日本の家計金融資産は総額1400兆円あるとテレビで言っていた。
現在の借金は1000兆円ほどあるという。
国民の資産がまだあるから、この国は潰れないのだと言った。
じゃあ逆に言えば、借金総額が1400兆円を越えていけば国家破綻のカウントダウンが始まるということなのだろうか。
いずれにせよ、あって得をするものでもないものが歯止めがかからず増え続けているということは、それがどこかで大きく弾けてしまうのではないだろうかと考えている。
日本国の場合、どこか他国に敗れるわけではない。
だから「国敗れて、山河あり」ではなく、ただ滅びた後に、名残が残るのではないか、そうはならなくとも、そこまで追い込まれる可能性は充分あるのではないか。
これは自分自身への戒めとして覚えておこうと思う。
滅ぼすのは誰でもないこの国のすべての人たちだ。
10年だろうか、20年持つだろうか。
私がちょうどおじいさんにさしかかろうという時、この国はいかなることになるのか。
もう他国は日本の寿命を計算しているのではないだろうか。
どんな道をたどろうと、日本国家の今ある国家枠を排除するという方向性は変わらないだろう。
いろいろな意味でボーダーレスになる。
そうしなきゃ生き残れない。
これからは日本人という基盤をもって、地球人としての意識で、どう国家枠を超えて活躍できるのかを考えていかないといけない。
国破山河在 国破れて山河在り
城春草木深 城春にして草木深し
感時花濺涙 時に感じては花にも涙を濺ぎ
恨別鳥驚心 別れを恨んでは鳥にも心を驚かす
烽火連三月 烽火 三月に連なり
家書抵万金 家書 万金に抵る
白頭掻更短 白頭掻けば更に短く
渾欲不勝簪 渾て簪に勝えざらんと欲す
どこかで「国家は永遠だ」と無意識に思い込んでいる。
昨日までの生活が明日も続くはずだという前提で毎日を生きている。
何かその思い込みを打ち砕かれていくような気持ちになっている。
いつから人のことよりも数字のことを優先させるようになったのだろう。
いつから隣の苦しみの声よりも甘言に心浮き立つようになったのだろう。
自分の懐に札束入れられれば目の前の人間に大きな石を落とし「私は直接手を下していない」と平然とした顔で言える神経はどうやったら養えるのだろう。
俗物に権力を握らせると末端まで腐敗する。
そんな国にはなってはいけなかったのに。
これからでも少しは取り戻せるのだろうか。
力をつけなくては。
何が起こってもいいように。
願わくば、こんな戯言がただの狂人の妄想で済みますように。
[1回]
PR
http://asakaze.blog.shinobi.jp/%E6%97%A5%E8%A8%98/%E5%9B%BD%E6%BB%85%E3%81%B3%E3%81%A6%E5%B1%B1%E6%B2%B3%E3%81%82%E3%82%8A国滅びて山河あり