北野武映画が、海外に行くと、「暴力描写がきつい」と言われることについて、本人がコメントしていた。
ダイハードなんかじゃ、何十人も殺されて平気な感じだけど、俺のは数人しか死んでない、どっちがひどいんだ、という内容。
痛そうだから、やろうとする気もうせるんだ、と。
痛そうに見えない暴力描写こそよくないんじゃないの?ということです。
セリフは、youtubeのコメント欄からの抜粋。
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一番目
「事故よ!誰か助けて!」
「事故?事故じゃないし。会社がずっと前にハシゴを取り替えてく れてたら。あんな高いとこ届くわけないわ。
働いてる人少ないのになんでちゃんとした規則がないの?」
字幕:「事故というものは決してありません」
※accidentは、自然発生的な事故という意味。
つまり、人災は防げるってことが言いたいんでしょう。
2番目:
「私はここの副シェフなの。
運良ければ来年までにはシェフになれそう。
私には素敵な婚約者もいる。
でも今週末の式は挙げられないの。
私がひどい事故に遭ってしまって。
本当に、私はこのあたりの床の(上に飛び散った)油をきれいに掃 除しておくべきだった。
そうしておけば、私が「揚げ物」になることもなかったのに。」( 悲鳴)
(男性の声)「誰か手を貸して!」
3番目:
「おい、ジム!あの部品をよこしてくれ」
「ああ!」
「110番!(911)事故だ!」
「これは事故なんかじゃない。会社は上にあんな重荷を積むのが規 則違反だってわかってるはずだ。
オレもやってることに集中してなかったけど。上司たちが壊れた棚 も買い換えられないとはね。」
4番目:
「オレは家族をいい旅行に連れてってあげたいから残業しているん だ。でも、もうすぐ家族はオレが『事故』で殺されたって電話を受 けるんだ。
でもオレはイカれたハーネス着てるんだ(つまり誤作動の可能 性のあるハーネスを着てるということです)。でも、会社はタンクを点検す るべきだった」
「事故だ!助けを呼べ!」
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これだけひどいと本当にリアリティーがあるし、ショッキング。
事故ってそうだけれど、誰も「事故にあいそう」だなんて思ってはいない。
起こってから「不幸だった」と思うけれど、事前の気構えというか、ちゃんとした気配りがあれば、防げるものもたくさんあるということは肝に銘じておかなければいけない。
これが「事故」に限らず、「人生」でも同じことだと思う。
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