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あさかぜさんは見た

日記

02/08

Fri

2008

Я・K works satie piano albam



あれれ?絶版になってる。高値ついてる。
今でも時折聞く、サティーのピアノコレクション。
昔どこで見たのか、深夜の番組で、日本のB級映画をやっていた。
女の子か忘れたけれど、廃墟の中マシンガンで人を撃ち殺すシーンでサティの「ジムノペティ」が流れて、他の音は一切なくスローで人が死んでいくのが印象的で覚えている。

サティの曲は昼には聞きたくはない。
夜に、しかもほどよく酔っ払いながら聞くのがいい。
すると静寂の中の陶酔感にどこまでも落ちていける。

サティーの音楽には感覚を麻痺させるような奇妙な感じを受ける。
だからお酒に酔うと、余計にそれが感じられて楽しいのかもしれない。
静かでゆるやかな楽しみ方だ。
はしゃぎもしない、落ち込みもしない、すっと伸ばされていく感じだ。

刺々しくないものの特長を説明するのはとても難しい。
輪郭が鋭敏だとか、音が斬新だとか、まったくそんなことはない。

ただノスタルジックなフィルム映像が浮かび上がる。
ごくごく自然でありふれた家庭の映像で、果樹や草が窓からずっと広がっていく。
変な感じ。

そう、例えていうならばサイレント映画にも似ている。
沈黙の詩が、音の中に無数に潜んでいる。

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Comment

そうですよね

  • ゆきさくら
  • 2008-02-09 00:22
  • edit
それが、普通の感想というものです。
うちの娘はサティを弾きながら、こんなふうに申しておりました。
http://pedera.blog5.fc2.com/blog-entry-142.html

サティが聞いたら怒りそうです。

無題

  • ハヤブサ@管理人
  • 2008-02-09 00:28
  • edit
それを見て、サティーを書こうと思ったのです。
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プロフィール

HN:
あさかぜ(光野朝風)
年齢:
46
性別:
男性
誕生日:
1979/06/25
自己紹介:
ひかりのあさかぜ(光野朝風)と読みます。
めんどくさがりやの自称作家。落ち着きなく感情的でガラスのハートを持っておるところでございます。大変遺憾でございます。

ブログは感情のメモ帳としても使っております。よく加筆修正します。

気が付いたら他人からとても褒められる娘ができまして、人生が大きく変わりました。
この小さな可能性と向き合うため頑張って生きております。

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