歌を歌うために、プロ用のマイクを購入いたしました。
誰かに頼むよりも、自分で率先して手本を見せていかないと、人ってついてこないし、本当にこいつできんのかと舐められるばかりなので、色々と挑戦しているわけなのですが、色々とがっかりすることも多くなりました。
昔、高校生の頃、それはそれは伸びやかに肺活量もよく、高音も綺麗に歌えていたのですが、今や肺活量も衰え、声は伸びがなく、昔の四分の一ほどの歌声になってしまいました。
自分で言うのもなんですが、うまいほうだと思っていました。
しかしそれはただの思い込みで、録音してみると相当下手なんだなということがわかりました。
そしてプロ用のマイクで録音すると、自分の技術のなさが完全に炙り出される形となりました。
つまりマイクが本当に細かな音まで拾うため、声量のなさと技術のなさ、声の微妙な調子、全てわかってしまうのです。
今まで、「荒いもの」でごまかしていたものが、完全に出たわけです。
もし、安いマイクのまま進んでいったら、こういうことはまったくわからなかった。
自分の文章のことにも照らし合わせても同じことが言えます。
高度になればなるほど、その当事者や同じ分野の人しかわからないような細かな技術が必要になってくる。
それを体得して表現するのが「表現者」なのだと改めてわかってきます。
こういうことは完全に実践でしか養えないし、酷いことにやらなければ衰える。
体を使う職業だったら体を大事にしなければいけないし、常に鍛えていないといけない。
自分の考えが相当甘かったということをマイクに教えられたというわけです。
やらなきゃ気がつかない。
想像の中でいたら、いつまでも夢の中でしか生きられない。
現実は苦々しく辛いものですが、欠点がわかっただけクリアできる課題もきちんと見えてくるものです。
これがわからなければ進めないものね。
まあ、プロの凄さはよくわかりました。
文章でも、声でも、やればやるほどわかってくる。
[1回]
PR
http://asakaze.blog.shinobi.jp/%E6%97%A5%E8%A8%98/%E9%AB%98%E5%BA%A6%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B%E3%81%BB%E3%81%A9%E7%B4%B0%E3%81%8B%E3%81%AA%E6%8A%80%E8%A1%93%E3%81%8C%E5%BF%85%E8%A6%81%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B高度になるほど細かな技術が必要になる