル・クロウのあの天才的な演技。
ああいう役者さんは、もはや伝説的英雄の域です。
奥さん役のレネー・ゼルウィガーも彼女じゃなければこなせなかったかも。
愛情あふれる奥さん役の感情のすべてを演じきってます。
とにかく凄いのはラッセル・クロウ。
いつか会いたい。
ラッセル・クロウだけを絞って映画をみると、彼の能力が大変よくわかります。
太ったり痩せたり、それだけじゃなくて、役柄によって顔つきが変わって見える。
今回はボクサーの役なので、「インサイダー」みたいな中年太りの弱弱しいおじさんじゃなくて、「グラディエーター」みたいに引き締まってます。
前から好きだったけど、もっと好きになった。
ああ、好きだ~。
映画の中で奥さんに「私の中の一番のチャンピオンよ」みたいなこと言われるけれど、そんなこと言われてみたいと一人でにやけていました。
大恐慌の中で人々が自分と重ね合わせて、映画の中の主人公を応援したのだなと、しみじみ。
人の心にダイレクトに届いていくものって、やっぱり時代を象徴する何かがあって、それを各々重ね合わせていく姿はいつの時代も同じです。
最近、イライラして落ち着いていたけれど、久しぶりに満足げな余韻が残ってます。
このままゆっくり眠りにつきたい気分。
[0回]
PR
http://asakaze.blog.shinobi.jp/%E6%98%A0%E7%94%BB%E3%81%AE%E6%97%A5%E3%80%85/%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%AC%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%83%B3シンデレラマン