最近「idea」という言葉を考えている。
英語の意味を日本語に直すと様々な意味があるけれど、人はこの「idea」により自らの行動を決定付けている。
キース・チェン:言語が貯蓄能力に与える影響(TED)
キム・ヨンハ: アーティストになろう、今すぐに!(TED)
この二つは実は「今」ということに着目している。
上のほうは経済学者が「言語」の観点から貯蓄率への関連性を述べたものだが、未来系のない言語圏の方が貯蓄率は高く、今を楽しみ将来苦しむ「喫煙」という名の行動は低かった。
それに比べ未来系のある言語圏では逆の数値が出たという。
私たちはいつの間にか「未来」を、一つの目標として捉えているのではなく、どこかしら「今とは切り離された世界」と認識してしまう部分がある。
だからこそ、どこかしら否定的なものが心の中にあれば、達成する前に挫折してしまう。
そして「今」という「結果」から、「未来の結果」までイコールとしてしまう人間がほとんどだ。
これは創造性も何もない行為で、しかも今現在から未来が決定されるのならば、恐らくその人間も創造性を一切発揮していない。
(このことは私自身も猛烈に反省しなければいけない部分です)
成りたい自分になるには「今」と「未来」を心の中で常にイコールとしていなければいけない部分がある。
つまり言語に直すと、「成りたい自分になる」でも「成りたい自分になりたい」でもない。
「今私は成りたい自分になっていっている」という「今」を捉えた表現を常に心の中に留めておく必要がある。
現在進行形の先に、未来は存在するのだ、という認識であると同時に「今」を無視しないための言霊でもある。
私たちのすべてのマイナスの経験などは、ある視点を加えることによって突拍子もない輝きに変わる。
そして私たちは想像性というものを創造性に転化させるには、自他共に抑圧しているものをある程度取り除いていかなければいけない。
言語によってある程度精神の活発性が形作られるのであれば、意外にも歌なども関係してくると最近思っている。
というのは、歌詞があって、どうしても受け入れられない、好きになれないものがある一方、その歌詞が物凄く好きな人たちがいる。
やはり共感できる何かを心の中に持っているから好きなのだろう。
それが悪いわけではない。
それが好きな自分を意識できるかで、今現在の自分がよくわかってくる。
よく使う言葉は何か。
無意識に発している言葉の中に執着心があって、その執着心を探ると、わりと捉われている自分がいたりする。
自己抑圧はいかにして作られたかを考えることも大事かもしれないが、今回のことは「今」に着目している。
「Just Do It」
色々ごちゃごちゃと考えてきたが、実際この言葉が一番大事なのかもしれない。
創造性は一心不乱の中から生まれてくる。
その「一心不乱」の中で抑圧を解放していけばいい。
行動の瞬間からまさに「成りたい自分になっていっている」のだ。
いつか喜びが得られるのではなく、「今喜びを得ていっている」のだ。
そしてもう一つのコツは、「分かち合える喜び」であること、だ。
どんな不幸も無駄になることはない。
後戻りさえしなければ。
だからこそ、前向きな行動の中で自分を壊していけばいい。
今まさに「望んだ自分になっていっている」のだから。
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