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あさかぜさんは見た

日記

09/25

Tue

2007

働いたら世界観が広がる

どういうことだろう?
明らかに未成年だった頃よりも感覚が鈍ってきているのがわかるけれど、いまだに他人によくアドバイスを受ける「働いたら世界観が広がる」という意味が理解できない。
オフィスワークだけど、明らかに自然物を鋭敏に感じ取る力が鈍ってきているし想像力も鈍ってきているのは気のせいだろうか。
いや、そうではなく、働いている場所が悪いと・・・もっと言えば自分が悪いと。

過去の未熟な作品を見て、あの頃の感覚を思い出している。
すらすらと流れるように見えないものを見ていたあの感覚が今は水から泥に変化したように鈍く流れている。
文章がうまくなったって、なんだというのだ。
大人の言うことなんて、時として吐き気がするほどくだらない。

彼らの言うことは「生活」のことで「才能を伸ばす」ことではない。
そこを大きく勘違いしているし、また才能のことについてアドバイスを受けたことなんてまったくない。
きっと、わからないのだろう。
私の優先順位は「才能」であって、「生活」ではない。
「才能」のためなら「生活」を潰せる。

はっ、傲慢だろうか。自分。
俗世にまみれる自分が許せない。
こんな空気に慣れてしまっては、感覚が死に絶えてしまう。
お金がないと動けないし、困ったものだ。

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09/23

Sun

2007

信じられない世界

詐欺師は信頼を武器にして人を騙す。
しかし、いったんそれが行われると、感染病のように不安が広がり、人々はそれに対して防御を固める。
凶悪犯罪もまたしかり。

昔コナミのゲームソフトで「スナッチャー」というゲームがあって、人間そっくりに作られたロボットがいつの間にかオリジナルの人間とすり替わって人間世界で生きていくというシナリオがあったが、その中で細かい言い回しは忘れたが、「疑念を刺激するだけで人間社会は崩壊する」というような内容があったのを印象深く記憶している。

例えば自分でもネットを使った軽い悪さならいくらでも思い浮かぶ。
悪さ、と言っても、立派な犯罪なのだが、簡単に言えば善人を装って悪行をそ知らぬ顔でするということになる。
変な話なのだが、「ああ、善人は信用できないね」ということになり、よりチェックが厳しくなる。
「騙されたほうが悪いんだよ」とか、ちょっと外れるが「いじめられるほうが悪いんだよ」ばりに言う人がいるが、そりゃあんた、自分が一ヶ月の給料分の金が入った財布が盗まれれば、絶対「自分が悪いですごめんなさい」とは言わないわけで、自分のときだけ「相手が悪い」と言う人がほとんどなのですが、基本刑法の罪は被害者ではなく、加害者にあるということを忘れてはいけません。

でも、ですよ?
あたかも被害者であるかのような加害者もいるのですよね、この世界には。
もっと巧妙なのが、完全に被害者支援をしていると見せかけて、実は犯罪の張本人なのですよと、そういう人もいるわけです。
この場合、よほどはめをはずさないとばれることがありません。
一番悪質なのが、合法的な犯罪行為なのですが、法律上は合法なのですから犯罪とは言いません。
ですが、「人間社会や集団をつなぎとめている信頼というもろい鎖を破壊する」という意味では立派な犯罪です。
これに関しては自分も多少手を染めるし、これからも染めていくので、でかいことは言えませんが、困ったことにこれからこの手のぎりぎりの合法行為は多発します。
より物も人も含めて合理主義の完成形みたいな人間が社会の上層部を占めるようになりますと、それこそ奴隷のような階層が生まれるわけですな。

人間ぎりぎりになってくると「騙された」とかも言っている暇なくなっちゃう。
「生活していけなくなるならこれでいいや」みたくなってしまうと、社会全体が大変なことになっちまいますな。

色々複雑に絡み合ってあたかも悪いことが常識のようになっていきますが、人情がぶっ壊れる世界が一番悪いんですわ。
それなくしたら日本おしまいですよ。
何が最後に無くなるかって言ったら「人を心から思いやろうとする心」ですからね。
それが本当は人間社会を健全に維持していく前提なんです。
マジで。

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09/22

Sat

2007

「結局誰に拾われるかなんだから、最初は。誰かに、こいつはすげぇと思わせて、そのすげぇと思わせた人たちがお前を勝手に上まで連れていってくれるんだから、そんなんじゃダメだ。バリエーションの豊富さを見せないと。誰でもできるならお前なんかいらないんだわ。色んなもの吸収していかないと。大人の世界なんて汚いんだから、何度潰されてもはい上がれるくらい実力つけないとダメだ。夢ばかり語ったってダメだ」

こいつはすげぇ・・・か。

すげぇ・・・か・・・。

すげぇのは、どこまでいけばすげぇんだろ。

宇宙みたいで楽しいな。

きっと人間じゃ行けないようなところまで、すっといっちゃう人がすげぇんだろうな。

例えば、同じ夢を目指している人が100万いて、その100万みんなぶった切っちゃうような人がすげぇんだなきっと。

なんかこう、気がついたらそこにいたよ、え?なに?ぐらいの感じでそこにいてもすげぇんじゃないの?

目立つくらい「すげぇ!」じゃなくて、自然とそこにいるみたいな凄さもあっていいのではないかと考えたり。

とにかく、食い込まなきゃな。



P.S.
え?「なんでもやってみりゃ~いいじゃん。ぐちぐちいってないで」って思っている自分ダメかいな?
なんか、物凄く楽観的なんですけど。

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09/21

Fri

2007

私にとって大事なのは、それがいいか悪いかではなく、なぜ起こったのか、なぜそれがあるのか、ただそれが発生した事情のみに興味があるのです。
価値観や先入観は勘や元にある根を見る力を鈍らせるだけなのです。

他の人はどう判断していきようといいのです。
なるべくなら、社会的な常識に従って生きるのがよいですが、自ら率先して行動したい方は、一度常識を捨て去り、自らが最も汚れたことをする覚悟をして行動することをお勧めします。

理解されるされないの問題を超えたものを残したい人はそのように強く生きてください。

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09/21

Fri

2007

もはや息をしているだけのじいちゃんに声をかけた。
「今までありがとうございました」

うんともすんとも言わず、酸素吸入器で息をし、病院のベッドの横たわるじいちゃんが泣いていたように見えた。
なぜかそれを感じた。
きっと、魂で聞いたのだと思った。
今は必死で息をしているが、いつ穏やかになるかわからない。
きっと、穏やかになったときには、「おつかれさま」と言える状態になるのだろう。

生と死を考える。
生きるとはなんぞや。
死ぬとは何ぞや。

仏教思想の「空」を考える。
すべてのものは均一なり。
そこには生も死もない。
すべては空なり。

論理の前に、感情が太刀打ちできない。
何を考えるわけでもなく、何かを感じている。
自分の中の感情をなるべく抑えようとしている。

ふと感じた。
感情は論理をぶち壊し、理性をぶち壊す。
感情のこもらない論理は信用するに値しない。

思えば理屈ばかりだった。

理詰めで動ける人間は強いのだ。
そんな人間には誰もついてこない。

人間は、理屈じゃない。
感情で動いている。
もし、そのことを「当たり前だ」と思った人は、まだ「理屈で動いている人」だ。
自分もそうだった。

去り際に一生懸命じいちゃんを看病したおばさんから「がんばってって言ってあげて」と言われて言ったけれど、もう自分には酷な言葉に感じた。
もう大丈夫。
もう、ゆっくり休んでいいよ。
そう言いたかった。

私は将来この家系に不幸を及ぼすかもしれない。
誰も知らない、誰も理解しない、自分だけの覚悟を背負って、私は行きます。
じいちゃんがいなければ、私はきっと映画を作ろうと思わなかったし、創作する空想すらも貧困だったでしょう。
世話をしてくれ、多大な援助をしてもらったおかげで、少年期の夢想の癖はつきました。
あの頃の鋭い感受性はまだ取り戻せないままでいますが、少しずつ取り戻していきたいと思います。
私は、どうやら普通の会社員は無理なようです。

何かとご心配かけましたが、長い目で見てやってください。
本当にありがとうございました。

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プロフィール

HN:
あさかぜ(光野朝風)
年齢:
46
性別:
男性
誕生日:
1979/06/25
自己紹介:
ひかりのあさかぜ(光野朝風)と読みます。
めんどくさがりやの自称作家。落ち着きなく感情的でガラスのハートを持っておるところでございます。大変遺憾でございます。

ブログは感情のメモ帳としても使っております。よく加筆修正します。

気が付いたら他人からとても褒められる娘ができまして、人生が大きく変わりました。
この小さな可能性と向き合うため頑張って生きております。

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