1998年TAITOの音楽制作グループZUNTATAの作品。G・DARIUS(ジーダライアス)のリメイク版として発売されたもの。
今は絶版になっていて中古でしか手に入らないが、とにかく最初はガチャガチャしてノイズみたいにまるで雑音のように聞こえて聞けたものじゃなかった。電子音の波が襲う。
でもだんだんとその雑音に慣れてくると、ノイズやビートの中からしっかりとした音楽が聞こえてくる。
最近2chで「みんなで決めるゲーム音楽ベスト100」というコーナーがあって、当時ゲーマーだったことから懐かしく聞かせてもらっている。
未知の音楽を探してやったこともないゲームのサントラも買っていた。
そのコーナーで初めてこの音楽が出てきたので、ゲームこそやっていないけれど、サントラを持っていた私は当時のことを思い出していた。
リメイク版も普通版も手元にある。
当時のことっていっても、その音楽を聞いていた頃のことなんてうまく思い出せないけど、何度かこの音楽を聞いて、理解した時鳥肌を立たせたのは覚えている。
未知のものに触れるとき、人はたいてい拒否反応を起こす。
これは受け付けられないと、しばらくアルバムを放っておいたことを覚えている。
それが、何かの拍子で全部聞いてやろうかとなって、通しで何度か聞いてみる。
最初の拒否反応がだんだん薄れてきて、音に慣れてくる。
音に慣れてくると、少しずつだが音を受け入れだす。
音を受け入れだし、音楽を理解し、鳥肌を立たせる。
最初はスピーカーから聞く。
そしてもっと知りたくなってヘッドフォンを使う。
細かな音まで理解して「これは凄い」と思うようになる。
理解の過程とはたいていそういうもので、未知のものは拒絶からはいるのは人間の心理のようだ。
こういう新しい音楽を出してくれる人がいないものか、ZUNTATAは音の冒険にかけてはクオリティーが本当に高かった。
これを聞いて今でもそう思う。
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