「人の好みにクチコミは効かない」──ハーヴァード大学チームの研究結果より前の記事でも使った、この記事を読んでから、少し引っかかっていることがある。
ちょっとおさらいだけど、自分の考えも入るが、ネットにおけるコミュニケーションとして、
・人は自分の利益になることしか「価値」として認めていない。
・人のコミュニケーションは「自分の利益」となるものを通してでしか繋がりがない(いいとこ取りしかしない)。
・他人の興味はその他の人間の興味には影響しない。
・既に好きなもの同士で繋がっている集団から発せられる情報が同種の人間に繋がる。
・個人の「好き」という「自発性」が他者の「興味」に引っかかる。
とりあえず、ここらへんまで出して「おや?」と思う。
ネットのコミュニケーションと現実のコミュニケーションとは別物なのはよくわかるが、もっと具体的に指摘するならネットはコミュニケーションしているのではなく、「コネクト」しているだけなのではないのか。
と、考えてようやくインターネットの本分を思い出すのだ。
「ああ、ネットは発信と受信しかなく、この二つの間を結びつけるのがコネクトなのだ」と。
ネットにおいて「コネクト」を機能させるには、誰かの「興味」「利益」「欲望」を刺激する必要がある。
自分のことを考えるなら、どこから引き込めばいいだろうと考える。
たぶん「興味」「面白み」を一発で伝えるには・・・今のところは「デザイン」なのだけど。
ちょっと今回は「コネクト」ということをキーワードに来年の宿題にしようと思ってる。
今年はどんな年だったかな、と振り返ると、とにかく「節目のない年」だった。
年越しをしても節目なんか自分にはない。
送った文章は全滅したし、その衝撃で何か自分の価値観が変化した気がする。
かといってすべて出しきっているわけではなく、くじけなければまだ出せるものがあるだけに不思議な気持ち。
実りがあったかどうかも疑わしい。
しかし何かふわふわと浮かびつつあるものがあり、「ああ、これって金脈だ」と漠然と思ってても、それは深い谷を挟んで向こう側にあり、どうやって橋をかけようか、その橋をかける作業が一番の難作業なのだと色々と考えつつ、壊れたパソコンは資金不足で回復せず、結論から言えばただの努力不足で終わったといういつも通りの展開。
でも一番変化したのは心理的に楽になった。
妙な夢を見て朝から嫌な気分になることもなくなったし、心理的にも安定しているし、負の感情で一日中潰される日数が非常に少なくなった。
これは本当に幸福なことで、この負の感情に潰される日数が減っただけでも、活動できる日数が増え、物事を積み重ねられるチャンスが増えたということになる。
もし来年この状態を一年中続けられれば、今年の二・三倍のペースで動けることになる。
ようやく長い呪縛から逃れるための扉を開いた感触がする。
来年は抱負は言わない。
なんだか目標というものを宣言して叶ったためしがない。
だからもういいや。
やれることを増やし、やれることをこなす。
これの繰り返し。ただ繰り返し。
価値観に縛られず、ただ可能性を広げる作業をする。
それだけ。
たぶんこれを生涯繰り返す。
それだけです。
私自身の成功法は「期待」と「欲望」を捨て、とにかく現時点を厳密に見るということかな。
じゃないといちいちナイーブに傷ついて立ち止まってしまう。
立ち止まらないための成功法が何にも期待しないということ。
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