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あさかぜさんは見た

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11/25

Mon

2024

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10/29

Thu

2009

自分に何が足りないかって、最近は「感動すること」を忘れていた。そんな人間が感動できる仕事をできるはずがない。あふれて語りつくしても語りつくせない。目をキラキラさせながら語ろうとする人間のように心が満ちてなきゃ、誰も魅了できない。あれやこれやと忘れていた。取り戻そうと思う。



最近気がついたことは、人間は自分が創りあげた論理の中に牢屋のごとく納まろうとする。誰かに閉じ込められれば文句を言うくせに、自分で作った牢獄には心地よさを感じるとは、つくづく奇特な生き物なのだなと思う。いつだって「人」と向き合おうとするには、自らを犠牲にする勇気が必要だ。



愛は自己犠牲?いや、邪念で捉えるならば、一生わからないだろうさ。誰かに犠牲を強いるよりも自らが犠牲になる。本当に愛を語るなら、そうしたくてたまらないはず。なぜなら、誰にも傷ついてほしくないのが、悲しんでほしくないのが、究極の理想なんだもの。たとえ夢であったとしても、やるのが愛。



「いい?よく聞いて?まるいものもしかくいものも大事。形によしあしはなくて、足りないもの、できないことを、それぞれしあうの。人の心は目に見えないもの。しかくかもさんかくかもわからない。あれこれ想像しあって違うものを思い浮かべるかもしれない。でもね、伝え合わなきゃいけないの」



悲しみを救ってやれる人間を待つくらいなら、自分がやってやらなきゃいけない。金にならないことばっかりしてさ、自分は飢え死にするかもしれないというのに。でもさ、アホでもバカでも、世の人間の摂理に外れたような本物の偽善者がいたんだなって、笑わせてやらなきゃいかん。じゃなきゃ意味がない。



待ってくれている人がいる。愛してくれた人がいる。今もこの日本のどこかにいて、自分を想ってくれている。それがわかるんだ。ほらではなくてね、愛してくれた女がいる。だからその人のために、「あなたの愛した人は本物だったよ」と証明してやりたいだけさ。



人がついてくるかどうかは、どれだけ相手の琴線に触れたかに比例する。感動もさせられないトップに、人は魅了されない。



誰も何もわかってないくせに、わかったようなふりをする。もっともらしいことは「わかっている」とは言わない。人間のことが「科学の真理」のように、はっきり選り分けられるはずがない。しかしそのために「学問」がある。「教科書」がある。なるべく、制御できるように、教え込む。え?私?天邪鬼。



「万人の真理を語りたいのならば、口を閉ざすことだね。そして何かをたずねられた時、こう答えるがいい。神の思し召しなのだ、と。勘違いしないでくれよ。私は君にペテンを教えたいわけじゃなく真実は常に広大ゆえにあいまいなのだから、言葉では足りないということだよ。だからペテン師もいるのだが」



「参ったか!」「参りました!」「何に参ったのだね?」「とりあえず自分の無事を考えるのに参ったと言ったほうがいいと思いました」



人は誰かにサービスするために生まれてきているわけじゃないよ。でもね、苦しんで痛みを背負っていかなければ、いざと言う時、本当に大事な人がいても誰一人救えない人間になる。そういう人間は、幸福にも出会えない。愛しているよ。だから、あなたの苦しみは私の苦しみ。あなたの痛みは、私の痛み。



あえて偽善者としての罵りを受け、その痛みを受けましょう。そして願います。人が人を思いやれる社会ができますように。

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10/28

Wed

2009

「人生は楽しければいい」

それは間違いない。

「人は言葉よりも、言葉で受けた感覚を覚えている」

それも間違いない。

私は最近嫉妬という感情を抱いて、嫉妬をぶつけ、気持ちをぶつけた。
価値観や生き方の違いが、一つの物事への温度差を生み、相手を苦しめ潰れさせた。
相手は吐き気をもよおすようになり、気持ちがついていきたくても、体そのものが拒否反応を示すようになった。
そこまで相手を追い詰めてしまった。

人と人を比べてその「差」を責める。
責めていなくても、言っただけで相手は責められていると感じる。
どうしようもない悪循環のスパイラルだった。

人には各々の向き合い方がある。
その向き合い方ひとつで、とんでもない勘違いを生んでいたり、誰かを苦しめていたりする。
きちんと正面同士で向き合うことを一度でもしていれば、こんなことにはならなかったのかもしれないと他人のケースを見ていて思うことがある。

「向き合う」ってどういうことだろう。
相手がどういう考え方をして、どういう行動をして、どんなことが嫌で、どんなことが好きで、どういう息遣いをして。
そんなことをひとつひとつ知っていくことだと思う。

自分には、明らかに「知ること」が欠けていた。
互いにアプローチの仕方が違いすぎて、ぶつかりあうだけでギクシャクして、互いにショックを受けていた。
どうすればいいのかわからなくなっていた。

未熟すぎて、話にならない。
今はそんな未熟な自分のそばに置いておくのが、とても危険に感じている。
どうしたら楽になれるのか、その人間を突き放すことばかり考えている。

体そのものが拒否反応を示すほどの状態が、はっきりと現実を物語っている。
ひどいことをしたと思っている。
でもその反面、苦しんで、よく考えて欲しいとも思っている。

人には生きている限り未来がある。
自分のことをよく考え、相手のことをよく考え、苦しみ悩みもがかなければならない必要が、人生にはある。
一度でもそれをやっておかなければ、万が一の時に、人を不幸にする。
生きている限り未来があるからこそ、苦しんで欲しい。
今のままで終わって欲しくない。

その人とは、この先深い接点がでるのかどうかはわからない。
力になれるものなら、力になってあげたい。
いつだって自分はそうやって生きてきた。

幸の多い人生を心から望んで止まない。
「生きていって」欲しいと思う。

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10/27

Tue

2009

「愛」を語ったエゴ

友達からきついことを言われ、はっとした。

「愛情だと語って実は自分の負担を減らすためにしているだけのエゴ」

占いの本に書いてあったらしい。

正直堪えた。
自分は「偽善」を押し付けていたのではないか、と。

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10/26

Mon

2009

アメリカに二ヶ月近く住んでいたことがある。
語学留学という形でホームステイしていた。
片言の英語で一生懸命生きていく。
それでも楽しかった。

ホームレスみたいな人も多かったりして、治安が悪そうなところは見た目でわかった。
ガラの悪そうなのがうろうろしているし、どことなく不安になる。
食文化にはさすがに高カロリーのものばかりで参ったけれど、日本にいるときと気分が違った。

なぜ、日本にいるとこれほどイラつくのだろうと感じたほどだった。

わりと田舎でのんびりしているところにいた。
カリフォルニア州のサンフランシスコに近い場所にいたのだが、LAやサンフランシスコみたいな都会でもない限り、だいたいのんびりしている。
州知事のいるサクラメントでさえ、日本の「都市」から想像できる人口密集のイメージとは程遠い。

留学期間最後が近づいて、少しはめを外した。
学校を無断欠席して、ラスベガスのあるネバダ州の北にある、リノという街にでかけた。
カジノというものを体験してみたくて行ったのだが、まず街を出ようにも列車が来ない。
それまでバスが待っても20分以上来ないことを何度か経験しているので、気持ちも「まあいいか。じたばたしても来ないものはしょうがない」というゆったりとした気持ちになっていた。
景色だって開けている。
空をぼんやり眺めていた。
払っても次の駅で待っている乗換えのバスに間に合わなければ、電車に乗っても無駄だろうとも思わなかった。
「行ってみなきゃわからないさ。とりあえず景色でも見ながら待つか」とぼんやりしているところに列車が遅れてくる。
乗り込んで、ゆられながら時計を一度見て、あとは景色を眺めていた。

バスの待っている駅に着くと、もうとっくにバスの出る時刻は過ぎているにもかかわらず、バスがきちんと待っていた。
バスも電車が遅れてくるのがわかっているので、しっかり待っていたというわけだ。
妙なところでうまくまとまっている。

ゆるくまとまる。
そんな余裕のあるのんびり生活が、自分のペースに合っていた。
本当にあの地では自由を感じていた。

アメリカにはところどころにストリートパフォーマーがいる。
路上で楽器を演奏するなり、芸を披露するなり、チップを目的に一日中いたりする。
モーテルに泊まる金額が安くて20ドルちょっと。
一日の食費が10ドルもあれば、おなかいっぱいになれる。
つまり、一日30ドルちょっとあれば、ぎりぎり生きていけそうな空気がある。
特に「チップ」や「楽しみ」に関しては文化がもともとあるので、「パフォーマー」たちを軽蔑するような空気はまったくない。

そこにいると「なんでもやってみればいいじゃん」という、楽な気持ちになれたし、自分もまた「やらなきゃしょうがないだろ」という気持ちになっていた。
日本語が通じず、片言の英語しかしゃべれない。
やっていかなきゃ生きていけない。
コミュニケーションも取れない。
不安に思ってしり込みする時間があったら、何か手を打たなきゃいけない。
でも切羽詰っているわけではなくて、「なんでもできそうだ」という自由な気持ちでいられた。

バスに乗って長い時間フリーウェイ(無料高速道路)を走る。
ネバダ州は乾燥した大地が多く、荒野が広がっていたりする。
白い岩肌に、乾燥した低木と、まばらに見える植物。
そんな山を越えていくと、今度は赤茶けた色の土が広がる。
空気も乾燥しているせいか、太陽が嫌に青みがかって見える。
雲の形も、煙を漂わせたような、日本では見られない形ばかりだ。
移動距離も長く、移動コストも安い。
どこまでもいけそうな雰囲気があって、どこに終着点があるのかもわからない。

カジノで稼ごうとは思わなかった。
素人だし、日本でパチンコもスロットも競馬もやったことのないような男がカジノに行くのだから、勝手がわからないに決まっている。
ただ、雰囲気を味わいたかった。

クレジットカードの限度額まで現金が引き出せる。
一日で見事に十万すって、帰りの時には1ドルとちょっとぐらいしかなかった。
ひどいものだった。
もう何も残ってない。
気持ちも荷物を全部おろしてしまったように軽々としていた。
帰る切符を先に買っておかなければ、帰れなかったレベル。

帰りのバスの中で同じような景色を見る。
荒野や岩肌を見ながら、妙にすっきりした気持ちでゆられる。
その時、カントリーミュージックのようなものがラジオから流れ出し、からっぽの心の中に妙に心地よく響いた。
何も持たず、何も背負わず、もう体ひとつで、長い道をひたすらゆくロードムービーのような、妙に透き通った気持ちになれた。

「自由」

何かを押し付けることでもない。
何かにせかされるわけでもない。
ただ、ありのままでいていいのだと、ありのままでいることが本当の自分なのだと、それが一番気持ちのいいことなんだと。

失っても、何も失った気がしない。

「また、やり直せばいいよ」

こうじゃなきゃいけないとか、ああしなきゃいけないとか、色々あるかもしれないけど、大丈夫、なんとかなるよ。

ふと、アメリカにいた頃の気持ちを昨日思い出した。
「自由な気持ち」を、思い返していた。

大丈夫。
なんとかなる。
自由な気持ちで、ちゃんと色んなものを優しく包んであげれば、全部うまくいくよ。

ふと、苦しくて辛くてふさがっていた気持ちが、妙に軽くなっていた。
もし辛くなったら、せめて気持ちだけでも、あの場所に戻ればいい。

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10/26

Mon

2009

人は楽しければ、自然と行動するようになる。
人は楽しければ、自然と楽しみたいと参加する。

価値のあるものとは、人生の楽しみとなるようなもので、人を楽しませることは最大の価値になるのだ。

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プロフィール

HN:
あさかぜ(光野朝風)
年齢:
45
性別:
男性
誕生日:
1979/06/25
自己紹介:
ひかりのあさかぜ(光野朝風)と読みますが光野(こうや)とか朝風(=はやぶさ)でもよろしゅうございます。
めんどくさがりやの自称作家。落ち着きなく感情的でガラスのハートを持っておるところでございます。大変遺憾でございます。

ブログは感情のメモ帳としても使っております。よく加筆修正します。自分でも困るほどの「皮肉屋」で「天邪鬼」。つまり「曲者」です。

2011年より声劇ギルド「ZeroKelvin」主催しております。
声でのドラマを通して様々な表現方法を模索しています。
生放送などもニコニコ動画でしておりますので、ご興味のある方はぜひこちらへ。
http://com.nicovideo.jp/community/co2011708

自己プロファイリング:
かに座の性質を大きく受け継いでいるせいか基本は「防御型」人間。自己犠牲型。他人の役に立つことに最も生きがいを覚える。進む時は必ず後退時条件、及び補給線を確保する。ゆえに博打を打つことはまずない。占星術では2つの星の影響を強く受けている。芸術、特に文筆系分野に関する影響が強い。冗談か本気かわからない発言多し。気弱ゆえに大言壮語多し。不安の裏返し。広言して自らを追い詰めてやるタイプ。

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