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あさかぜさんは見た

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05/28

Tue

2013

夢だったことを語る

声で色々やっていると、仲間の中に声優を目指していた人や演技を練習した人もいます。
その中の一人が母親に「声をしてる人はこの人で、アニメやキャラが違う……それがどうしたの? なんなの?」と言われ妙に冷静になった、と言った。
多くの人は何のためにそれになるのだろう。
成りたいものに成って、なんだというのだろう。
冷静になると、そうすら感じるのかもしれない。
自分の場合小説書きだが、こういうのは一種の病気みたいなもので、治るまではずっと病にうなされ続ける。
閉じられた世界というのは、その世界独特のルールや慣習が勝手に発達していて、外部から入ってきた人間にはとても馴染みにくく、苦痛であり、理解しがたいものが多数存在する。
閉じられた世界は「モラルハラスメント」が当然のように横行する場合が多い。
ある一部の上の人間がそうなら、下のほうに浸透するというわけだ。
一人でも二人でもいれば、嫌な雰囲気が出る。
そして、これは小説のことでも何度も書いているが、例えば芸人がテレビに出てきて売れる。
その下に一体どれぐらいの人間がいるのか、普通の人は考えない。
そのことを踏まえ、自分を研ぎ澄ますとはどういうことなのか。
これは「比較」のことではなく、「自分が誰よりも優れているのは、どの点なのか」を考えて、自らに集中し続けるという、ある一種の「不器用な鈍感さと器用さ」が必要だ。
どうして自分は小説を書いていきたいかというと、夢を叶えたいからじゃない。
もう「夢を見ていた頃」はとっくに過ぎて、もう覚めても冷めてもいるけれど、病的なものは取れない。
書きたくなる。
書かなきゃいけないと思うようになる。
これは一体なんと形容すればいいのだろう。
情熱だろうか。
習慣とも違うし、ふっとひらめいたものを表現したくなる。
じゃないと欲求不満になってしまう。
じゃあ、ストレス発散だろうか。
いや、創っている最中は苦痛ばかりなのに。

夢は覚めてから見るのが一番いいと思っている。
現実を知って、そこから初めて夢が見れるような気もする。
そして夢を叶えるには、ある特定の精神などの条件を整える必要があって、それがなければいとも簡単に落ちて、落ちたまま這い上がれない。
ちょっとしたテクニックなのだけれど、ちょっとした訓練が必要になる。
それは自分の心理的壁とそこから生まれてくる現実をぶち破るためのテクニックになってくるのだけれど、これを我流で会得するのはなかなか難しい。
優れた人間のよいところを真似をするのが手っ取り早い。
そして集められた他人のよいところは、気をつけていけば自分のものになっていく。
今は批判や非難ばかりで、まるでこの世界の人間がすべてダメみたく見えてくるけど、ああ、自分もやってたしね、本当、たまには褒めないと、心が荒んでくるよ。
見た目いくら落ち着いていても、汚れていたらいい人間は集まってなど来ないし、集まって来ないからこそ、また汚れたところに引き戻される。

自分だけの夢、なんていうものは存在しない。
誰か他人に分け与えられてこそ夢は叶えられる。
その夢を素敵だと思えるからこそ、誰かが応援してくれる。
夢はそうやって大きくなっていく。
それは極めて現実的な作業で、自己中心的なものでは絶対に成り立ち得ない。
だからこそ、夢は覚めてから見ろ、ということになる。

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プロフィール

HN:
あさかぜ(光野朝風)
年齢:
44
性別:
男性
誕生日:
1979/06/25
自己紹介:
ひかりのあさかぜ(光野朝風)と読みますが光野(こうや)とか朝風(=はやぶさ)でもよろしゅうございます。
めんどくさがりやの自称作家。落ち着きなく感情的でガラスのハートを持っておるところでございます。大変遺憾でございます。

ブログは感情のメモ帳としても使っております。よく加筆修正します。自分でも困るほどの「皮肉屋」で「天邪鬼」。つまり「曲者」です。

2011年より声劇ギルド「ZeroKelvin」主催しております。
声でのドラマを通して様々な表現方法を模索しています。
生放送などもニコニコ動画でしておりますので、ご興味のある方はぜひこちらへ。
http://com.nicovideo.jp/community/co2011708

自己プロファイリング:
かに座の性質を大きく受け継いでいるせいか基本は「防御型」人間。自己犠牲型。他人の役に立つことに最も生きがいを覚える。進む時は必ず後退時条件、及び補給線を確保する。ゆえに博打を打つことはまずない。占星術では2つの星の影響を強く受けている。芸術、特に文筆系分野に関する影響が強い。冗談か本気かわからない発言多し。気弱ゆえに大言壮語多し。不安の裏返し。広言して自らを追い詰めてやるタイプ。

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