~この文章の結論は「寝具には徹底的に金をかけろ」ということである~
酒は止められない。
だって眠れないんだもの。
と、先に書いておく。
仕事が変わり一日に10時間近くも拘束されることから、疲れをいかに取っていくかが課題になった。
前から黒酢の原液を水や炭酸で割って飲むことはしていたのだけれど、やはり追い付かない。
そこで目を付けたのがアルギニン。
ドデカミンに入っているけれど、突然不思議に思った。
「アルギニン」とはなんぞや。
調べてみると「成長ホルモンの分泌を促す」とある。
睡眠については本当に困っていたので何冊か読んでいたけれど「寝てる時に出るやつか」とわかった瞬間サプリを購入。
黒酢との相乗効果で疲れが軽減されるようになった。
しかしまだ押される。
疲れが日に日に積み重なっていく。
目覚めると寝る直前の眠気が続いている。
体はだるい。
布団が何倍もの重力場になっているかのようで倒れそうなほど体が重い。
思考はぼんやり、選び抜いた低反発枕も効果を発揮していない。
時折、数か月に一度見るページがあった。
大谷翔平選手が使っているというマットレスだ。
「エアーSI」はシングルサイズでも9万円もする。
自分の今の財力では手が届かない。
だから諦めていたところ、ふとニトリに「Nキューブ」なる類似品がある。
しかも3万円・・・!
いける。いけるぞ。これだったら少し無理してでも買えないことはない。
迷うことはない。
人生の3分の1近くは睡眠。
つまり睡眠とは裏側の人生そのもの。
意識の土台に当たる無意識を支える大黒柱だ。
今まで1日中眠くて意識が落ちそうだった。
だから休みの日は寝るだけだったし、昼間でもぼんやりすることが多く、本さえまともに読めない日々だった。
思えば5年近くそんな生活をしていた。
体力を支えるには精神だと思っていた。
メンタルトレーニングをするために「引き寄せの法則」等試みようと思ったけれど「疲れ」と「睡眠不足」、僕は大丈夫だが「栄養不足」は精神をも病ませる。
精神が病むと体力どころではない。
運動とかそういう次元ではない。
様々なものへの恨み節ぐらいしか出てこなくなる。
寝具を変えた途端、初日はあまりの環境の変化にびっくりしたのか精神が不安定になってしまったが、それ以降は慣れてきたようで目覚めの意識の気だるさがなくなった。
つまり脳みそがようやく眠れるようになったということだ。
日中の眠さもなくなってきた。
夜まで快適に意識がスッキリしている。
本も読めるようになった。
寝具が生活に与える影響の大きさに自分でも驚いている。
選び抜いた低反発枕だがマットレスに変えたら少し高く感じるようになった。
後は枕と掛け布団を選び抜けば、完璧な状態になるのではないかと確信している。
スポーツ選手が枕やマットレスを現地まで持っていく理由がわかる。
寝具は極めてパーソナルに選び抜かなければいけないし、一切の妥協など許されないのだ。
眠ることは自分だけのもの。
睡眠の質を高めることは日中の意識のパフォーマンスを高めることだし、人生そのものへ影響していく。
そして人生そのもののパフォーマンスを高めることなのだから、お金もケチってはいけないってことを大いに感じている。
でもまあ、相変わらず眠るのに酒の力を借りなきゃいけなくて、やっぱり自律神経少し壊れ気味な自分がいるから早死にするかもしれないな。
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