被災地に送っているのか、それとも自分たちの備えのために買っているのか、スーパーの水の棚がガラガラだ。
札幌なんて水道水がおいしいのだからペットボトルを買って、中に入れておくだけでも間に合うと思うのだけどそれじゃあダメなのだろうか。
家族が大きな病気になって気がついたけれど、自分たちの都市にも何かの状況で普通の生活を望んでいる人はいる。
つまり平常時とは多少流通機能が下がってはいるものの、買占めなどを起こさなければ通常供給できる状態を維持して欲しい人たちは身近なところにいるのだ。
ニュースが被災地ばかりに視点を移しているので映像のイメージにそのまま想像力を引っ張られ、身近なところへの想像力が欠如するというのはいかにも都市型人間だけれど、苦笑する。
今回の選挙もいつもは見たこともないのに選挙前には張り切って演説する人たち。
災害が起こった時の備えについてのことが多く、論調がほぼそれ一色。
演説を聞きながら「結局選挙って何なの?」と疑問に思った。
災害が起こってからの一ヶ月もしない選挙。
被災地の復興見通しができてからでもよかったのではないかと思うのだけど、それは素人考えなのかな。
地元の人たちの演説を聞いた限りでは選挙は政治のためにやるのではなく、パフォーマンスのためにやっているのではないのかという気がしてくる。
主軸のない観念というのは無様でしかないことに立候補者自身が気がつかないといけない。
それとも、そんなことは関係なく「サラリーマンよりも給料のいい政治家で」などという考えが少しでもあるのだろうか。
計画と実行力。
問われているのはいつもこれ。
何もこのことは政治家だけに問われていることではない。
思いやりと行動力。
我々にも常に問い続けられていることだ。
と言っている本人があと半年以上の時間を必要としなければいけないけれど、私自身もなんとかしたい。
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