最後にこの手の記事を書いたのは4年前ほどで、
「相手の気持ちを考えて」「人の気持ちを考えろ」は「自分の気持ち」しか考えていないそこから4年ほど経ち様々な経験をし、そして今言えることは、相手の気持ちをわかれっていうのは「無理」です。
無理です。本当に無理なんです。
本当に4年前にも書いたように、そんなこと言ってくるやつは「だいたい自分のことしか考えてない」がほとんどだと思います。
やっぱりね、どう言っても、どう何度もアプローチしても、どうしても自分のことしか考えない人っている。
全部自分主体で考えて、自分主体で人の話聞かないけど、色々自分が苦労しているから他人にも配慮しているんだっていうタイプがいまして、何人かと遭遇しましたが、やはりね、変えようとしても無理でした。
だから言うだけ無駄なんです。言ってわかるならやんわり言い続けますよね。
人って人の気持ちなんてわかることはできないんですが、察することはできる。
昔書いていた記事の内容とほとんど今考え方が変わっていないってことは、やはり人と人との理解を深めるには、まず「聞き出す」「よく聞く」という技術が必要だし、そして初めて相手の心が開いてきたところでようやく自分の話をしたり、自分の場合は自分の恥ずかしい部分も全部いざって時ひけらかして、相手の話を聞いたりとかします。
それで察するという部分に辿り着くにはどうすればいいかっていうと、自分の場合は相手の生い立ち、経歴、立場、職業柄の苦労や責任、友人関係、家族などなど、ほぼ探偵並に探りつつも色々考えを張り巡らさないと、なかなか見えてこない。
それだけ他人が人の心を察するって難しいことだし、自分はまがりなりしも文章を書いているので、どうやら同じ「職人タイプ」の人とは話が滅茶苦茶合うのがわかってきましたが、やはりジャンル違ったり立場違ったりすると、まったく通じなくなるし、嫌なタイプ、肌が合わないとかはあるので、そこは無理に察しようとしなくても攻撃的だったり、やたらネガティブな人への対応は「荒んでいるんだな。お気の毒に」と心で思うくらいで大丈夫だと思います。
どうしても避けられない人間関係ってあるし、そこで「相手の気持ちを考えろ」は常に「私の苦労を理解しなさい」とイコールなので、嘘でもやんわりと相手を少し高く自分を低く見積もって話をすればいいのです。
そんで「あー疲れた。やってらんない。こんな会社やめてやる」とかあとの準備を進めるのもいいし、どうやったら上手くいなせるかを考えて日々トライ&エラーを繰り返すのもいいだろうし、そういう面倒なやつを上手くいなせるようになると確実に世渡り上手になりますね。
あとね、自分の苦労話とか親しくもないのに勝手にしてくるやつも要注意ですよ。やたらと世間を狭く見ている人とかね。
俺これだけ苦労したんだ。お前も俺を見習って苦労しろ。世の中はこれだからな。そうだろ。みたいなニュアンス含んでくる場合が多いので、これも安易に反抗的な態度取ったら危ないです。
つまり同意しか求めていないので、それ以外はだいたいダメなんですよ。
そんな人の「人の気持ちわかれ」なんてたかが知れてるでしょ。
どうしてもわかりたい人は苦労してください。色々な事を知ってください。そして人に対して優しくあってくださいとしか言いようがなく、もはや「逆説の十か条」並に強い人であり続けることを意識的に続けなければいけません。
私自身は他人に対して「強くありなさい」と言うことはまったくできないし、強くあろうとすることはとても辛いことなので、おすすめしません。
人に対して優しくあろうとすることは、自分に対して厳しくあろうとする人なので。
他人にも甘い、自分にも甘い、となると「自分を認めて欲しい」「仲間が欲しい」と同意なので。
他人は他人。自分は自分。
それでも社会は人間の協力生活区域のようなものなので、自分のできる範囲で自分にできないことをやっている人を尊敬できれば、相手の気持ちを察することができずとも、妙な扱いは受けないと思いますし、友達もできやすいですよ。
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