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あさかぜさんは見た

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05/02

Thu

2019







庭に花が咲き始めたが、ぴょこぴょこ出ているやつらがいる。1枚目の写真のこいつら。
実は2年前の秋頃に植えた中国産にんにく。気まぐれで「植えたら出てくるのか?」程度の気持ちで植えた。
夏は腐るから植えないようにと園芸のサイトに書いてあったけど、ひと夏超えてふた冬超えて、また出てきた。
何の手入れもしていないし周囲は雑草だらけだから粒が小さく去年は取らなかったけれど、なんとまあたくましいものよ。
小葱も生き残っている。
今年は今まで咲かなかった梅も蕾を付けているのを発見したし桜も咲きそうだ。
何と言っても洋ナシの花が咲く姿はとても美しい。
そしてタンポポは相変わらず出てくるし、つくしも無数に出てきた。
うんざりするほど出てくる。
タンポポ茶ってあるけど、庭のやつでもいいのかな。
試したいような、そうじゃないような。
放置しておいても咲く花は咲く。
毎年感心する。
見習えたらいいなと、眺めている。

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05/02

Thu

2019

肉の日にやったこと



4月29日。
「平成最後の肉の日」っていうことでね、牛肉なんですけれど、僕が紹介したいのはお肉ではないのです。
奥の方に見える付け合わせの方。
前に「ハスカップ」という主に北海道で栽培されているベリーのような味の果物を紹介しましたが、それ使っています。
内容は行者菜(ニンニクに代替可能)、人参、玉ねぎ、エリンギ、バター、赤ワイン、と混ぜていて、赤ワインではなくてハスカップの色で赤に染まってます。
ということは、フレンチのソースとしても万能。
いわば、バルサミコ酢の代わりにハスカップを使っても万能だということ。
食が生きるのはレシピ。
つまりは「設計図」さえあれば、誰でも簡単に使えて、食材の可能性を広げられるのです。
お菓子だけじゃない。
ハスカップは肉にも合うソースとしても万能です。
厚真町の皆さん。
使えますよ。
お菓子以外にも。
おにぎり以外にも。
立派な食材として。

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05/02

Thu

2019

伊賀焼の谷本洋さんの器を手にする機会があり、器を手にしながら考える。
どんな料理がいいのか。手に入れた器は近年「手軽に扱えるように」と谷本さんが本来の伊賀焼のコンセプトからずらして家庭用にと制作していたものの一つ。
陶芸とか陶器とかなると、ちょっと重いイメージがあるけれど、とても軽い。
谷本さんは全国を回っていて、何年かに一度、札幌の三越に来ることがあり、ちょっとした縁で知り合った。
器を手に入れたはいいが、やはり器を目の前にすると、下っ端調理師をやっていたし、本職は(自称)芸術家なので、面白くもなく美味しくもないものは作りたくない。
安易ながらお野菜をふんだんに使ってみた。



一枚目は油揚げと鶏むね肉と小松菜のたらこあえ。
液体塩こうじと根昆布出汁であえた。



二枚目は伊達で初めて見た「コジャク」という野菜。ゴマのような香りもあるし、春菊までいかないまでもちょっとした香りと苦みもあるし、「セリに似た」とネットではあったけれど、実際セリを単体で味わったこともなく、でも美味しいというぐらいしか説明できないやつと、からし菜を根昆布出汁とミツカン簡単酢と液体塩こうじを混ぜたものを薄めてハスカップの汁であえたもの。からし菜自体が紫の葉を持っていたので、ハスカップ抜きでも紫に染まっていた。
上に乗っているのはハスカップの実。
苫小牧産で酸味が強い。まるで淡い梅干しくらい。
実は2018年の胆振東部地震の中心地だった厚真町のハスカップは糖度が高く、よりあえ物への奥深い味わいを示してくれる。
僕は、この厚真町のハスカップをお勧めしたい。
野菜とあえても、まったく違和感がない。
食材としても大いに活躍できるし、ハスカップは大腸菌の繁殖を抑制する効果があるのだと、この前厚真町の報告会で偶然聞いた。



三枚目は少し花の咲いた菜の花を道の駅で見つけたので、食べ物としてはえぐみが出てくるものの、ビジュアル的に春だなと思い購入して、春雨と一緒に酢味噌生姜あえにしてみた。
酢味噌は事前に韃靼そばの実と厚真産の味噌をあえたものを使った。
味噌がとても素晴らしかった。塩っぽさや豆の主張を抑えながらも、かつ縁の下の力持ち以上の味わいを発揮する。淡く甘い。
ちなみに厚真町の「しゃべーる」という施設で味噌を売っている。
試してみてはくれまいか。
豆腐も美味しいが、当然日持ちはしない。
日持ちがする商品となれば、まず味噌だった。
他にも厚真町のお勧めは米があるが、プロの人に自信を持っておすすめしたい逸品だ。

本来の伊賀焼については、僕の手持ちの写真がないのでネットで検索して欲しい。
僕のような半端物の紹介で申し訳ないとは思うし、勝手な見解をこれから申し上げるが、僕は谷本さんが作る伊賀焼の神髄は「人為」と「天意」にあると考えている。
現代陶器を眺めていると「人為」を強く感じる。
我々は人工的なものの中に生きている。例えばビルであり、近代的な木造であり、決められたスペースを形どった鉄やらコンクリートやらといったものだ。
車の横幅がだいたい決まっている中で、駐車場の線が狭かったらイライラするのと同じような感覚だ。
都会に生きていれば目の前にアスファルトがある。
毎日排気ガスの香りを嗅いでいる。
何の塵なのか車が巻き上げた、明らかに体に悪そうな煙のようなものも吸っている。
建物は法律や人が決めた何がしの区画やらが決まっている。
都会に自然などない。
だからこそ、都会にあう(語弊があってもかまわないが)スタイリッシュで近代的な陶芸を持って「土」というものを示す。
つまり近代建築や近代生活にあう「陶芸」というものが一般的なものになっていると感じるところがある。
つまりは「人間美」なのだ。
だが伊賀焼に関しては、究極のアンチテーゼを示している。
「近代様式」や「現代陶芸」へのアンチテーゼだ。
作り手である当人には当然そんなつもりはないのは承知してはいるが、伊賀焼に関しては近代建築の中に置かれると、強烈な違和感しかない。
ゴツゴツしていて、まるで「大自然への哲学観」しか感じない。
その陶芸には渓谷があり、濁流があり、手の入れられていない青々としたむせかえるような緑があり、命が消えては生まれ、打ち寄せる水にもびくともせぬ上流の角張った岩があり、命の最後の使命を果たさんとする生命達があり、爽やかな、時には全てをなぎ倒さんとする風があり、そういう「実直な自然への問いと答え」が、そこには存在している。
だからこそ「哲学」なのだ。
現代陶芸が「人間美」なら、伊賀焼は「自然美」なのだ。

僕にはその器を扱うことができない。
使えないものは飾るだけになるから、僕はもしかしたら生涯手に入れられないかもしれない。
それでも「ちょっとカジュアルな」という感じの器を手に入れ、作者とも話をし、少しだけ知り合いの仲になり、器を使って料理を作るとなると畏まる。
迷いもあるし恐れもある。

どこにでも手に入るものながら、写真ではわからない北海道らしさが出ている食材を使っている。
韃靼そばという、寒冷地に強い品種のソバの実を二枚目以外のものには使用している。
二枚目はハスカップ。
新千歳空港で特にモリモトで扱っているのでお菓子のお土産として味わってみて欲しい。
ひとまずは、器を使っているというアピールも兼ねて、美味しい味わいにひと花以上のものを添えてくれた器を、これからも大事に扱いたい。

ありがとうございます。

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05/02

Thu

2019

きっと、演技やら文章を書くやらをして入り込みすぎると自我を失うことも考えられるだろう。その時に最も自分に正直であることが元の自分へ返ってこれる道しるべになる。だから無様でも情けなかろうとも偽らない自分を記録しておく必要がある。
そしてもし祭り上げられた時にも、等身大の自分の記録が役に立つ。

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03/28

Thu

2019

あつま、と読む。
昨年九月に起きた北海道胆振沖地震の中心地だ。
ずっと気になってはいたけれど、室蘭方面へ用事があったため、寄ることができた。
寄ってみてわかったことだが、北広島市から約一時間と少しでいける。
結構近い。
厚真町は農業が中心の地域で米がほとんどらしい。
その他、じゃがいも、かぼちゃ、ビーツ、豆等を輪作しているという。
先日伺った時、偶然にもハスカップの報告会のようなものをやっていて見てきた。
ハスカップって何? と道外の人に聞かれたけれど、イメージとしてはブルーベリーの酸味が強いもの、と言ったら方向的には掴めると思う。
実際実も小指の先ほどで、ミニトマト程度の直径でビワのような形をしている。
このハスカップ、モリモトというお菓子屋さんが製品にしているので新千歳空港で見かけることができる。
報告会ではハスカップをもっと宣伝して復興を後押ししていこう、という内容だった。
実際地震直後に物産展への出店を打診されて奥様に「馬鹿じゃないの?」と言われながらも出店して手ごたえを感じてきた「ハスカップ王子(本人談)」の報告や、地震や風で被害を受けた樹木をどうしたらいいかのレクチャー、ハスカップが大腸菌の繁殖を妨げる効果があることなどやっていた。
実際、全体の作付面積から見るとハスカップの面積は小さいながら、ハスカップ生産量日本一であると同時に、高品質のハスカップを作り続けているとのことで、ハスカップを全国区にして、どんどん厚真町をアピールしよう&復興のためにハスカップの苗を渡すので作りましょうと、なかなか未来のあることを言っていた。
中心部に「しゃべーる」という新しい施設があって、そこでランチをやっていたがハスカップアイスクリームと味噌アイスクリームを食べたが、どちらもほんのりと味がして牛乳は濃厚だけどもさらっとした甘さで食べやすかった。
「しゃべーる」では他にも手作りの木の食器や器、小物など販売していたが、注目商品は「大豆製品」だった。
まず「雪ほたる」という豆腐。
これが絶品。ババロアのような食感で甘みが強い。絹ごしも木綿も硬さとしては、それほど大差はないほどだけれど、この不思議なまろやかな舌触り、どうやら「おから」を出さない豆腐らしい。
絹ごし、木綿以外にも厚揚げ、油揚げがあるけれど、カップサイズの小さなものもある。味がいくつかあって、柚子や枝豆、ごま等、6種の味があったけれど、ほーんのりって感じの味付け。
「あー、いるいる。いるよー」と感じられるけれど、醤油をかけたら強いし、ポン酢なんてもってのほかだし、そのまま食べたけれど、豆腐自体に甘みがあるのでスーパーの安い豆腐とは全く違って、そのままでも楽しめた。
そして、最強の味噌。塩辛くもなく薄くもなく味噌汁なんかにすると甘みがふわっとくる。豚汁家で作ったけど何杯でもいけた。

今もまだ仮設住宅で暮らす人が大勢いた。
2年と言っていたかな。期限があって、いずれは公営の住宅に引っ越す予定なのだそうだけれど、どうなることやら。
実は厚真町の周辺地域も仮設住宅を設置している場所がある。
半年経ったけれど、そう簡単には……という印象を受けた。
観光所の人は「危ないところでも農家の人は出ていって働いてますよ」と言っていたから、季節は待ってはくれないし、農地があるからには働かなきゃ食えないし頑張らねばと思っているのだろう。
厚真町の人たちは、どこか垢ぬけている印象を受ける。
見てきた人は人当たりが良くて明るく、前向きな印象を受けた。
そして地元愛が強いんだね。
本当は泊まろうと思っていたのだけど宿泊施設が予約でいっぱいで泊まれず、前日用事の帰りに苫小牧に泊まり、朝は北寄貝を食べ、厚真町に向かって上記のようになった。
やはり震源地。
テレビで映っていたけれど、山が皮一つ向いたように剥がれ落ちていた。



だいぶ整備が進んでいたが一部、車よりも高い土砂が流れ込んでいた場所があった。地震当時の山側の道路はこのように埋もれていたのだろう。
※クリックすると大きい写真が出てきます。




斜面が流れてしまったのがわかる。
写真のような場所がかなりの範囲で続いている。

特に235号線沿いの斜面が結構やられていて、当時の凄まじさを残していた。
厚幌ダムまでは行けたのもの、そこから先は通行止め。
今も復旧作業が進んでいる。
さすがにダムは頑丈なのか崩れたような場所は見受けられなかった。
鳴き声がするので遠くをよく見てみると、白鳥のような鳥がいる。
頭や体に色がなく真っ白だったのでタンチョウではないだろうが、編隊を組んで空を飛ぶ姿も見られてとても綺麗だった。
明けない夜はない。
厚真町の人たちは、そんな思いで頑張っている。
帰り際「こぶしの湯あつま」で豚丼を食べた。
全て厚真町産にこだわり、放牧豚、米、豚肉を焼く炭と全て地元の物。
特盛を頼んだけれど器からはみ出ていた。
器にもこだわっているようで、地元で作られた一点もの。
タレは甘辛というより辛寄り。肉の甘みを引き立てる。
米が恐ろしく美味しかった。
「さくら米」という地元の米を使っているみたいだったけど、欲しくなって後日探して地元のコープにあると聞き買ってしまった。
選りすぐりの高品質ななつぼし。
電気釜で炊いてもやっぱり美味しかった。

また時間があったら豆腐とかを買いに行こうと思う。
そして地元でもハスカップ製品が手に入るといいな。
パッと見たところでは見つけることができなかったから。

後日、地元でハスカップの塩漬けをおにぎりに入れて食べたりしていると聞いて、「しゃべーる」で食べる機会があった。
シソ梅のような味とNHKの番組で見たけれど、本当にそれに近い。時折ちょっぴり甘さが攻めてくる。不思議な味だった。でも美味しい。
また行きますね。

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プロフィール

HN:
あさかぜ(光野朝風)
年齢:
44
性別:
男性
誕生日:
1979/06/25
自己紹介:
ひかりのあさかぜ(光野朝風)と読みますが光野(こうや)とか朝風(=はやぶさ)でもよろしゅうございます。
めんどくさがりやの自称作家。落ち着きなく感情的でガラスのハートを持っておるところでございます。大変遺憾でございます。

ブログは感情のメモ帳としても使っております。よく加筆修正します。自分でも困るほどの「皮肉屋」で「天邪鬼」。つまり「曲者」です。

2011年より声劇ギルド「ZeroKelvin」主催しております。
声でのドラマを通して様々な表現方法を模索しています。
生放送などもニコニコ動画でしておりますので、ご興味のある方はぜひこちらへ。
http://com.nicovideo.jp/community/co2011708

自己プロファイリング:
かに座の性質を大きく受け継いでいるせいか基本は「防御型」人間。自己犠牲型。他人の役に立つことに最も生きがいを覚える。進む時は必ず後退時条件、及び補給線を確保する。ゆえに博打を打つことはまずない。占星術では2つの星の影響を強く受けている。芸術、特に文筆系分野に関する影響が強い。冗談か本気かわからない発言多し。気弱ゆえに大言壮語多し。不安の裏返し。広言して自らを追い詰めてやるタイプ。

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