10年前に行ったゴールデン街のバーボンバー。
まだ同じマスターがいて話に花が咲いた。
棚が足りなくなってきていて、酒を何処に置こうか、という話を10年前もしていて、地下にあるひっそりとしたバーのカウンターは今回酒のグラスを置くぐらいの幅しか残っていなかった。
当時より二瓶ほどせり出してきていた。
東京。
10年前、人の怖い自分にとって違和感しかない街だったし、今でも東京の人たちの妙な冷たさ、それが例え優しさの裏返しだとしても、どうにもなぁと思うが、人の心との距離がわかった今では落とし所が見えやすくなってきている。
ただこの街に数年居なければいけないと痛感したことは、優れた芸術作品が東京止まりで終わってしまうことがあまりに多すぎる。
札幌まで来ない。それが痛い。
後学のためにも、特に海外の優れたアーティストや東京止まりの優れた美術品は片っ端から見ておかなければいけないと痛感させられた。
これからの東京に可能性はない。
何故なら、あそこも田舎者の感性が強く幅を利かせている街で、例え最先端と言ってもそれは流されやすい人たちが作り上げた一抹の泡に過ぎないということ。物凄いものがあるのに、それは数日で終わり、日本人のものがロングランになる。それは日本人の感性そのものが隔たっているからに他ならない。いや、まだ日本に来るだけ可能性はあるのかもしれない。
人が集まるから安心感が強いのだろう。安心感の中に閉塞していく芸術性。根本から勘違いしている。
その連帯感こそ、地獄への切符。
結城市。
ここには織物がある。
ホテルに滞在し、市内を見回る時間がなく、袋田の滝など茨城県内をあっちへいったりこっちへいったりしていたものだから今度ゆっくり見て回りたい。
都市圏のように電車が走っているかと言ったら11時過ぎで終電。
タクシーを使ってしまったことは痛い。
宇都宮線のみ、遅くまでやっている。
電光掲示板を見て故障しているのかと錯覚したくらい。
今回東京に行くのに成田に降りた。
成田には海外に行くときにしか利用しなかったから地元観光。
AKIRAの金田のバイクの成田山のステッカー、ようやくこの年で現地見て「ああー」って思った。
境内の中、急な階段を上った先に巨大な香炉。
いっぱい線香を入れてやったら帰り際、白人が煙で燻されていた。お気の毒に。ごめんなさい。私のせいです。
お堂の中。ひんやりしている。
京都に居た、公家の血を持ったあの子によく似た、肩下少しまで伸びた、少しカールがかった髪の女性。
食い入るように後姿を見つめてしまった。
当時も信心深かったはずだから、もしかしたらって思うほどだったけど、恨まれているから、ごめん、と謝りながら。
関係してきた人の中で唯一、何一つ悪くないのに傷つけてしまった人。
この人にだけは、生涯心の中で謝り続けなければいけない。
水戸の人は運転が荒く、プレッシャーをかけられることもあり。
運転マナー、北海道と本州では違うところあり。
割り込みハザード感謝など、しないと感じ悪い。
麺堂稲葉。
B’zの稲葉ファンなのは理解できるが、親まで愛しているっぽいのは愛情か。
愛情はラーメンへも。手抜きは稲葉さんに失礼、くらいに考えているのだろう。
美味しかったです。
どことなく店主も稲葉さんっぽい。
昔絡んでいた版元さんから文章を書かないかと10年ぶりの依頼。
今年中には出版が決まりそう。
大口叩きまくってきたから札幌市から追い出されないように頑張らないと。
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