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あさかぜさんは見た

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06/18

Sun

2006




う~ん、原作は読んでおらず、渡辺謙を楽しみにして見に行ったけれど、まわりは結構中年層が多くて、若い人はそれに比べれば少なかったように見えた。
いや、それにしても、アルツハイマーで悩む強烈な苦悩を演じられるのは、日本では彼のほかにはいないでしょうというくらいの演じよう。
もしかしたらこの映画まるまる「THE渡辺謙」と言えるかもしれない。
どうして彼がこの作品に惹かれたか、彼の人生を知るものなら汲み取れるような気がします。
お見事ですとしか、言いようがないのですが、

それよりも、

それよりも、もっと驚いたのが、20分も出ていない大滝秀治が渡辺謙を軽く凌駕していたということに驚いてしまった。
いや~、凄い。
凄すぎる。
もはや達人としかいいようのない演技を超えた生身の迫力があります。
映画を見ていてもわかりますが、「ああ、この人は演技をしているんじゃなくて、台本から読み取った感覚を表現しているのだな」ということがわかります。
おお・・・鳥肌が立ちますよ。

国宝級ですな。

彼を主役にしたら、出演者全員が霞みそうな迫力。

渡辺謙の印象よりも、大滝秀治の印象が強烈。
あまりここでべた褒めしてしまっては、せっかくの渡辺謙の人生の結晶たる演技がそれほどでもないみたく読み取れてしまいますけど、そうじゃないんですよ。

それと奥さん役の樋口可南子も凛とした感じがして清楚で、弱さも強さも兼ね備えたすばらしい演技。
渡辺謙の奥さん役として霞むことのない対等の演技。
あれだけできるとは、実生活でも凛と一本通ったような強さがあるのでしょう。

もうひとつ、脇役もいい味を出していましたが、その中で最もたる人が及川光博。
お医者さんの役で出てくるのですが、ある事情を抱えた複雑な内面を、ぐっとこらえるような告白のシーンがとても印象深かった。

本編とはぜんぜん関係ないけど沢田研二も凄いんだよなぁ・・・
なんともいえない味を出す人

いやぁ、大滝秀治に惚れた。

キンチョールの宣伝心行くまで見よう。

http://www.kincho.co.jp/cm/

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プロフィール

HN:
あさかぜ(光野朝風)
年齢:
44
性別:
男性
誕生日:
1979/06/25
自己紹介:
ひかりのあさかぜ(光野朝風)と読みますが光野(こうや)とか朝風(=はやぶさ)でもよろしゅうございます。
めんどくさがりやの自称作家。落ち着きなく感情的でガラスのハートを持っておるところでございます。大変遺憾でございます。

ブログは感情のメモ帳としても使っております。よく加筆修正します。自分でも困るほどの「皮肉屋」で「天邪鬼」。つまり「曲者」です。

2011年より声劇ギルド「ZeroKelvin」主催しております。
声でのドラマを通して様々な表現方法を模索しています。
生放送などもニコニコ動画でしておりますので、ご興味のある方はぜひこちらへ。
http://com.nicovideo.jp/community/co2011708

自己プロファイリング:
かに座の性質を大きく受け継いでいるせいか基本は「防御型」人間。自己犠牲型。他人の役に立つことに最も生きがいを覚える。進む時は必ず後退時条件、及び補給線を確保する。ゆえに博打を打つことはまずない。占星術では2つの星の影響を強く受けている。芸術、特に文筆系分野に関する影響が強い。冗談か本気かわからない発言多し。気弱ゆえに大言壮語多し。不安の裏返し。広言して自らを追い詰めてやるタイプ。

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