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あさかぜさんは見た

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06/14

Thu

2018

疑心暗鬼の種は摘み取るべし

一度「疑心暗鬼の種」を自分の中に植え付けてしまうと、努力して自ら摘み取らない限り、それは育ち続けてしまう。
よく中国の戦国物や、日本でも毛利元就の大河ドラマ等で疑心暗鬼の計は見たけれど、古今東西、人間の疑心を利用して滅ぼしていく例は後を絶たない。
だが、わりと現代にいたっては「疑心暗鬼」は「自滅の一手」しか残らない。
ただ、人間を信用するということは、全面的に無防備になることと同一視する人がたまにいるが、そうではない。
出来る限りの守りは固めておく。
これは当たり前のことなのだ。
僕は事前に「目の前の人が悪意を起こしても、そうできない環境を整えておく」のも「優しさ」だと考えている。
疑うことは失礼と考える人も中にはいるようだが、僕はつま先から頭の先まで善で成り立っている人間なんていないと思っている。
誰だって弱い。表現していないだけで。
僕はその人間の弱さを小説に書いたりする。自分でも堂々と出す。
こういう人間がいて当たり前なんだと体現している。
人を疑っている時、その疑心のほとんどは自らの体験からきている。
裏切られた経験のない人間は、その情報すら取り入れていない人間は、人を疑うことを知らないからだ。
つまり、他者に対する疑念は自らの底に沈んでいる人間への恐怖心を表出したに過ぎない。
もっと言えば「疑念」は「自己像」とも言っていい。
何故、この種を摘み取っていかなければいけないのか。
人に対する見方というのは養われていく。
使えば使うほどスキルアップしていくというわけだ。
何もスキルアップはプラスの面だけで伸びていくわけではない。
マイナスの面でも伸びていく。
人を悪く見る。
このスキルは使えば使うほど上達していって、悪い面から人を見るようになるし、疑念は使えば使うほど人を信用できなくなる。
マイナスのスキルを上げれば上げるほど、人生長い目で見ると、自ら培ったマイナスを引き寄せていく。
不思議とその手の仲間も増えていく。
仲間の輪が不安で強化され、その結束から心がよりマイナス面で強化される。
プラスに転化することが難しくなってくる。
人の心とは不思議なのだ。
見ていないつもりでも、無意識が反応する。
どんなに知識があろうと今まで見てきた人間では例外がなかった。
だから起こりもしていないことに不安や疑念を起こすことに、最も自分が警戒しなければいけない。

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プロフィール

HN:
あさかぜ(光野朝風)
年齢:
44
性別:
男性
誕生日:
1979/06/25
自己紹介:
ひかりのあさかぜ(光野朝風)と読みますが光野(こうや)とか朝風(=はやぶさ)でもよろしゅうございます。
めんどくさがりやの自称作家。落ち着きなく感情的でガラスのハートを持っておるところでございます。大変遺憾でございます。

ブログは感情のメモ帳としても使っております。よく加筆修正します。自分でも困るほどの「皮肉屋」で「天邪鬼」。つまり「曲者」です。

2011年より声劇ギルド「ZeroKelvin」主催しております。
声でのドラマを通して様々な表現方法を模索しています。
生放送などもニコニコ動画でしておりますので、ご興味のある方はぜひこちらへ。
http://com.nicovideo.jp/community/co2011708

自己プロファイリング:
かに座の性質を大きく受け継いでいるせいか基本は「防御型」人間。自己犠牲型。他人の役に立つことに最も生きがいを覚える。進む時は必ず後退時条件、及び補給線を確保する。ゆえに博打を打つことはまずない。占星術では2つの星の影響を強く受けている。芸術、特に文筆系分野に関する影響が強い。冗談か本気かわからない発言多し。気弱ゆえに大言壮語多し。不安の裏返し。広言して自らを追い詰めてやるタイプ。

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