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あさかぜさんは見た

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2009

鬱になると海馬が縮まる

リストカットをする知人や、虐待を受けた子供と話したりしている。
乖離症状、ようは記憶がぶっ飛んだり、記憶力が少々乏しかったりするのだけれど、科学的にも記憶する上で重要な器官である海馬が縮むことが証明されているらしい。

自分の経験談から言わせていただくと、辛いことにあまりにも合いすぎた時、忘れようとする。
一日中ぼんやりしたり、自分はゲームだったけれど、とにかく現実を忘れようとした。
何か頭を使うこと、例えば勉強だったり考え事をすると、辛いことが連鎖的に思い起こされて、イライラしてきて、そういう目にあっている時と同じような感情が何度も引き起こされて大変だった。
頭の中で何度も辛いことが反復されてきて、とてもじゃないけど勉強どころじゃなかった。

もし、それがエスカレートしていくと、記憶という過去を思い起こさせないためにも、いち早く過去を消そうとする、頭を使わなくさせる防衛反応が強く働いて、記憶することそのものが弱っていくのではないかと考えるわけです。

過去を思い起こす(頭を使う)=(頭を使うことによって)連鎖的に辛い記憶が蘇る

その繰り返しはしんどい。
なるべく考え事をしないためにも難しい記憶の蓄積はないほうが、脳の負担が少なくてすむ。
ようは脳の活動を萎縮させるまでさせないと、にっちもさっちもいかんわけです。

人を攻撃する暴力表現って広まっているなと感じるのですが、その中でも結構下劣な暴力表現だと感じるのが「ウザイ」「キモイ」です。
よく使われるのですけれど、最近はよいお年の熟年層まで使うようで、この言葉を熟年の方に吐かれたときに、正直辟易しました。
唖然とするばかりで、なんか言われたことよりも、その言葉を使ったことそのものに言葉を失いましたよ。
簡略化された言葉というのはとても使いやすいです。
短い分強烈だしね。
頭の中で何度も繰り返されるから相当意識に残ります。
私は思春期の大事な時期に人格否定を受け続けました。
それだけに、どのようにすれば人間の精神に効率的に攻撃を加えられるのか、よくわかり、ふっと暴力的な衝動が起こったりします。
受けた側の気持ちも、与える側の気持ちも、両方わかります。

しかし、言葉といえど、物理的な暴力よりも効力を発揮します。
外傷は癒えるけれど、心の傷は何かで埋め合わせをしないと治らないのです。
それなのに、なんで「ウザイ」なの「キモイ」なの暴力表現までカジュアル化されなければいけないのかがわからない。
社会を生きていると結構非難されることは多くても褒められることは少ない。
でも自分は褒めあいという妙な生ぬるい空気に耐えられないほうなので、いつも辛口でズバズバ言ってしまいます。
それが結構険悪な関係を生むことが多々あるのですが、批評、意見具申にも耐えられない人が多いのね。
暴力表現ではなく、あくまで批評の部類に入るような客観性を伴う発言を意識はしておりますが、時折誹謗と同じ扱いをされてしまう。
批評の範疇を越えて公私混同な発言をする人も多い。

メンタル的に弱い大人も増えて、すぐに暴言を吐く大人子供も増えてます。
すぐつむじ曲げるんだもん。
悪いことを悪いと正直に言っただけで、関係が悪化する。
これは最低。
年上の扱いに困るってどういうことなの?
年上の機嫌を取るために、若者が時代への労力を割くのは馬鹿らしい。
若者のわがままを認めるために年上がなだめなきゃいけないのは愚か。
間違っていることを間違っていると堂々と言える環境こそ望ましい。

鬱になるって、ストレスが溜まるからだと思いますが、暴力、表現も含めて簡単に他者に対して振るう人が増えています。
思いやりも想像力だと思うのです。
自分じゃないものを考えるときには常に「想像力」がなければいけません。
自分のことばかりの想像力のない大人が、想像力をはぐくめない社会を作り、自分の意見通りにならない状況に苛立ちを覚える。
苛立ってわがまま言うのは子供がやることでしょ。
苛立ちを覚える子供に対して、本当は大人が「こういう考え方や、こういう感じ方もあるのだよ」と諭していくのではないでしょうか。
それを「叩きゃ直る」みたいな、物扱いしたりするからおかしくなる。
無理やり暴力的な方法で強制しようとする。
傲慢は認めちゃいけない。
しかし、力で抑圧するのはもっといけない。
傲慢であるよりももっとおこがましい方法だから。
大企業でさえそれをやろうとしているところがある。
海馬が縮むってことは記憶を使う発想などもシャットアウトするってことだから、余計に逆効果ですよね。
考え事すらもぼんやりしてうまく蓄積できないのですもの。
想像力の乏しい大人が、余計に想像力の乏しい大人を量産する。
悪い循環だと思います。




追記すると、記憶力が落ちるぼんやりした状態というのは、
例えば1~10までの箱(例えば文章)があって、
それが記憶だとしたら、

4まで行ったところで、もう1,2がぼやけ始めている。
5まで行ったら、1がなんだったっけ?となって、読み返したりする。
6まで行ったら、2が欠損していて、3も1もぼやけている。
そんな調子でばらばらになった記憶が整理できなくなったりして、
自分で考えるのが嫌になる。
頭の中が大混乱して、いち早く忘れようとする。
ついでに少々の苛立ちが、過去のストレスを思い起こさせて、
だんだん収まりがつかなくなる。

そういう状態です。

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プロフィール

HN:
あさかぜ(光野朝風)
年齢:
45
性別:
男性
誕生日:
1979/06/25
自己紹介:
ひかりのあさかぜ(光野朝風)と読みますが光野(こうや)とか朝風(=はやぶさ)でもよろしゅうございます。
めんどくさがりやの自称作家。落ち着きなく感情的でガラスのハートを持っておるところでございます。大変遺憾でございます。

ブログは感情のメモ帳としても使っております。よく加筆修正します。自分でも困るほどの「皮肉屋」で「天邪鬼」。つまり「曲者」です。

2011年より声劇ギルド「ZeroKelvin」主催しております。
声でのドラマを通して様々な表現方法を模索しています。
生放送などもニコニコ動画でしておりますので、ご興味のある方はぜひこちらへ。
http://com.nicovideo.jp/community/co2011708

自己プロファイリング:
かに座の性質を大きく受け継いでいるせいか基本は「防御型」人間。自己犠牲型。他人の役に立つことに最も生きがいを覚える。進む時は必ず後退時条件、及び補給線を確保する。ゆえに博打を打つことはまずない。占星術では2つの星の影響を強く受けている。芸術、特に文筆系分野に関する影響が強い。冗談か本気かわからない発言多し。気弱ゆえに大言壮語多し。不安の裏返し。広言して自らを追い詰めてやるタイプ。

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