才能とは絶えずそこに浸らせておかなければならない。
さもなければさび付くのだ。
ほかの事を一生懸命していて日常に追われ、そしていざストーリーの世界へと入り込もうとしても何も浮かばない。
浮かばないのが非常に苦痛で、積み重ねられないのが苦痛で、ため息をつく。
そういえば、高校の頃の友達とごくまれに連絡が取れたとき、昔あった鋭いインスピレーションのようなものがなくなっていたことにショックを受けた。
どうしてなくなってしまったのかはわからないけれど、はっきりとあたりの感覚でわかる。
幼い頃の鋭敏だった、何よりも尊いものが、大人になって消えうせている。
何のせいなのだろうとか考えるつもりはないけれど、寂しいと思った。
自分でさえ、一週間二週間あけば、このざまだ。
ひどいものだと思う。
また最初からやり直さなければならないような気持ちになって、面倒くさくなる。
思えば夢を語る人にあまり出会ったことがない。
こうしたらとっても楽しいとか、こうしたら幸せになるとか、でかいこと考えて、バカみたいに突っ走っているという話をする人がいない。
それはとても寂しい。
自分が何かを作るとき、子供の心だけは忘れていない。
いつもそうだ。
純粋な心が、何かに一途に向かわせる。
汚れてしまっては、まっすぐには進めない。
最後の時
僕らは確かめ合った
ここにいると叫びあった
地球はめぐり
星は流れ
僕らの時間は
どこかに置き忘れ
昔のあの夕日は
いつの間にか消えている
幼少の頃の輪郭は
ぼやけて汚れてしまった
明日を迎える
僕らは見つめあった
確かに存在する現実
言葉は増え続け
傷つきあい
喜び合った時間は
過去に流れ去り
昔と呼べるほど
懐かしむことがあるのだろうか
幼少の頃の輪郭は
ぼやけて汚れてしまった
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