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2010

NHKスペシャル 無縁社会 番組スタッフからの電話

今晩また電話がかかってくるようなのですが、その時に追記に書いておきます。

と、いきなりなんのことだか、わからないかと思いますが、題名の通り電話が来たのです。
まだ開催できる人数に達するかどうかわからないのですが、もし開催できるようであればNHK札幌で無縁社会について座談会をしませんか、と。

ツイッターを見ると応募することになっているようですが、自分は番組ご意見募集のコーナーから、自分のブログのURLを貼り付けて「意見ブログに書いてしまいました」と送ったのが、わざわざ来て読んでくれたようです。
http://asakaze.blog.shinobi.jp/Entry/550/

ちょっと偏見かもしれないけれど、民法ではここまで熱心にやらないと思ったと同時に、今回のこの特集におけるNHKスタッフの並々ならぬ熱意というものが同時に感じられた。
私自身も、いきなりこういう突拍子もない電話が来ると、わくわくするし緊張するし、自分が何をしゃべれるやらと不安やらで久しぶりに、いつもとは違った気持ちでいます。
勉強しなきゃいけないなとか、下調べもなしにしゃべれないとか、もういてもたってもいられない。

札幌では、どのようなことになっているのか、この都市に生きている人たちがどのような危機感を持って生活しているのか、というのが聞けるいいチャンスだし、自分もそこで思ったことをしゃべれたらしゃべってこようかと思います。

ふと最近感じたことがあります。
それは「経済がよくなれば、このような事態も少なくなるのではないか」という意見が結構あるということです。
このことを真に受けて肯定し、さらに逆側から言えば「お金が前提で成り立つ社会」というものを構築しすぎた末路が「無縁社会」ということなのではないかと考えるのです。
すると、たとえ経済的に回復したとしても、元に戻るだけで問題の「大元」となるものは取り去れないままになってしまいます。

私は都会育ちなのでよく村の構造はわからないのですが、少なくとも都市に生きる人間として隣人や他人のことなんてどうでもいいと思っているふしがある。
密接に関係しなければ繋がりあうこともないし、余計なことを詮索されずに済む。

それに「他人と関わる」ということについて、自分にメリットがなければとことん面倒だと思うところがある。
ボランティアなんて見返りもないし、「ただ働き」だと思う人もいる。

こういう考え方は自分の行動を「経済活動」ないし「利益行動」に直結して考えている。
そして「利益」や「貨幣」というもので成り立つ社会やサービス、コミュニケーションに至るまで、強固に構築してきた。
当然お金が潤沢に流れ、人々にいきわたっているうちはそれでよかった。
しかしいったん、「貨幣」という血流が止まったとき、経済活動と同時に人間関係までもが停止してしまう。
まず、この状態に問題があると考えるのが一点。
つまりは金というものに傾倒しすぎたあまり、その基盤が揺らいだ時に「絆」まで揺らいでしまうのは、「金」前提で成り立っている絆であり、自分なりの言葉で言うならば、その程度の薄っぺらい絆を構築することに邁進していたということになる。

色々考えがどんどん出てきて、何から整理すればいいのかわからなくなるほど混乱する。
本当ならこんな深刻すぎる問題、考えたくもない。
でも実際誰もが同じような考えに至る可能性はあって、自分が窮したときに「助けてください」と言っても、誰一人助けてくれないかもしれないという不安を強く抱えている。
それだけ、隣人ですら何者かわからないし他人だという都市社会に住んでいる。
干渉しすぎるし過ぎないというのが問題ではない。
しかし個々人が「繋がらなければいけない」という理由を失っている。
これは人が人に向かう前提としての根本的な心構えを既に失っていると考えてもよいのではないのか。
「国のせいで」という人もいる。
しかし国というのはシステムを作り出しシステムを遵守するために機能していく。
実際の我々の生活は「国」ではなく、もっと小さな単位だ。
個人に寄りかかることが負担でも、もう少し大きな「集団」や「組織」、そう肩肘張らなくとも「コミュニティー」というものがあれば、そこがクッションになる可能性だって高い。
が、その活動すらもか細い。

私たちが社会を作るうえで「個人」という単位を信じすぎた結果、会社や家族という繋がりをなくした時、「孤立」と直結した。
これが第二点。

他にも色々考えることはありそうだが、今回はここまででご勘弁。
脈絡もなく文章が滅茶苦茶かもしれないけれど、自分なりにちょっと搾り出してみた。

あとは、昭和を育った人たちの多くには「他人に迷惑をかけてはいけない」という価値観があり「自己責任」の感覚が強く、その観念も「孤立」に繋がっているのではないかという推測などがある。

これはもう、芋づる式に、かつ様々なものが絡まって出てきそう。
ここまで他人事のように放置してきて、いざ我が身の番かもしれないとようやく考え出した人たちにも憤りを覚えそう。
でもそれは単なる八つ当たり。
やめておこう。

今日の夜どんな電話が来るやら。


追記:
札幌座談会決定したそうです。
10月3日、行ってまいります。

都合により、10月2日まで非公開にしてました。
色々配慮があるんですね。

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プロフィール

HN:
あさかぜ(光野朝風)
年齢:
45
性別:
男性
誕生日:
1979/06/25
自己紹介:
ひかりのあさかぜ(光野朝風)と読みますが光野(こうや)とか朝風(=はやぶさ)でもよろしゅうございます。
めんどくさがりやの自称作家。落ち着きなく感情的でガラスのハートを持っておるところでございます。大変遺憾でございます。

ブログは感情のメモ帳としても使っております。よく加筆修正します。自分でも困るほどの「皮肉屋」で「天邪鬼」。つまり「曲者」です。

2011年より声劇ギルド「ZeroKelvin」主催しております。
声でのドラマを通して様々な表現方法を模索しています。
生放送などもニコニコ動画でしておりますので、ご興味のある方はぜひこちらへ。
http://com.nicovideo.jp/community/co2011708

自己プロファイリング:
かに座の性質を大きく受け継いでいるせいか基本は「防御型」人間。自己犠牲型。他人の役に立つことに最も生きがいを覚える。進む時は必ず後退時条件、及び補給線を確保する。ゆえに博打を打つことはまずない。占星術では2つの星の影響を強く受けている。芸術、特に文筆系分野に関する影響が強い。冗談か本気かわからない発言多し。気弱ゆえに大言壮語多し。不安の裏返し。広言して自らを追い詰めてやるタイプ。

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