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あさかぜさんは見た

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批判の本質 批判されて悩んでいる人へ

調理師免許を取った。
だけど蕎麦屋上がりで取ってしまったので、ほとんど何の知識もない。
しかもチェーン店と似たような仕組みだったから、材料はほとんどできていて後は火を通すだけという状態。
そんな状態で調理師の免許など取っても、技術がほとんどない。
今もことあるごとに動画を見ているけれど、実際にやると特にフライパンは失敗しがち、包丁技術もない。最悪だ。
料理の動画を見ていて思ったけれど、あのやり方がダメ、こうした方がいい等プロじゃない人が見聞きして言っている。
そして喧々囂々と意味のないやり取りをしだすことも。
どうやらこの構図、どこの世界でもあるらしい。
「プログラムって、ほとんど宗教のようなところがありますからね・・・」
と、あるプログラマー。
「絵描きの連中が集まって飲みだすと、やれあいつの描き方がとか喧嘩になることがあるからさ・・・」
と、芸術家の人。
その他日本料理の革命児と言われるような人も新しいやり方を模索して同業の人間たちから猛非難を受けたと言っていた。
私は小説を書いているけれど既存の作品と比べられ「君はこの人のこの作品より劣っている」とか「もっと売れ筋を理解したほうがいいよ」「自分の押し付け」など、様々なことを言われた。

はてさて、何でこんなことが起きるのだろう。
きっと自分の好きなやり方があったり、もしくは尊敬する先生や、自分で積み重ねてきた経験則などあるのだろう。
ここで起きる心理メカニズムについては、長年もやもやしていたけれど、下記の本で私はわりとスッキリした。
予想どおりに不合理

昔は自分もよく悩んでいた。
批判されるたびに何日も悩んだりして、色々な事が手につかないほどだった。
今はあまり迷わない。
判断基準ができたからだ。
特に最初の方は、観察研究勉強のみ必要であって、素性のわからぬ人間の意見など「どの立場からの発言」か素人が判別できるわけがないので無視したほうがいい。


観察研究勉強と言ったけれど、まず、

「観察」とは自然に満ち溢れているものを、余さず見て気がつくということ。
これはネットではなくて自分を取り囲んでいる現実の世界のこと。人と知り合ったり話したり。
旅行に出かけるのもいいかもしれない。
人を知ろうとすること。自然を知ろうとすること。自分の五感を使って情報を得ようとすること。
そうすることで自らの中に軸が出来上がってくる。
この行為は自分の心と体の反応を良く知ることにも繋がっていく。
無理な理想を排除できるし、現実的で着実な手を打てるようになる。

「研究」とはとにかく実践の中で学び取っていくこと。
上手くいかなくても自分の行為から生まれた結果を沢山積み重ねることによって一体どういう癖があるのか、頭で考えていても実際に出来ていないことなど、逆に思いも寄らぬ長所があった、やらなければ気がつくことはない。
そこで大事なルールは決して奢らず、決して卑下しないことだ。
冷静な目を持つことができれば「手ごたえ」のあるなしが感覚でわかってくるようになる。
冷静さと客観性(公正さ含む)を持てるまではちゃんとした目を持っているとは言えない。

「勉強」とは基礎力を身につけ、新しい考え方を得ること。
基礎力とは安定感にも繋がる。つまり実力の底上げだ。
基礎力がないと、何かをずっと続けていくことが難しい。
新しい考えは本を読むことや挑戦という名の経験をしていくこと。
自分が知らない、未知の分野の知識を得ていかないと発想力が身につかず、仕事の広がりを持ったり人脈の広がりを持ったりすることが困難になる。
なにより人間を一番謙虚にするのは未知への好奇心だと思っている。
何故なら世の中には自分の知らないことばかりで、自分ができないことに満ち溢れているし、力の及ばない無数の事柄に囲まれているし、あらゆる偉大な知識は他人から得ていることに気がつけるのだから。


これらのことをしっかりやっていくと、一体何が身につくのか。
何事にも「立場」と「知識のレベル」と「知性」と「環境」がある。
そんな人間らしい事情を考えられるようになると、批判も意見に変わってくる。今までイラッ!としていたのが少し抑えられるようになる。
批判が必要かどうかを判断するには、自分が物事を考えるための軸が必要になる。
何の立場に立つのか、何を大事にしたいのか。
これが見つからないと、批判には耐え切れないし、一々自分のしたことに一喜一憂することになる。
正直心がもたないと思う。
何よりも何をしていっていいのかわからなくなるし、目標も見つけられず、やっていることを放棄したくなる。
十人十色。
様々な色を混ぜて一色にしようとしたら、限りなく黒に近づいていく。
料理だって美味しいものを全て混ぜたらゲテモノ料理になる。
小説だって書きたいものを全て書き表したら、まとまりがなく何のお話かわからなくなる。
必要なものを、必要なだけしか入れない。
この原理を見極めるのが大事になっていくのだ。
そして見極めるには観察研究勉強が大事になっていくというわけだ。
道のりは長くとも、確実に進めるのなら、これほど充実し喜びを感じることはないと思う。
批判をされても自分を見失わず、優れた先人の知恵を得ていけば、自ずと気概も持てるようになります。

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プロフィール

HN:
あさかぜ(光野朝風)
年齢:
45
性別:
男性
誕生日:
1979/06/25
自己紹介:
ひかりのあさかぜ(光野朝風)と読みますが光野(こうや)とか朝風(=はやぶさ)でもよろしゅうございます。
めんどくさがりやの自称作家。落ち着きなく感情的でガラスのハートを持っておるところでございます。大変遺憾でございます。

ブログは感情のメモ帳としても使っております。よく加筆修正します。自分でも困るほどの「皮肉屋」で「天邪鬼」。つまり「曲者」です。

2011年より声劇ギルド「ZeroKelvin」主催しております。
声でのドラマを通して様々な表現方法を模索しています。
生放送などもニコニコ動画でしておりますので、ご興味のある方はぜひこちらへ。
http://com.nicovideo.jp/community/co2011708

自己プロファイリング:
かに座の性質を大きく受け継いでいるせいか基本は「防御型」人間。自己犠牲型。他人の役に立つことに最も生きがいを覚える。進む時は必ず後退時条件、及び補給線を確保する。ゆえに博打を打つことはまずない。占星術では2つの星の影響を強く受けている。芸術、特に文筆系分野に関する影響が強い。冗談か本気かわからない発言多し。気弱ゆえに大言壮語多し。不安の裏返し。広言して自らを追い詰めてやるタイプ。

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