1、2、3と見たのですが、1が一番面白かったです。
端的に紹介すると、1はちょっと目を背けたくなるシーンが多いですけど、驚き。2は「なんだかエスカレートしてきたなぁ」サディスティックな要素が強くなり、3はついにえぐいほどの拷問シーンに吐き気がしてくるほど気持ち悪いです。
シリーズなのでセットで見ると色々裏舞台がわかってくるのですが、3などは表現方法が大変直接的過ぎて、「映画である」という範疇を多少逸脱してしまっているのではと感じました。だって戦争やっているところの生の写真のほうがずっとメッセージ性がありますからね。
3なんか見てて、「うっわぁ~、うげぇ~」ってな感じで見てました。面白いと言えば面白いのですが、残虐的なシーンが多すぎて、肝心のストーリーに集中できないと言う難点があります。しかも2や3はちょっと暴走していて完全に仕掛けたメッセージを映画の中の人間がぶち壊していると言う、筋の通らないシナリオで、冷静に考えるとやっぱりストレスのたまる映画になります。
このシリーズは脱出映画とも言えるのですが、脱出をさせる代わりに代償を払わなければならないのです。その代償へのメッセージがあるのですが、例えば命を粗末にする人に、生とはなんぞやを逆説的に証明させるのですね。例えば助かりたければ炎に包まれなきゃいけないとか、目をえぐらなきゃいけないとか。そんな感じで見れない人はダメですね。
1はそれほど残虐なシーンは多くなく、むしろシナリオとしてこっているので、大変お勧めです。一回見たらわかってしまうので、二度見る気にはならないかもしれませんが、自分は研究のために3回ほど見てます。
シナリオだけ楽しみたいと言う方はレンタルなどで済ます方法もありますので、むしろそちらのほうが無難かもしれません。
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