●「人を殺すのは蚊を殺すのと同じ」
なぜこんな男に命を奪われなければならなかったのか――。茨城県土浦市のJR荒川沖駅などで9人を殺傷して殺人罪などに問われた金川真大被告(25)の第3回公判が3日、水戸地裁で開かれ、被告人質問に立った金川は「(人を殺すことは)蚊を殺すことと同じだ」と言い放った。
黒いシャツにジャージー姿で入廷した金川の証言は最初から“異常者”だった。弁護人から「罪の意識は感じるか」と聞かれ、「感じない。ライオンがシマウマを食べる時、悪いと感じるのか」と平然と言ってのけたのだ。
その後も「(殺そうと思ったのは)10人ぐらい。数の根拠は特にない」「適当にふらふら歩いていたら家が見えた。(殺したのは)たまたまだ」「(連続殺傷時の心境は)うまく刺せん、切れんと思っていた」などと淡々と話し、被害者や遺族に対する罪悪感や反省の様子は一切ナシ。動機についても、ひたすら「死刑のため」と強調し、「なぜ自殺を考えないのか」との質問には「痛いから。失敗すれば苦しむから」と身勝手極まりない理屈を並べ続けた。
一方で、「魔法を使いたい。冒険に行きたい」「(ゲームやファンタジーの世界が)好きだし、直接、味わいたい」と現実逃避する発言も度々あり、弁護人が責任能力を確認する場面もあった。金川は一体何を考えているのか。
新潟青陵大の碓井真史教授(犯罪心理学)はこう分析する。
「欧米の銃乱射殺人でも見られるように、最近の大量殺人者に共通するのは『自分を認めてほしい。愛してほしい』という欲求です。疎外感が強く、『いつかデカイことをして一発逆転だ』と殺人に走るのです。犯人の多くはその後、自殺しますが、今回は踏み切れなかったのではないか。公判の言動から、初めて注目される身を楽しんでいるかのようです。反省の弁がないのも『自分の非を認めたら負け』とでも思っているのではないでしょうか」
遺族はやり切れない。
(日刊ゲンダイ2009年6月4日掲載)
引用しちゃったけど、この被告って、すべて「物」だと思っているんじゃないのかな?
人すらも自分の目的を達成するための「手段」でしかなくて、ひたすら「目的に向かって手段を講じた」だけなのでは?
自分なりの理屈で。
それ以上でもそれ以下でもないと思う。
いらない物に対して感情をかけることもないだろうし、物なんだから空き缶道端に落ちてて踏んだとしても、それのどこが悪いの?という感覚に近いのでは?
他人の感情なんて関係ないし、慮るような心なんてないんだよ。
愛して欲しい認めて欲しいという感覚は成長過程においてあったかもしれないけれど、もうこの人間に限ってはないと思うよ。
すでに目的ができて頭がそれにセットされた。
あとは目的を完遂させるためにどのような手段を使うか。
RPGっていうのは、モンスターを倒して経験値をため、レベルアップし、より強い敵を倒しながらゲームクリアを目指すものでしょう。
強くなればなるほど雑魚敵が増えるものね。
彼の言うことを鵜呑みにするのならば、レベルアップしている自分、簡単に殺人をできる自分は強者で、殺されるほうは弱者、という構図もわかるような気がする。
教授の分析って今回に限っては外れている気がする。
何か外に対する感情なんてないもの。
ひたすら内に向いていて、鋼鉄のように固まっていて、感情や思慮が常にその中で巡回しているよね。
鋼鉄の壁をやぶる意思なんてないし、外からの提言も言葉も届くはずがない。
言葉を交わすのは義務的なコミュニケーション。
本人は「それって死刑になるのに何か関係あるんですか?」っていう感覚だと思う。
自殺する意思はない。
ゲームなのだから、常に自分の行動の先にはリアクションがあるわけでしょ。
死刑になってゲームエンド。
この人にとってのゲームクリアでしょ。
自分の非なんて考えてないし、自分が間違っているとはこれっぽっちも思ってないよ彼は。
そういう質問を繰り返して「人間的な良心の存在」を探そうと思っても彼からしてみれば「はい?どうして悪いのかわからないですね」程度だと思うけれど。
とことん機械的。
感情も思考も。
幼稚も大人もない。
目的があるからそれを達成するだけ。それだけです。
そういうことでしょ。
この人の生い立ちがわからないから、「なぜこのような思考回路になったのか」がわからないけど、この人は早く殺してあげたほうがいいと思う。
出所したらまたやるだろうしね。
刑務所内でも機会を狙うと思う。
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