http://d.hatena.ne.jp/asaikeniti/20120424誰か小説を読んでくれ
自分が感じていたことをよくまとめてくれています。
結局小説なんて「超ニッチ」であり、その作品には本当に少数の人間しか反応しないということなのです。
それで不特定多数の人間が集まっている空間では、その小説を好んで読んでくれる仲間を限定的に集めることは難しく、結局はサークルを作ってそこへどのように参加させるかが、まず最初の作業になります。
小説を書いているもの同士なら書いているもの同士集まる。
読んでくれる人もそこに集める。
当然作家や作品によってまたガラリと違ってきますから、作家同士でまず繋がらないと読者が繋がってこない。
しかも各々持っている読者層は作家によって違うので、ジャンルのまったくかぶっていない作者同士が繋がっても読者が繋がらないのは目に見えています。
そこで通常はオムニバスという形でジャンルや雰囲気の似通った作家をミックスさせてカタログ的に読ませるという手法がとられますが、同人誌のように熱心にそしてなるべく長期間発行しないと効果が出てきません。
単発での企画ではなく一年か少なくとも半年をワンクールとして考え企画を練る。
今までの書籍の考え方は単発式でしたが、ウェブの時代じゃとてもじゃないが通用しないし一週間で忘れ去られます。
なのでどうしても最初からロングランで考えていかないと読み手の印象には残っていかないのです。
ここは「どのようにして読者の生活習慣の一部とするか」という目標の元に企画を練るということが求められます。
そして読者を巻き込むということは、意志決定力の素早さも求められます。
要望クレームに即座に対応するような体制を取っておかないと、これもまたすぐ読み手が離れてしまう。
とにかく性質として今の読者は飽きやすく一過性であることは言えると思います。
この流れるような河をせき止めるのは相当なパワープレイが必要になるので、まず小さな規模のところは考えたところで実行できようはずもありません。
流れの中で流れに沿った形で案を練っていくのが現実的。
ということで、まずは半年続く企画から考えるとよいのではないかと考えております。
同種の人が集まらないと何もできないのでね。
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