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あさかぜさんは見た

日記

11/30

Sun

2008

刑事裁判で犯罪被害者が被告人に質問したり、求刑したりできる被害者参加制度

そもそも犯罪者全員に理性なるものが存在していると信じているのだろうか。
…と、ふと思いました。

被害者感情としては、加害者を断罪したいし、「なぜしたの?」という疑問からなんらかの理由が欲しいと思う。

でも、本当の鬼畜だったらどうするのだろう。
死んで欲しいという感情を越えて、もっと恐ろしい感情を被害者が抱くのではないか。

殺したことも後悔せずに、つらつらと遺族をバカにするような態度を取り、発言も挑発的だったら?なおかつ凶悪犯なのに自分を弁護するようなことを言い出したら?
弁護士がそんなことを吹き込みはしないだろうが、「イライラしていた。誰でもよかった」そんな理由しかないものに対して、もうどうしても何もないと思うし、質問すればするほど傷つくのでは。

まあ、選択制にせざるを得ないだろうから、質問もしたくないのならすぐやめられるし、現行法では量刑は必ずしも妥当ではないものがたくさんあるから、刑法のシステムについては色々と考えなければいけないと思う。

しかし…なんだね、いつ誰が不幸にあうかわからない時代。
他人が信用できない、ストレスからいつプッツンするかわからない、知らない人がどこかで悪いことを企んでいる。
どうしてこうなった、というよりも、もう各々が干渉したくないほど末期状態になっていて、改善策も思い浮かばないというありさま。

ついに裁判員制度のハガキも誰かに届いたみたいだし、責任は重大ながら、だからこそ犯罪や人について真剣に、死ぬほど悩みぬく機会が出る。
本当にこれはよい制度だと思っている。
やっぱりそこから始めて、よい方向性を作っていかないと、これからはもっともっと悪くなるような気がする。
外野でごちゃごちゃ無責任なこと言っている連中が、実際に断罪できる立場になって神経がおかしくなったり毎日吐き気で眠れないほどの事例に携わり、その重みを知ることはとても大事だと自分は思うし、そうやってぎりぎりの精神状態まで追い込まれる現実を前にして初めてリアリティーあることが考えられるわけですからね。
法律の知識がないからうんぬんなんていう連中は二度と裁判官や弁護士に口出ししないほうが賢明だと思いますよ。
口出ししている時点で矛盾なのだから。

人が自分の心理をうまく表現できないで犯罪行為に至る。
理由はあっても、本人は「なんとなく」でしか表現できない。
こういう人間がどんどん犯罪を起こしていく。
難しいと思う。
これから先、色々な場面において、あいまいで、それゆえに難しくなると思う。
私は社会全体が、この国をどうしなければいけないのか、ということを積極的に考えてそして行動していかなければ、もうお仕舞いだと思う。
やれ政治が悪い、政治家が悪い、経営者が悪い。
そういう国にしたのは俺たちなんだって、重々悟るべき。
国民である限りはその責任から逃れることはできない。
どのような理屈でごまかそうとね。
だから現実は素直に反応している。
当然の物理的反応だと思うけれど。

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プロフィール

HN:
あさかぜ(光野朝風)
年齢:
46
性別:
男性
誕生日:
1979/06/25
自己紹介:
ひかりのあさかぜ(光野朝風)と読みます。
めんどくさがりやの自称作家。落ち着きなく感情的でガラスのハートを持っておるところでございます。大変遺憾でございます。

ブログは感情のメモ帳としても使っております。よく加筆修正します。

気が付いたら他人からとても褒められる娘ができまして、人生が大きく変わりました。
この小さな可能性と向き合うため頑張って生きております。

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