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あさかぜさんは見た

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11/24

Sun

2024

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12/22

Tue

2015

美味いものを全部入れたらゲテモノになる

これは創作における鉄則なんですが、やっぱり描きたいものというのは絞らないといけない。
そこにテーマ性があるか、ということを自分は考えたりするのですが、最近料理も楽しくやっていることから、よく料理に例えています。
何でも「塩梅(塩加減)」ってのが大事で「入れすぎない」「少なすぎない」という絶妙のバランスが素材の味を引き出すわけです。
そんでもって、よく最初は「作りたいものを作る」という気持ちが強すぎて、あれもやりたいこれもやりたい、と自分が好きなものを何でもかんでも詰め込んでしまいますが、料理に例えるなら簡単です。
自分の好みのものを同じ鍋の中に入れて混ぜてしまったら、恐らく食べられないものになると思うのです。
そういう意味ではテーマ、最終的な出来上がりとなるものは、シンプルなものの方がいい。
それを「メインの食材」とするならば、そのメインの食材がどのようにしたら引き立つのか。
主人公や脇役でさえ冷徹に扱わなければならない時があります。

創作には二つの目が必要です。
一つは主観。
これは誰もが持っているものですが、もっと突っ込んでいくとキャラになりきる演技力というか、その心情をよく知り、その視点から世界を見るという主観です。
これ、なかなかね、できそうでできないっていうね。
鍛えるには多くの人と出会って色々な人たちのことを知ったりするのが一番なんじゃないかと思ってます。
実際肌身で人間のこと感じないと、自分の世界に閉じこもったままになってしまうので。
二つ目は客観。
客観視って「人から見たらどう思うだろう」という意識ですね。
日本人はこの「客観視」が強すぎて、なるべく波風立てない方法で、自分を殺しすぎる人がいますけれど、それこそ「塩梅」です。
バランス感覚というものは、この客観視で養ってください。
ある一方向からのものだけが正しいことではないので。
この「客観」を養うには、常に哲学的かつシンプルな問いが必要です。
「それは本当に正しいことなのか(間違っていることなのか)」
という視点ですね。
色んな方向から見る。
たとえば悪には悪が成り立つ仕組みや理屈がありますし、それでは人間は落ち着いて生きられないから戦うという善もいますし、悪だとわかりつつ、おかしいとは思いつつ、正しいことに対して勇気を持てずに傍観しながら悪化していくのを眺めていく人たちや、悪には染まりたくはなかったけれど流されたり生きるためには仕方がなかったりとか、色んな立場の人たちがいます。
それを知るには沢山本を読んだ方がいいと思います。
自分が知らなかった世界を知る。
そして自分が認められない世界のことも知る。
そうやって己の中の価値基準に対する、時には愚かとも言える何かに気がつくわけです。

正直主観は誰にでもあるわけであって、やっぱり影響を受けてきたもの自分が好きなもの、鬱屈したものっていうのは誰しもありまして、それを表現することはまったくかまわないのですが、「何故それがあなたが書かなければいけないのか」という明確な理由と、さらには誰にも影響されていない独自視点がなければいけないのです。
もういっちょ欲しいのが、いかに主観過ぎるものであっても「周囲の環境をきちんと理解できている」というのが大事で、あまりにも周囲の感性とかけ離れていても、奇人変人の作品に終わってしまいますからね、いかんのですな。
どうしても「王道」というものがあって、「他人が安心して食べられる安定した味」というものがこの世界にも存在します。
最近はシナリオやお話の世界ではハリウッド的な構成における凝った仕掛けが主流になってきていますが、それもいずれは形態を変えていくことでしょう。
最先端のものをマネするのはかまわないのですが、それが自分でできかかった頃にはブームは済んでいるなんてこともザラに。
やはり最新情報を常に得ていることが大事ですし、専門外のことにも興味を持って積極的に情報を得て、理想を言うならば、その専門分野のお友達を作るのが最高です。
なんせね、会うたびにね、話してくれるからね。
お酒の席で一緒になれるような仲になったら、色々教えてくれますよ。
それタダで聞いちゃっていいのかな?っていうことをね。

人を作るのは常に人なので、素敵な人たちと繋がっていけば、自然と「美味いもの」ってのがわかってくるのですが、そこは慎重に自分の中で選りすぐって、「最高の料理」に変えていくのが腕の見せどころかと思います。

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12/19

Sat

2015

もはや小説を書くことは、自分の命に対して最後の価値観を見出す行為でもある。
それが食えなくとも、一人前に稼げなくとも、これが自分がしがみついている最後の人間としての価値だ。
そして書くことを、表現することを失ってしまったら、もう生きる意味を見出せなくなる。

死んだ方がいいんじゃないかと思うことは多々あるけれど、生きる屍にまだならないのはこれがあるから。
そんなものが自分にはまだあるから、生きる希望のようなものを見失わずに済んでいる。

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12/09

Wed

2015

私は理不尽さを教えたい

私は親に思春期の頃から否定語を与えられ続け、かなり精神が歪んだ方です。
でももっと酷かったのは、私を取り囲んだ「読者」の人たちで、こういう言葉を使っていいのか「無神経」にもほどがあった。
傷ついたし、立ち直れないと思ったほどにも言われた。
一般の人から芸術家の人まで。
あらゆるジャンルの人たちから言われた。
夢を持てと言うけれど、こういう理不尽さに耐性がなければ、下手に希望を持たせると周囲を不幸にするし、そして最悪の場合個人の死が待っている。
下手にのめり込んで、引き返せないところまで行ってしまい、夢も何もない悲惨な状況に囲まれ、そして絶望したまま死んでいく。
だから、才能は早めに悟った方がいいんだ。
苦労をすればいい。
特に20代は特に。
トラウマになろうと何になろうとやった方がいい。
トラウマを抱いて進めなくなるようなら、残念ながらそこは天運がない道。
もう少し頑張ればいいとか、そういう次元じゃないんだ。
そういうギャンブルに溺れて、もう少し金があれば大金が当たるんだ的なジャンキー的発想になるのは、やっぱり自分が苦労した分を取り戻したい、ギャンブルなら自分が金をつぎ込んだ分を取り戻したい。
同じ発想でしかない。
日記では「いつ始めても遅くはない」という内容も書いているけれど、そこはどんな業界なのか調べないといけない。
勘違いする人は、まったく調べていないし、妄想だけを膨らませて「自分の夢は叶う」という言葉や材料や励ましを集めてくる。
その業界で生き続けるということと、一生大事にしていく趣味、年をとってもできること、を混同してはいけないんだ。
でもその限界を悟るためにも懸命に、本当に身を削りに削りつくしてやらなければいけない。
さもなければ、最悪他人の人生を狂わせる。不幸な形で。
夢はぬるま湯では叶えられない。
だからこそ、夢に向かう人に理不尽さを教えたい。
恨まれても、いかに嫌悪されてもいい。
どんな素人でも自分なりの正当な評価を下すようにしている。
今最年少で世界の宝と個人的に評している映画監督がいるけれど、本当に傑物だと思っている。
1996年生まれ。恐ろしい人材だ。学生で100万貯めて自主制作映画作るとか普通じゃない。
数年前から凄いと思っていたけれど、ああいうのを才能というのだと思う。
最初からやることが桁が違う。
やっぱり人と一緒じゃダメなんだよ。普通の人と同じじゃ洒落にもならない。
夢の世界は、食っていくには厳しい。
でも、もし応援してくれる人が、金を払ってまでも応援してくれる人がいるのなら、その人のために懸命に、本当に命がけでやらないといけないんだよ。
この世界は理不尽。
だから私は心底理不尽さを教えたい。
さもなければ、人が不幸になるのだから。

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12/05

Sat

2015

何故夢は叶わないのか

「才能」という単語を出してしまうと元も子もないのですが、それを抜きにすると誰しも「秀才」と呼ばれるレベルまでは上達できます。
「天才」と「秀才」の圧倒的な差は、「才能」という「言葉にできないものを的確に捉える異次元の心の動き」にあるのですが、それに関してはどのように鍛え上げればいいのかわからない上に、唯一私から言えることは「子供のような感性」を保持していなければいけないのです。
大人になり、様々なことを経験し、そして社会という荒波にもまれていくと、どうしても自らの経験や周囲の感覚に合わせてうまく生きようとする気持ちが必ず出てきます。
それに逆らい天と地を自らの中で突然ひっくり返しても逆に「これ面白いし、でもなんでみんなこう考えているの?」という突拍子もない考えと哲学的な疑問がなければ「天才」の領域には辿り着けないと考えています。
かといって、天才は努力しなくていいのかっていうと、やっぱり努力は必要で、最後の最後で壁ができるのは「学んだものを徹底的に鍛え上げる秀才」と「学んだ以上のものを常に自らの中でリミックスしちゃう天才」の差なのです。
天才は「感性」で学んだ以上のものを手に入れてしまうし、既存のものにこだわったりしないので。

さて、ほとんどの人は「秀才」になれるのですから、夢は必ず叶えられるのです。
なのに何故夢を叶えられないかと言うと、自分の実力がまずわかっていない、周囲のことが理解できていない、目標達成へのレベルがわかっていない、忍耐力がない、打たれ弱い、時間が上手く使えない、「好き」が「仕事」としてではなく「趣味の範囲」でしかない、持論にこだわっている、勉強しないなどなど。
要約すれば「全てにおいて勘違いしており、努力を怠っている」ということが言えるわけです。
例えば多くの人を見て首を傾げるのが「食っていければいいかな」という程度の考え方。
「夢が叶えばいい」という漠然とした思いのみで、具体的な目標への達成プランがまったくないこと。
食っていくっていうのは「今のトップランナーを追い越すぞ」という気持ちを持って初めて成り立つか成り立たないかってぐらいなのに、目標設定が低いと当然そこしか目指さない。
だからまず他の人たちに追い抜かされる。
残念ながら同じ道を目指すのはよほどニッチではない限り百万はライバルがいると思ったほうがいいです。
褒められて、そして色々道が開ける人がいるんですけど、基本プロになったら周囲は辛辣ですし、好き勝手言ってくるのでまず精神力が強くないといけない。
何が起こっても自分の責任なんですよ。全部他の人がもたらしたものでも自分の責任。
この原理が理解できないならプロにはまずなれない。
ちょっとやそっと言われて落ち込んで動けなくなるようじゃ、たぶん「お客さん」を持った時、死にたくなるんじゃないのかな。
特に芸術の分野だと精神のバランス崩して、うつ病になる確率が高くなり、当然「死」とも隣り合わせになってきますし、周囲の人間も巻き込むので周囲も不幸にしていきます。
だから自らを客観的に見る目と、自らを信じぬく心の強さと、観察力と、仕事に対する最高の面白さってやつを身につけていく必要があります。

ほとんどの人はどこかでバランスを崩していて、ナルシシストすぎるとか、努力の方向性を間違っているとか、思い上がっているとか、自分がかわいすぎて壁にぶつかったら努力を止めるとか、とにかく周囲の環境やら人のせいにしているとか、何かしら弱すぎて夢を掴む資格を自ら放棄しているんです。
特に心が弱いから勇気がないし決断力もないし、だからチャンスをずっと逃し続けている。
そういうのは叶えられなくて当然だし、これは時代の運ってやつも絡んでくることなので、自分の才能が完成されても時代が求めていないっていうことも充分にあることなので、上に行けば行くほど理不尽さが待っておりますが、その理不尽さの中に人生の楽しさってのがあるとわかれば、色々なことが楽しめるはずです。
人生の出来事を無駄にするのは自分次第なので、そこはいかようにもわめけばいいし、受け入れられるならしっかりと人生と向き合えばいい。
でも人間は逃げ出した問題には何年か巡り巡り同じ問題にぶち当たり悩むことになります。
サイクルが短い人は数年単位でやっている。怖いほどこの法則はすべての人に当てはまっていた。

あと、夢に向かいたい人にアドバイス。
敗北を恐れないこと。何でもかんでも勝ち負けに置き換えないことです。
いらぬ勝負をして浪費をするより、いざって時の大局で勝ってしまえば上にいけるんです。
だから勝負どころと、そうではないところを見極めて、勝負すべき場所でないところでは逃げてもいいということを、しっかり覚えておいた方がいいです。
さっき逃げ出した問題は巡ってくるみたいなこと書いておいて、おかしいって?
そりゃ自分のこときちんとわかれば、それは矛盾ではないことが理解できてくるはずなので、しっかり自分のことを理解して、自らを勘違いしないようにしましょう。
そして勉強しましょう。
薄っぺらな理解力で恥ずかしい思いをしないためにも、しっかり人と接して自らの経験を豊かにしましょう。
私もそう豊かではないですが、ある芸術家にケチョンケチョンに、それ言われたらもう書くのやめるしかないんだけど、っていうレベルで酷い言われようしました。
それでもやってます。学ぶしかないので。
心が傷つくどころか、魂が傷つきましたし、それでもやっていけるものです。
ちょっとでやめる程度なら、それはもう夢どころの話じゃないんですよ。
本当に「趣味」で止めた方がいいです。
じゃなければ、人を不幸にしますので。

夢に向かいたい人、腹括って頑張ってね。
私もどんなことになっても続けるので。

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11/11

Wed

2015

このヤローぜってぇやってやるからな!って気持ちは大事

職人は一生未熟だし、勉強嫌いな私が技術的にまだまだなんだということは重々承知しているから、意見や批判はひとまずは聞くわけですが、内心「やってやっかんな。今に見てろよ」と煮えくり返る気持ちを抑えつつ、そういう刺激を与えてくれる人を大事にしていきたいなと思っているわけです。
さて、思っててもしょうがないわけだし、こうしてブログに書いてても、誰かに言い続けるだけでもいかんわけです。
前に北方謙三のインタビューを読んだ時に、売れない時書きまくって原稿用紙が身長以上になったこともあった、というエピソードを見て、こりゃロックだなぁと愉快な気持ちを覚えたものです。
昔々、十年前くらいなのですが、精神的な暗黒時代がありまして、もう何をするにも少しやっただけで精神的にしんどく、少しやっては数日休むというようなことを繰り返しておりました。
今はそれに比べればだいぶいいのかなぁと、わりと精神的には相当落ち着いているので、ちょっとロックな姿勢で、ぶち壊してやるぞと、そんな攻撃の心持ちを持って生きていきたいと思っているわけです。
自分に対する怒りであったり、破壊欲求みたいなものがないと、作品制作においてはマンネリ化しがちなので、そんな反骨精神は大事にしたいと思っているわけです。

そんで話は変わるんですが、先日軽いぎっくり?腰のようなものをやってしまい、その日だけ重いものが持てなくなったのに続き、腰が姿勢によりカキッとなっているというか、反応が出るようになりましたので整体に通うことに致しました。
3月に左足を折ってからというもの、右足で庇うようにして足を使っていたのでいよいよ歪んできたのかなという気が致しましたので、放置していてもしょうがないと早めの処置を心がけるようにしたのですが、人はね、どうしても年取ると色んなところにガタが出てくるのかなとも思ったんですが、一番大事な事にふっと気がつきまして、つまり歪みって体で言うとバランスゲームのようになっていて、足が歪んでいるとその上の部位で重心を取ろうとして、足、腰、背骨、という具合にちょっとずつ歪んでくるという具合らしいのです。
つまり正しい姿勢だと長期的な眼で見ると楽だってことなんですね。
これって物事にも言える事なんじゃないかなぁと思い浮かびまして、正しいことってきっと楽になれるんだろうなと漠然とした思いを抱きながら、いかに楽ができるのかということについて思案していこうと、考え方をシフトさせていこうと思い至ってます。
「苦労は美徳じゃないから」
という年下の言葉に衝撃を受けてからというもの、楽って素敵、楽しい状態にするには、という生き方でこれからもやっていこうかなと思っているわけです。
とはいっても、クリエーターの端くれ。
懸命に作ったものに何か欠点があると、そりゃ苛立つわけです。
いい年こいて含蓄も何もない薄っぺらい言葉ばかり並べ立てても、本当にどうしようもないし、ああはなりたくないよな、という身近な例もありますから、一生勉強という気持ちと、あいつは絶対ぶちのめしてやるという復讐めいた気持ちも忘れずに、そしてなるべく楽になれるよう努力したいなと、まあ、いつものたいしたことない記事でございましたよ。

今日のまとめはこの2点ですね。
・「反骨精神を秘めておけ」
・「正しい姿勢は楽」

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プロフィール

HN:
あさかぜ(光野朝風)
年齢:
45
性別:
男性
誕生日:
1979/06/25
自己紹介:
ひかりのあさかぜ(光野朝風)と読みますが光野(こうや)とか朝風(=はやぶさ)でもよろしゅうございます。
めんどくさがりやの自称作家。落ち着きなく感情的でガラスのハートを持っておるところでございます。大変遺憾でございます。

ブログは感情のメモ帳としても使っております。よく加筆修正します。自分でも困るほどの「皮肉屋」で「天邪鬼」。つまり「曲者」です。

2011年より声劇ギルド「ZeroKelvin」主催しております。
声でのドラマを通して様々な表現方法を模索しています。
生放送などもニコニコ動画でしておりますので、ご興味のある方はぜひこちらへ。
http://com.nicovideo.jp/community/co2011708

自己プロファイリング:
かに座の性質を大きく受け継いでいるせいか基本は「防御型」人間。自己犠牲型。他人の役に立つことに最も生きがいを覚える。進む時は必ず後退時条件、及び補給線を確保する。ゆえに博打を打つことはまずない。占星術では2つの星の影響を強く受けている。芸術、特に文筆系分野に関する影響が強い。冗談か本気かわからない発言多し。気弱ゆえに大言壮語多し。不安の裏返し。広言して自らを追い詰めてやるタイプ。

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