5月に入り、雪が降った。
この時期に雪が降るのは実に21年ぶりだという。
21年前は私は中学2年生だったのかな。
ちょうどじいちゃんがバイク事故で亡くなった翌年だろうか。
初めて肉親を突然の事故で亡くした中学一年のころは、自分が悲しんでいることすらわからなくて、随分と指摘されて困ったものだった。
そうじゃないつもりでいたのに、やっぱり様子がおかしいと言われた。
あの頃と今と、どう変わっているのか、もしかしたら中学生のままなんじゃないかとか、そんなことさえ思う。
相変わらず酒に酔って人に迷惑かけるし、心は弱いし、かろうじて張り付いている理性の膜など、いとも簡単に破れてしまうし。
私小説なんて書くつもりなかったんだけど、こんな屑っぷりは、これからもあまり変わらないと思うから、恐らく書いていくんだろうな。
生きられない。
自分のような男は、世間ではまっとうに生きられない。
生きようとしてもずれていく。
だから、違う道を歩く。
遅いけれど歩いて進んでいる。
私は私の運命を直感している。
私はどうしても今の順路じゃないといけなかった。
「ああ、こいつは勘違いしている」「頭がおかしい」
きっと他人から見たらそういうレベル。
でも他人は自分の体の感覚や心などわかりもしないし、世界でたった一人自分だけが信じているに過ぎない。
世界でたった一人、自分だけが勘違いし続けてもいいじゃないか。
そして、それを現実で証明すればいい。
桜はまだ咲いていない。
北海道の桜は後一週間後です。
21年ぶりのみぞれは、冷たかったですよ。
嬉しいぐらいに。
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