スーパーの苦情コーナーを眺めると、アンケート用紙に「あの人がああやっているので気分悪いです。モラル守ってください」とある。
それだけならまだしも、言いふらすとか、お客様のこと考えてくださいとか、まあまあよくも恥ずかしげもなくこんな傲慢なことが書けるなと思うわけであります。
そもそも「モラル」とは「個人の行動規律」のことであって、「他人がどうこう」という問題ではない。
常に「私がやる」か「私がやらない」かの問題になる。
つまりだ、例えば、
「あの人が悪いことしているからこうした」
「あんなやつに言われたって説得力ないし、やる気しない」
というのは、もうすでに「個人の行動規律を個人以外の理由を上げて、実行しない」ということだから、もう「モラルがない」ということになる。
そもそも店の人が「お客様」とか言うのはまだしも、客自身が「お客様」というのは、自分のことを「私様」と言っているのと同じくらい滑稽だ。
金を払っているからって、そこに上下関係が成立するわけでもなんでもないのに見下したようなことを言う客もいる。
お前の主従関係は金で成立するのか。
金もらっても会社に忠節を尽くさないくせに。
ふざけるな、と。
そもそもサービス業とは、「奴隷のように主を満足させるために尽くす」ことではない。
最近の行き過ぎた企業や一部の客の風潮には、どうにも納得しかねる。
企業がへりくだりすぎてもいけないし、傲慢になりすぎてもいけない。
同じ目線に立つには、どうすればいいのか一生懸命考える。
これが大事なのでは?
あえて言うならば、お店と言うよりも、個人の問題なのだけれど、凄い無愛想な人、「お前の人生そんなに病んでいるのか。何があった」と問いたくなる。
ただ闇雲に「怒れば事が済む」と思っている人が多いから、俺だけは理由を聞くさ。
時間があればね。
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