梅の花が咲いていた。嬉しい。
なにせ花なんて咲くことなかったのだから。
この下でめいいっぱい焚火したのがよかったのかな。近所の人に怒られたからもうやらないけど。
札幌で小さい頃一軒家に住んでいたけど、そこに立派な梅の木があった。毎年見事な梅の実を成らせていたけど、その時は犬がいて、せっせと根元で用を足していた。
何もしなくても肥料が与えられていたから実も大きかったけど、この家は別に何もしてない。
肥料あげたら実とかなるのかな。
札幌にあった家は目の前に円山公園があり、この時期はべーべキューの煙で白く濁っていたし、北大連中等学生が結構やらかすので、桜に対して良いイメージなどあまりない。
今は学生さん相当丸くなって昔のように無茶やる人減ったけれどね。
人間はどんどん年を取っていく。
僕って、つい三十年前まで子供じゃなかったっけ? 四十年前はお腹の中にいた。
でもこの木は僕より年上じゃないかな?
それでも2m位の高さで枯れてるっぽいところを切ったので不格好。大きくはない。
生きてはいるんだろうけど・・・と眺めていたけど、花が咲いてよかった。
意外に強いんだな。実が沢山収穫出来たら梅酒でも作って10年後とかに飲むのも洒落てる。成ることはなかったから期待していないけど。
自然相手だととにかく時間がかかる。
人間のことだと、締め切りだ納期だ決算だ業績だノルマだ収入だ支払いだと急かされることしかないのにな。
そしてぼんやりしていたら僕も立派なおじさんになってしまった。どこからどう見てもオヤジ。
本当に時間の流れって平等なの?
でも咲いてよかったよ。梅くん。
君は若者なのか、大人なのか。いやいや、まだまだ若いのだろうな。ゆうに50歳以上だとしても。
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