三笠市役所前にある「民宿アンモナイト」。
目立つ。
よく見るとツッコミどころが沢山ある。
手前の白のフォントがちょっとおどろおどろしい。
後ろのベージュのは普通なのに、ちょっと妖怪感出ちゃってる。
そして入り口の木の看板。何故「アンモナイト」の「イ」が小さいんだ。
スペース取り間違えたのか。
言い辛いじゃないか「アンモナィト」だと。
それとも別の意味をかけちゃおうとして、なんだか「アンモナィト」になったのか。
そもそも「ナィ」ってどう発音すればいいんだ。
そしてもう一つ発見してしまった。
上に「U」って書いてある。
あれは元々「a」が欠けてしまってああなったのか。
ウィキを調べたら「学名:subclassis Ammonoidea」とある。
つまり「U」の頭文字は使われていないのだ。
どうした。
どっから持って来た。
あの様子から見て最初が「a」であった雰囲気がないではないか。
三笠市にある山崎ワイナリーという家族経営をしているワイン農家を見学してきた。
元々はこちらがメイン。
以前三笠博物館に寄った時に偶然こちらの企画を知った。
先に言うとケルナーの白ワインを試飲したけれどびっくりした。
3000円で買えるワインとしては群を抜いている。
(※ごめんなさい。直営ショップじゃないところは倍近くするみたい)
三笠市はアンモナイトの化石が取れるなど、海だった地層が、このワイン畑の下にも広がっている。
だからミネラルのような、塩のような、例えて言うならば塩飴のコクだけ入れたような味わいがほんのりとある上に、一番は味の抜け方が凄い。
すっと抜けるから次の口当たりも新しく味わえる。
ワインが酸化して、香りと味をどんどん変えていく中で、他のワインのように口の中にいつまでも残っていては舌に新鮮さが残らずだれてくる。
でもそれがない。
スッキリとした味わいの中にも柑橘系の香りや味が漂う。
料理の邪魔をしないのに、しっかりとした主張もある。
マツコの知らない世界でも紹介されたワイナリー。
過去には世界的なワイン評論家であるロバート・パーカーJrに日本での最高得点をつけられたこともあるという。
このことは知らなかった。
でもよいものを知れた。
山崎太一さんという方が説明してくれたけど言われてみればそうだけどハッとした言葉がある。
「還暦まで作れると考えてもあと24回しかワインを作れない」
「まだ冒険できる年だから、色々やってみる」
ワイン造りは命がけなんだなって、ワインに対する見方がガラッと変わった重みのある言葉だった。
北海道のワイン造りのこと詳しく知らなかったけど十勝なんかは冬の寒さで凍らないようにブドウの木に土をかぶせるみたい。
でも三笠は豪雪地帯だから雪に埋もれる。
そのおかげで余計な手間が省かれていると説明していた。
このワインのこと、あまり宣伝しないで欲しいってくらい、とってもいい。
でもこのブログを根気強く読んでくれている人はめっちゃいい人だから書いておく。
売り切れる前に飲んでみて。
そのうち絶対入手困難なワインになってくると思う。
11ヘクタールを4人で管理しているというから驚き。
人材も新しく育てたいって言ってたなぁ。
三笠周辺に住んでもいいって人は、就職したいって電話してみてください。
達布山から見た景色。
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