限りなく透明に近いブルー

乱交やヤクでらりっていたり、暴力的だったりするけれど、初めてすべて通して読んでみて、登場人物がこれだけ爆発的に力を消耗しているのに、なんてみんな孤独なんだろうと感じた。
まるで大音量の中にありながら個々が静寂の中にいるようで、個人が好き勝手にわめきちらしているようで、それでいて繋がりを求めてどこともわからない場所で触れ合おうとしながらも、手を離す。
不思議な感じがする小説で、水の中に消えてしまう角砂糖を思った。
それは空に溶けていってしまうもので、味もせず、後味も残らず、どこかに消えたまま、空だけが残ってしまうような、なにもかも届かないものの前で手を伸ばそうとも、離れもせず、眺めているような、そんな静寂。
つまりは皆、はっきりとは動いていない。
人生において前進するわけでもなく、ただ刹那的であるだけ。
セックスが何になるのだろう。
クスリが何になるのだろう。
すべては、消えていくような感じ。
そんな不思議な小説で、ノルウェイの森、限りなく透明に近いブルー、人間失格と読んでいくと、さらにブルーな気持ちにどっぷりつかれるかも。
試してみる人どうぞ。

ココロ

「あなたの心は綺麗なのですか？」

首を横に振る。

綺麗じゃないから綺麗なものがわかることだってあるだろう。

４Ｋｇのリバウンド？

北海道物産展のようなものが大通公園でやっていて、各地からうまいものを集めていたのですが、こういうものにはお金をおしまずばんばんだして、ばんばん食うわけですが、せっかく目の前に貴重な時間と地方色豊かな食べ物があるのに、食べないわけにはいかないということで、ダイエット中なのを忘れてはめをはずしますと、わずか２日で４ｋｇ太ったのですが、普通、これだけ増えるものかなと体重計を見て顔を傾けました。
一日目はショックですべての気力が萎えて、その日の運動もさぼりましたが、二日目には自分の体の構造を素直に疑問視いたしました。
普通はこれだけ太れるのでしょうか？
それともこれがリバウンドというやつなのでしょうか。
一度気持ちが後ろ向きになると、一気に崩れるというよい教訓なのでしょうか？
それにしてもよい催しでした。
ああやって各地がこぞって地元をアピールするイベントは道産子として嬉しい限りで、食もすすむすすむ♪
シンプルなのですが、材料が凄いので、味が出る出る。
スーパーで買ってきた食材ではとても出せない味の数々。
たくさん堪能してリバウンドというリスクを引き換えに、食の幸福を得てきました。
これからは余計に体も腹も引き締めていかなければなりません。
なんとなく、基礎代謝メラメラあげてやりたい気持ちがわいております。
陸上見ていたら少しでも早く走りたくなってきました。

Ｐ．Ｓ．
ちょっとだけわかったことがある。
気持ちがショックでふっと萎えた時、運動する気力がまったくでず、体が動かなかった。
ああ、気持ちが先に萎えると、ここまで体はやばくなるんだねと、ついつい昔を思い出した。
体が疲れていても、気力があればなんとかできるけれど、気力が萎えたら、体がいくら元気でも本当にどうにもならない。
まだ気力でなんとかなるだなんて、それができるうちは「健全」の範囲なんだよ。

運動している自分

何かと運動をしなければ気がすまなくなってきたり、ストレスを酒ではなく、岩盤浴で発散させたりできるのはよいことだ。
おかげで３ｋｇ減った。
ビリーズブートキャンプは腹筋運動を中心的にやっているが、あのプログラムを完璧にできないとき、悔しくて届かなくて、できそうでできないあの感触は、自分が文章に向かっている時とよく似ている。
叫びたくなるほど気張っているのに、体はまったくついてこなくて、思い通りにできないあの感じが、今の自分とぴったり当てはまる。
自己破壊と自己改善。
ずっとこの繰り返しをしながら常に自分を変え続けていくのだろう。

変わらなければならない。
明日ではなく、今すぐ。
変えなければならない。
明日ではなく、今すぐ。

啓示は常に私を刺し続ける。
わかっています。
わかっていますとも。

あと、もう少しです。

あいまいな弱さ

今まではくだらない弱さで進めないでいた。
これからは馬鹿らしい希望を見ながら生きようか。