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あさかぜさんは見た

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11/25

Mon

2024

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04/11

Mon

2011

買占めとか選挙とか

被災地に送っているのか、それとも自分たちの備えのために買っているのか、スーパーの水の棚がガラガラだ。
札幌なんて水道水がおいしいのだからペットボトルを買って、中に入れておくだけでも間に合うと思うのだけどそれじゃあダメなのだろうか。
家族が大きな病気になって気がついたけれど、自分たちの都市にも何かの状況で普通の生活を望んでいる人はいる。
つまり平常時とは多少流通機能が下がってはいるものの、買占めなどを起こさなければ通常供給できる状態を維持して欲しい人たちは身近なところにいるのだ。
ニュースが被災地ばかりに視点を移しているので映像のイメージにそのまま想像力を引っ張られ、身近なところへの想像力が欠如するというのはいかにも都市型人間だけれど、苦笑する。

今回の選挙もいつもは見たこともないのに選挙前には張り切って演説する人たち。
災害が起こった時の備えについてのことが多く、論調がほぼそれ一色。
演説を聞きながら「結局選挙って何なの?」と疑問に思った。
災害が起こってからの一ヶ月もしない選挙。
被災地の復興見通しができてからでもよかったのではないかと思うのだけど、それは素人考えなのかな。
地元の人たちの演説を聞いた限りでは選挙は政治のためにやるのではなく、パフォーマンスのためにやっているのではないのかという気がしてくる。
主軸のない観念というのは無様でしかないことに立候補者自身が気がつかないといけない。
それとも、そんなことは関係なく「サラリーマンよりも給料のいい政治家で」などという考えが少しでもあるのだろうか。

計画と実行力。
問われているのはいつもこれ。

何もこのことは政治家だけに問われていることではない。
思いやりと行動力。
我々にも常に問い続けられていることだ。

と言っている本人があと半年以上の時間を必要としなければいけないけれど、私自身もなんとかしたい。

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04/11

Mon

2011

父親が大腸ガンだと判明した。
結構大きいらしく転移さえしていなければ大丈夫とのことだが少なからず家族はショックを受けた。
大きな病気をしていなかっただけに本人も張り裂けんばかりの悲しみに包まれているのがよくわかった。
ガンだと宣告を受けた日、父親は病院から一人で歩いて帰ってきたが、家の前で合った時空が潤んでいただろうことは目を見てわかった。
すっかり意気消沈する父親のために、一人で朝早く出て、後で考えればぜんぜんお門違いの神社にまでお参り行って(菅原道真とか学問の神様だから関係ないもんね。病気に)北海道神宮で病気平癒のお守りをわざわざ7時くらいに社務所に押しかけて売ってもらった。
ただのお守りかもしれないけれど、病気を治そうとする意気込みを持つのと持たないのとでは治りがまったく違う。
その意味ではお守りを持っていると自覚し、毎日見ることで、ひとつの目標意識が持てると思った。
千円以上の効果は期待できる。
普段父親とは会話らしい会話もしないから何も言わずに目の前ですっとお守りの箱の入った小さな白い袋を渡した。
一瞬なんだかわからなかったみたいだけれど、それが何かわかるとめったに泣くこともない父親が目の前でぐっと泣いていた。
心中察するに余りある。

実は父方の祖母は私が生まれる前にガンで死んでいる。
今回父親もガンになったということは、遺伝子的に受け継いでいる可能性が非常に高くなってきた。
私もいずれなるのかもしれないなと思っている。
先日母親と会話している時、何かの拍子に父親の若い頃の写真を出してきた。
ちょうど父が私と似たような年のころだろう。
気持ち悪いほど似ていて「うわあ」と静かに叫んでしまった。
ある意味生き写しのような感じだ。

その時、「あっ」と気がついたことがある。
今被災している人たちが、想い出の品を探すという気持ちだ。
想い出には常に「喪失」が付きまとう。
二度と戻らないものを思い返し探す。
自分たちが生きてきた歴史や証拠を改めて心に刻んでいき、魂の立脚点とするためにも、想い出はとても大事なものなのだ。
都会のスピードの中にいると見失いがちなものだ。
あの写真を目の前にした感触が被災した時の気持ちとだぶることを想像すると、どう言葉にしてよいのか迷う。
あたたかみのある、抱きしめて包んでくれる大事な人と一緒にいるような感触だろうか。
今までは想い出というものを否定的に捉えていた節があったので、写真や品物は自分の場合あまり大事にしないところがあったが、母親が今の心中で写真を見る気持ちが、私たち家族を取り巻くひとつの事実が、想い出に対する価値観を変えようとしている。

父は過去を責めるタイプ。
母は過去を後悔するタイプ。
私はというと、過去を責めたり後悔することに疲れたタイプ。
20代は時間がありあまりすぎていて人の倍はそれらをやっていて、もう疲れてしまった。
だから起こったことだけ現実として捉えていこうとしているし、起こっていないことは不安も希望も同列なのだから、なるべく実行力を通して希望を持つことにした。
そのほうが楽だから。

父は模範的な社会人であろうとしたし模範的な市民であろうとしている。
だから日本人的な偏見や悪い意識も多々ある。
定年で会社を辞めて、それらは年月をかけて緩和されてはきている。
親が強い偏見を持っていて子がその下で育つと、偏見や差別意識から逃れることは難しい。
そのことは骨身にしみるほど体験したからよくわかる。
通常の状態が偏見や差別意識にまみれていたら、それが日常的慣習となる。
人の豊かさには、常にこのガンを患う可能性を伴っている。
私は父と癖も似ているし、行動も似ている。
顔も気持ち悪いほど似ている。
考え方はどうだろう。
感性は。
たまには父親も人間の可能性という未知の部分を無条件に応援してやってもバチは当たらんと思うのだけれどなあ。

意識せずとも何かを受け継いでいる。
遺伝子とは目に見えないもので、常日頃意識しないものだが、ふとした時に強烈に意識する。
それが自らの体を通した人や物だったりするから不思議なものだ。

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04/08

Fri

2011

東電じゃない政府側で原発について説明している人

西山英彦さんという方らしい。
今まで一度も気にしたことがなかったが、この人の経歴を見ると法学修士だった。
つまりコテコテの文系やんけ、ってことで少し驚いたのですが、この人は「原子力安全保安院」でもなく「審議官」というポストの人なのですね。

ということは、この方は「公務員」として忠実に職務を行っているに過ぎないのですね。
専門家としての本音など一言も出てこないし、政府や東電側から伝えられた内容を一言一句間違いなく伝えるのが、この方の仕事。
この人が間違いを言っていたとしても責められるような立場には一切ないわけだ。

じゃあ原子力保安院の上の人や東電側の社長はどこにいったの?
原子力安全保安院は経済産業省の機関なのだから、事実上の支配関係は象徴の官僚トップということになりますわな。

いやー、しかしテレビって凄いよね。
毎日映像とか流されると、あたかも映っている人たちに責任があって、何かがあった時映っている人たちが悪いんじゃないかとか思っちゃうものね。
でも実際には映っている人たちなんて、ただの「捨て駒」に近い人たちだったり「都合よく利用されるべき立場の人」だったりもするわけだから、言い方は悪いけれど黒幕には国民感情的に責任追及がいかないように何重にもフィルタリングされているわけだ。

「隠された被爆労働〜日本の原発労働者」
1995年イギリス







この番組を見ると、すっと入ってくる部分がいくつかあって、少なくとも20年近く日本の中枢部の体質というのは一切変化することなく動いてきたのだなと漠然と察知することができる。
「腐っている」のではなく「何一つ変化などしていない」というのが厳密な表現になるだろう。
当然内部浄化もされないまま、ここまできたわけだ。

毎日のWEBでは東電が福島市町村9箇所に金額は公表していないが1億8千万ほどの見舞金を支払ったとされ、浪江町は2千万受け取り拒否(謝罪もなしに金だけとはどういうことか)ということらしい。
放射能被害は因果関係を証明できないだけに裁判も非常に苦しい。
札束口の中に詰め込んで黙らす手段が通じないと今度は裁判で落とす。
エネルギー政策は国家事業だからね。

蛇足だけど、日本の原発技術はエネルギー政策とは言うものの「隠れた核武装」を世界に知らしめるための技術だったのだということもわかった。
まあ、濃縮ができるのだから、普通に考えればそうだよね。
国民感情としてはもう原発ひとつで世界の信用を失っているのだから、これ以上は原発は受け入れられないけれど、日本は外交上のひとつの強力なカードとして「核技術放棄」は絶対に選択できないと思うんだけどな。

「思惑」は絶対国民には知らされないのだよね。
いつだって。
その「思惑」にいつまでも気がつかないで抵抗しない国民性っていうのもどうなんだろうと思うけれど。

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04/05

Tue

2011

東電?政府?原発対応

雑記。

正直なんだかよくわからなくなってきた。
ちょっとずつ放射線などの基準を変えていっているみたいだし、この一ヶ月の間でも細かな基準値の修正や、情報を制限しているのが良くわかる。

ところで、海流を調べてもすぐわかるけれど、福島からダダ漏れさせた放射性物質を含んだ水はカナダ、アメリカ、メキシコにまで行く。
最近ヨウ素ばかりの発表だけれど、セシウムはどこにいったの?原子炉でできるセシウム137の半減期は30年とちょっと、ということらしいしプルトニウム239に限っては2万4千年。
放射性ヨウ素だけが出て、セシウムは出ないのかな?本当に良くわからない。

少なくともいくら隠したとしてもカナダやアメリカでセシウム137が検出されれば世界的な国際問題になるし、日本は世界各国から莫大な保証金を請求される可能性もあるのでは?
特にセシウムが放出するγ(ガンマ)線は物質透過力が高く内部被曝すると大変危険だとブルーバックスの本に書いてあった。
さすがのアメリカもこれは怒るよ。

気になるのは誰が海に流していいかってことを決断したか。
内閣が東電と共同で対策室を作ったのではなかったのかな?だとすると菅直人首相が最終決断したのかな?
東電はいまだに福島の人たちに謝罪もせずに賠償金を払おうとして福島の人たちの感情を逆なでしているし、政府の対応も大雑把過ぎて海外からの不信感を買っている。

資金力のある企業は風評被害のコストを軽減するために壊れた工場を海外に移すだろうし、放射性物質のせいで数年以上は海外からの不信感をぬぐうことはできない。
ブランド力が落ちるということは、値段の競争力も落ちる。
今までのやり方なんて一切通用しなくなる。

怒りをもつ前に気持ち悪くなって吐き気がしてくるほど。
明らかに東電の災害対応が悪いのに、どうして公的資金投入の可能性まで示唆させなきゃいけないのだろう。
福島の人は日本国にこれから絶対税金払わなくなるよ。
それだけ聞くだけでもはらわたが煮えくりかえってくるのは他人である私でもよくわかる。

ただひとつだけわかるのは、今の日本の政府や東電の状態は地震によって暴き出された真実の姿なのだってことだけ。
毎日落ち着かないよ、本当に。


P.S.
よい生地を見つけました。
英語圏の総合科学誌「ネイチャー」の福島原発事故Q&Aの日本語訳

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04/01

Fri

2011

多くの人間が望むことは実現し、多くの人間が意識もしないことは実現し得ない。
光の波長のように確立として実現可能性の高いものは、多くの人間の祈りが込められているか、無意識に望んでいることなのではないのか。

またこの世界は「人間」というひとつの「観測システム」を通して観測されている。
人間という観測システム以外のもので世界を観測した時、別のものであることは人間には観測し得ない。

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プロフィール

HN:
あさかぜ(光野朝風)
年齢:
45
性別:
男性
誕生日:
1979/06/25
自己紹介:
ひかりのあさかぜ(光野朝風)と読みますが光野(こうや)とか朝風(=はやぶさ)でもよろしゅうございます。
めんどくさがりやの自称作家。落ち着きなく感情的でガラスのハートを持っておるところでございます。大変遺憾でございます。

ブログは感情のメモ帳としても使っております。よく加筆修正します。自分でも困るほどの「皮肉屋」で「天邪鬼」。つまり「曲者」です。

2011年より声劇ギルド「ZeroKelvin」主催しております。
声でのドラマを通して様々な表現方法を模索しています。
生放送などもニコニコ動画でしておりますので、ご興味のある方はぜひこちらへ。
http://com.nicovideo.jp/community/co2011708

自己プロファイリング:
かに座の性質を大きく受け継いでいるせいか基本は「防御型」人間。自己犠牲型。他人の役に立つことに最も生きがいを覚える。進む時は必ず後退時条件、及び補給線を確保する。ゆえに博打を打つことはまずない。占星術では2つの星の影響を強く受けている。芸術、特に文筆系分野に関する影響が強い。冗談か本気かわからない発言多し。気弱ゆえに大言壮語多し。不安の裏返し。広言して自らを追い詰めてやるタイプ。

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