私、実はどこへ行っても「とろい」ということを言われまして、さらに物覚えが悪いものですから「一回言ったよね、それ」とお叱りを受けます。
さらに進むと「何回言えばいいんだよ」と呆れられるか怒られるかのどちらかになってきます。
それでも最近「辞めろ」と言われるまで「自分が辞めなければ、少しずつ上達していくはず」という気持ちのもと、様々な揶揄や皮肉を言われようと、そこに居続けるという粘り強さがついたようです。
と、言っても、精神・人格攻撃となってくると、それは完全な暴力となってくるので、そのような場合は粘り強いも何もなく、去ってしまうのですが。
生きていくことは大変です。
そして自分に合った仕事に生涯出会えるともわかりません。
私の場合などは「物書き」という表現方法を通して、どう世界にアプローチできるのかを考えて生きているので、どうにも「生活」というものの概念が欠落しております。
しかし、夢を追うならば人生での「安全的な保守思考」をぶっ壊す必要がありまして、どうしてもリスクに晒していく必要があります。
それは「他人には理解されない自分の我侭」として受け取られることがほとんどですし、世間に評価されるまであらゆる苦難を味わうことは目に見えているわけです。
ほとんどの人は「夢」を語るか、もしくは片手間にしながら本気で取り組むことのないまま時間を過ごしていきます。
ですから、自分にとって才能がどれほどあるのか実感できず「まだやれる」という妄想を残したまま、宙ぶらりんになるわけです。
そんな私も今年で34歳。
もう高校生から見たら立派なおっさんであり、彼らの年の二倍を生きていると思うと、先日ちょっと眩暈がいたしました。
何かできたのだろうか、その間、と虚空を見上げてしまいました。
人生においても、色々な意味で「とろい」ようです。
さて、そんな私が日の目を見るかどうかなど、わかりもしないことですが、どんくさい私がちゃんと生き残っていけるのかどうか、今年は様々な試みをしていこうと思います。
どうせ突っ立っていたって何も起こるわけじゃないし、自分でアクションを起こしていかないと何か変わることなどないのです。
私だって過去を引きずりながら、いつまでもここに居続けるのは本位ではありませんのでね。
やっぱり私は「落ち零れの王様」を名乗りたいな。
ダメな男でも、長所はある。
そう、もちろんあなたにも。
[0回]
PR
http://asakaze.blog.shinobi.jp/%E6%97%A5%E8%A8%98/%E3%81%A9%E3%82%93%E3%81%8F%E3%81%95%E3%81%84どんくさい