忍者ブログ

あさかぜさんは見た

日記

06/03

Mon

2019

夕張と三笠市立博物館

夕張に行く途中、もうセミの声が響き渡っていた。
北海道も、もう夏なんだなと思うと同時に、何か変だなと、早すぎるなと感じる。
メロンはもう出荷されていて、箱で重なっていた。
市街からシューパロトンネルに入る。
光は向こう側に見えるのになかなかトンネルを抜けない。
ようやく抜けた頃、景色が開けた。






そのまま三笠へ。
三笠には高校生レストランがあるけれど、予約をした方がいいということらしい。
三笠市立博物館では大小様々なアンモナイトの化石が展示されている。
その他炭鉱資料展示室や空知集治監の資料室もあった。


拍手[0回]

PR

05/02

Thu

2019







庭に花が咲き始めたが、ぴょこぴょこ出ているやつらがいる。1枚目の写真のこいつら。
実は2年前の秋頃に植えた中国産にんにく。気まぐれで「植えたら出てくるのか?」程度の気持ちで植えた。
夏は腐るから植えないようにと園芸のサイトに書いてあったけど、ひと夏超えてふた冬超えて、また出てきた。
何の手入れもしていないし周囲は雑草だらけだから粒が小さく去年は取らなかったけれど、なんとまあたくましいものよ。
小葱も生き残っている。
今年は今まで咲かなかった梅も蕾を付けているのを発見したし桜も咲きそうだ。
何と言っても洋ナシの花が咲く姿はとても美しい。
そしてタンポポは相変わらず出てくるし、つくしも無数に出てきた。
うんざりするほど出てくる。
タンポポ茶ってあるけど、庭のやつでもいいのかな。
試したいような、そうじゃないような。
放置しておいても咲く花は咲く。
毎年感心する。
見習えたらいいなと、眺めている。

拍手[1回]

09/09

Fri

2016



新札幌駅にあるデュオ2の5階でやっている、漆塗り職人の佐々木さんの個展に行って来ました。ペースとしては一年に一回くらいで会っているのですけど、毎回会うのがちょっと楽しみ。
今回の目玉は漆塗りの方ではなく皮で作ったジオラマだと言って見たけれど細かく見れば見るほど、よくできてます。
皮の扱い方でブッシュなどの質感を出していたり、細かな汚れも色づけされていたり。
こういうものが一体何になるかって、本人にもわからないけれど、ふとした時手段として出てくると言う。その通りだと思う。
最近は湿気が多く漆も乾かないから仕事にならないらしい。
いつも欲しいなぁと思いながらも、なかなか手が出ず買えず仕舞い。
漆塗りのお椀とスプーンでおかゆでも食べてみたいけれど、いつ叶うことやら。
来年の個展ぐらいまでにはちゃんと買えるようにしたい。
ちゃんとやっている漆塗りにしては破格の安さなので、12日まで10:00~19:00までやっておりますので、ご興味のある方はぜひどうぞ。
そうそう。絵も上手いですねと言ったら「絵の方が長いんだ」と。
今度何か描いてもらおうかな。

拍手[0回]

10/23

Tue

2012

時代祭 平安神宮と北海道神宮と

今月14日に春日祭というのがありまして、西院にてふと眺めておったのですが、鼓笛隊の音色に「おや?」と思ったのであります。
メロディーラインがどこかで聞いたことのあるような、っていうか毎年聞いている北海道神宮の札幌祭で行列の鼓笛隊が奏でるやつではありませんか、と思ったのです。
でもちょっとスローというか、違う気もしたのですが、聞いてみればわかるとまず北海道に電話。
維新勤王隊に来てもらった大正15年からやってるんだって。
大元は平安神宮とのこと。
ハキハキと答えてもらい、今まで気にしていなかった、あのメロディーが実は京都に繋がっていたとは知りませんでした。
一方春日神社の方は、しっとりと答えていただきました。
維新勤王隊が奏でているメロディーは山国隊というのが元らしい。
こちらも平安神宮から持ってきているとの回答でした。

ちなみに動画見つけたので比べてみましょうか。

最初は北海道神宮。


時代祭。


春日祭。


例えば京都の祭りは道路を占拠するものが多いので警察が必ず出動するのですが、可道路封鎖のお知らせの看板には「神事につき」と春日祭の時は書いてありましたよ。
神様と一体の街なんですね。

春日祭の様子。











時代祭の様子。


























肉眼ですと少々わかりづらいのですが衣装や道具などは、細部まで細かいです。
あ、たまに影がありますが人ごみの中から映したのでごかんべんを。

近代から古代へと時代を遡りながら当時の衣装などを再現する人間絵巻ということみたいなのですが、先頭から最後尾まで2時間少々の長い行列です。
観光案内所の学生さん曰く「京都には屈辱的な時代があって、そこだけ抜けている」とのことですが、今回は割愛。
来年の時代祭りは平安神宮前できちんと待機して、しっかり事前調査してから行けそうです。
まずは今年はどんなものか下見。
来年は立脚も用意しないといけませんな。

しかしまあ、時代祭りへの突っ込みたいところは、時代絵巻物ならメガネの人とか私服で馬引くとかはちょっとよして欲しいなと思ってしまいました。
特にキャスティングがどうなっているのかわかりませんが、ほぼ先頭を彩る維新志士たちのぐたりとしたこと。
威厳がない。
しゃきっとしてない。
ただ歩いているという感じ。
あれは拍子抜けしちゃう。
なんか背筋が曲がっててダラダラと歩かれると、風味の抜けたかつお出汁のように「もったいない感」が漂ってしまう。

その日の夜、鞍馬のほうで火祭りがあったのですが、私はお財布の関係でここでダウン。
色々使い果たしてしまいました。
イベント多いからすぐ足りなくなっちゃうよ。
帰り際に外人の人に電車の切符の買い方がわからないと英語で尋ねられ、片言で頑張って案内してきたけれど、本当にこの京都は観光客の多いことで。
ああ、英語はなせれば、ここでビジネスできるじゃないですか、と思ったしだい。
夢は果てしなく続きそうです。

今回はざっくりと様子だけということで今日はここらで。

拍手[1回]

10/15

Mon

2012

やましな駅前 陶灯路(とうとうろ)



かつて私たちは「密会」をしていた。
暗闇の中の自然の光の中で、心を打ち明けあっていた。
灯篭や行灯や提灯の薄明かりに照らされながら。
京は、その「密会」によって歴史が動くことが多かったことだろう。
陰謀を張り巡らすものたちは獣のように息を潜め、周囲の物音に気を配っていたであろうし、男女の間においては語られぬ数多くの恋物語が生まれては消えていったのであろう。

烏丸駅近くのビルの中にあった観光案内所で偶然出会った学生さんの案内で知ることになったこのイベント。
大きな祭りではないが、一区画ほどのメイン会場に清水焼や切子ガラスの器の中にキャンドルが灯されている。

清水焼は高価なものもあり、焼き物の灯篭にいたっては現役作家が無償で提供しているのだそう。
作家と地域と人を繋ごうという狙いがあると言っていた。
京都橘大学の学生と教授が一体となって山科区を巻き込んでイベントを企画するという試みで、会場のスタッフにも学生さんを見かけることが多かった。





日本という国は世界の中でもひときわ明るい。
宇宙から日本を見たとき、他の国にはないほど輝いている。
私たちは「明るさ」を追ってきた。
たくさんの電気を使い、便利な世の中にし、そして「明るみ」のある人間を求め、「暗闇」を押しやっていった。
表現という領域においても、「明示」され、わかりやすく、面白く、「秘密」めいた表現は避けられ、観客に考えさせるようなものが徐々に少なくなってきている。
「密会」には、人様に打ち明けられないような暗いイメージが付きまとう。



明るくない人間にはやましいことがあるのでは、と疑われるくらい私たちは「明るさ」を信じている。
無駄に「暗闇」に想像を膨らませ、余計な詮索をしなくてもいいように。

例えば『ゲゲゲの鬼太郎』という水木しげるの代表作品がある。
昔のアニメは白黒なのはしょうがないが、何度もリメイクされて最近も放送された。
その放送を見たとき、年代を追うごとにハイトーンになっていることに気がついた。
現代版は「暗色」が避けられ「明色」が主に使われているのだ。
現代人はあふれ返った情報の中から想像を「編集」している。
明示された情報の中から切り貼りして物事を理解しようとしている。
「暗部」と言えば、「よからぬ部分」という意味だ。
都会では夜空の星さえもよく見えぬほど明るいため、星を美しいとはなかなか思えない。





「暗闇」には「秘密」がある。
心理的にも明るいより暗い方が互いが密着しやすくなるし、不思議と打ち溶け合ってきて秘密を打ち明けたくなる気持ちがふわふわと浮き出てくる。
うまく見えないからこそ、たくさんの想像力をかきたてられるし、キャンドルの灯りで浮かび上がる陶器から、作家が何を思って作ったのかを様々な角度から考えさせられる。
光を通じて陶器が密やかに語りかけてくる。
芸術には想いがあるし、祭りには心がある。



おそらく古今東西「暗闇」と「不安」はセットで付きまとっているものだろうと思う。
「秘め事」もそう。
人間が最も想像力を働かせるのは「恋」と「恐怖」だ。
月明かりに浮かぶ波紋は「恋」をしていれば美しいと思うし、「恐怖」にかられているのならば気配として恐れる。
キャンドルの中に浮かぶ人の影を見ると、どこかほっとし、新しい出会いがあるのではないかと期待する。
暗闇の中に浮かぶ自然の明るみは、人のあたたかさと同じくらいの明るさではないだろうか。
見えていても見えないものがたくさんあるのが人で、しかし見えないからといって冷たいというわけではない。
本当の「物語」は、「暗闇」の中から数え切れないほど生まれる。
「語り」と「騙り」は同じだから。



今年のテーマは「かぐやひめ」だったそうだ。
書も学生さんたちが用意したもので、暗闇の中でストーリーを追えるようになっていた。





私たちは「明暗」の中にいる。
それは命というものを使って歩んでいる、この今でこそ「明暗」なのだ。
「明暗」があるから「尊ぶ」気持ちも生まれるのだろう。
たくさんの想像力の中に、また新しいストーリーが生まれることもあるし、新しいストーリーの中で、たくさんの想いが生まれるのだろう。
懸命に学生さんたちが企画し、小さな会場では生演奏も聞けて、ついつい酒に手を出しほろ酔いで歩いた秋の一日。
美しき密会をさせてもらいました。
よい出会いをしたことに感謝です。

拍手[1回]

フリーエリア

ブログランキング・にほんブログ村へ

バーコード

プロフィール

HN:
あさかぜ(光野朝風)
年齢:
46
性別:
男性
誕生日:
1979/06/25
自己紹介:
ひかりのあさかぜ(光野朝風)と読みます。
めんどくさがりやの自称作家。落ち着きなく感情的でガラスのハートを持っておるところでございます。大変遺憾でございます。

ブログは感情のメモ帳としても使っております。よく加筆修正します。

気が付いたら他人からとても褒められる娘ができまして、人生が大きく変わりました。
この小さな可能性と向き合うため頑張って生きております。

最新コメント

(07/27)
(02/23)
(03/05)
(03/02)
(01/24)
(07/29)
(01/21)
(08/16)
(04/28)
(04/20)

ブログ内検索

カレンダー

08 2025/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

忍者アド

Copyright © あさかぜさんは見た : All rights reserved

TemplateDesign by KARMA7

忍者ブログ [PR]