生計を立てていけるっていうのが一番。
確定申告で、その職業を書けるのが最もなことになるのだけど、今回は「プロとして続けていくには大衆受けするようなものを作れ」と「自分の好きな事やって個性を伸ばせ」の両立しない2つが存在していることについて。
どっちも正解です。
昔から芸術家ってお金の問題は付きまとっていた。
つまりパトロンと芸術の問題は切っても切れなかったし、今だって大量販売に耐えられるものを作りながら自分の本当に作りたいちょっと独自のものを空いた時間に作るということをやっている人がいる。
メインで稼いでいる業種は違って、副業としてやっているとかも多い。
やっぱり生活できなければ芸術は続けられないし、理解者や気に入ってくれる人がいないとお金は手に入らない。
それもこれも生活のため。生活優先で文化芸術活動が可能になります。当たり前ですが。
デザイナーというのは受け入れられるように創り込む。
アーティストというのは強い個性を打ち出していく。
どっちかしかないってことはないだろうから、やはり両立しながら探っていくしかないし、人に受け入れられることを目指しながら、少しずつ自分のエッセンスを入れていくというバランス作業は2つの論理は矛盾していて相容れなくとも技術的には可能な事。
それととにかく人に見せること。ネットじゃなくてちゃんと対面で人の顔を見ることをお勧めしますよ。
百聞は一見にしかず、ぐらいの雲泥の差があります。
見てくれる人を増やして様々な意見を聞いていかないと、人のタイプも見抜けない。
やはり人には趣味や好む趣向がある。
それは最初の時点ではまったくわからないから、見抜けるようになるまで見せまくって色々言われていくしかない。
とにかく続けて、凹んでも止めないで、基礎をしっかりやっていくしかない。
毎日が修行なのです。
何か大きなショックがあった時、突拍子もないオーダーが降りかかった時、やはり立ち戻って骨となるものは「今までしっかりとやってきたこと」以外ありえないんです。
長く続けていくには基礎は最も外せないもの。
否定されて辛い。
批判されて苦しい。
いつまで経っても下手だ。
だったら上手くなるまでやるしかない。
基礎的な技術や勉強が疎かなら調べて学ぶ。
出来ないのなら、もう止めればいい。
というより、プロになるのを諦めて趣味でやればいいのです。
身近な人に見せていく。
ネットでひっそりとやっていく。
それでいい。
不特定多数の人に褒められたいなんて慾出したら絶対傷つくし続けるの嫌になります。
芸の道は一日にして成らず。
辛いものなんです。
楽しいのは、まったく知らない赤の他人が心の底から感動してくれた時だけになりますよ。
でもそれだって一部。
一つ一つの他人の気持ちを受け取って、少しずつ成長していくのが芸術家だと今は思っているので、誰かのために心血を注ぐような姿勢じゃないと、決してよくはならないです。
世の中には才能と呼ばれるものもあり、天才がいます。
でもほとんど全ての人が秀才です。
天才とは天からもらった感性・心で理解してしまう人。1を聞いて自分で解釈して10を編み出せる人。
秀才とは努力に努力を重ねてようやく人から「天才」と言われるような能力を身につける人。人に血の滲むような努力をしてないように、その道に負の感情を抱いてない人。
私はそう思ってます。
楽して何かを成せるとか、褒められたいとか、よこしまな気持ちがある限り、決して技術が上がることはないです。
色々経験してきて今の段階で言えることは以上。
妥協は衰え。自らを鼓舞してモチベーションを保つのは他人の仕事じゃない。自身の仕事です。
また10年後、違ったことを書くかもしれませんが、それはまた経験上悟ったことなのであしからず。
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