女性作家と男性作家のを読み比べたりするけれど、やっぱり微妙にタッチが違うな。
女性作家はふとしたところに、女性っぽい視点や感情が入るけれど、男性のほうはAVなみの、おいしい展開になってますな。
どっちかっていうと、人間っぽい理不尽さが、木漏れ日ようなざわめきでちらっと垣間見える、あのチラリズムが、とっても自分は大好き。
かと言って「ミスティックリバー」のように、悪も善もなく、ただそこにあるのみ、っていう、すっきりと割り切ることのできない、人間という種自体が持っている理不尽さをありありと見せ付けられても、それはエロとはあいまみえないような気がします。・・・だからそれは却下。
最近は極力人間を否定しないで見ております。
否定から入る前に、「どうしてこういうことするんだろう」っていう疑問を先に出して、対象を「否定」という先入観から眺めないように気をつけておりますが、犯罪者のことなんか考えると、ちょっと洗脳されそうになったりして困りますな。
でも、犯罪を防止したいのなら、「犯罪者の気持ち」になって考えないと見えてこないものもあります。
しらみつぶしでしかない対処療法なんて、いつまでも続くわけないし、だいたいコメンテーターも、理性の面から捉えようとしたって、理性なんか働いていないから犯罪者になるんだから、説明できるわけないじゃん、って密かに突っ込みを入れてます。
ところで、どうして官能小説からこんな話になったんだっけ。
ああ、理性で物事を捉える人は「性」も否定しがちですよね。
あ、やめた。
賛否両論のごちゃごちゃしたものなんて、自分あまり興味ないし、人の主観や価値観を変えられるのは己のみだし、言い出したらきりないし。
まるで、寸止めのような記事になりましたが、無視しようが、否定しようが、あるものはある。
目を背けがちなものこそ、以外に重要だったり。
ああ、女性にうける官能って描いてみたいな。
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