様々な仕事が将来AIに取って代わられるという。
それも自分たちが生きている間の近い将来にだ。
富というのは、この点からも平等に分配されるわけがなく、特殊な技能のないものから職を奪われていき、その人たちはどのようにすればいいのかは政治的なことや、もしくは市民団体の強力なサポートなどがないと二度と職にありつけないような事態が生まれるわけだけど、ちょうど今の二十歳前後の人たち、今からちゃんと政治と未来とを考えないといけないと思うんだけどな。
ああ、その未来に対して示唆を与えるのも小説家の仕事なのかな。
仕事がなくなると何が起こるかっていうと、犯罪が増えていく。家にも住むことができなくなるのだからスラム街のようなものができる。そのスラム街を拠点にして外国のマフィアが暗躍し始める。
ようは、これ小説の世界だけど容易に想像可能な未来として待っている。
未来を想像するためには、その他大勢の人間と同じようではいけない。持続可能な社会がこの先、いや、結局戦争経済に徐々に移行していくグローバル化や、社会のAI化の中で、どうすればいいのか。
全てが八方塞になる前に誰かが未来を的確に予想して立ち上がらなければいけないのだけど、皆が他力本願で、自分もまた政治家の才能はないし、結構泥まみれなので、一瞬にして下ろされるだろうし、才能の出現を待つしかないのが実情。
ただ、不思議なのは僕は地域で政治家を育てるという運動が起きてもいいんじゃないかと思ってる。
優秀な人材に村で金を出し合って育てる活動をしていくとか、このことに関しては「勝手に育ってくる」のを皆待っている。
時代の流れは止められないから、機械が悪い政治家が悪いなんて言う人も出てくると思うけど、それは見当違いだし、自分たちが民主主義の世できちんと将来を理解できなかったのが悪いのだから、誰も責められない。
例えば誰かを育てるというのも一人当たり一ヶ月千円とか五百円とかでもだいぶ違ってくる。
教育に割くお金。本だってみんなの共有財産として扱っていけばいいし、人間が知恵をつけない限り、生きていくことそのものに希望を見出せなくなる。
AIは学習していく。物凄いスピードで。
だから気がついた時には職がなくなっている事態は充分起こりうる。
目に見えた時には、もう遅いんだ。
うん。そうだね。
このことは書かないといけないのかな。
小説の世界として。
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