忍者ブログ

あさかぜさんは見た

日記

10/17

Mon

2011

人は自分が狭い世界に生きているということを意識できない。
人は自分が狭い視野で物事を見ているということを自ら見破ることはできない。
なぜならばこれらのことは比較と内省によって培われる相対的な価値観だからである。
人は自分が安全圏から事を行う癖がある。
参加しているようでエキストラの立場から参加している権利を行使しようとする。
意識というのは一言で言えば思い込みに等しい。

打ちのめされて、何か色々わかりそう。
何もかもが狭い世界で物を見ていたに過ぎなくて、きっとどこにも参加してなかった。

「勝負をする」ということも「命を使う」ということも、わかってなかった。

拍手[0回]

PR

10/15

Sat

2011

少し、落ち着く。

ほんの少しだけ落ち着くが、物凄い底へ落ちていく精神的感覚が抜けない。
ふとしたことで下がる。
もともとコンプレックスの固まりなだけに、ネガティブ思考が強く、まずい時はまずい。
生きててもどうしようもない状態、死んだほうがましなのではないかとか、この劣等感が余計に心を歪めはしないだろうか、とか。
もうこれ以上歪んだら、本当に生きていけなくなる。
メンタルが弱い、いや、女々しいのかもしれないが、こういう弱点を抱えていると、もう豆腐が崩れないように鍋をかき回しているような気持ちで、崩れたら崩れたで立ち直れず、かといって安定している状態でもなく、結局この「何もしなければ豆腐は崩れない」という発想から「じっとしていればいい」になり、そこから徐々に状況は悪化し、最後には「何もできなかった」になり、行き着くところは「生きててもしょうがない」になる。

その手の心理はよくわかっていたはずだけれど、今回は、遊園地などにたまにある宇宙船やトロッコに乗って目の前のスクリーンと乗り物の傾斜で落下しているように錯覚しているあの感覚に似ていて、ビルとか崖とかから急に飛び降りて落下するようなものとはまったく違う。
人生は緩く落ちている時、その劣等感、墜落感をバネにしてのし上がれる人とそうでない人間がいて、特に精神力がなくなってしまった時、他のもので補い続けるのは非常に難しいことで、そして人は静かな闇の淵でようやく様々なことを内省しだす。
その内省が破滅に向かうこともあれば、改善に向かうこともあり、自分はどこか裏目に出ているのではないかという自らへの疑心暗鬼にかられている。

これを「挫折感」というのだろうか。
でも「悔しい」という気持ちがまったくない。
「こんなものなのかな」という気持ちのほうが強く、これが元の自分なのだろう、何ももっていないのだろう、もっと言えば自分の魂の底に沈んでいたものが再認識されたということなのだろう。

たった一度のゴールをするまでに、なんと長い道のりか。

拍手[0回]

10/08

Sat

2011

もう何を書いていいかわからないや、という状態でも、ほんの少しだけ光明があって、すべて焼け野原になってしまったと思っても、その灰が土を潤す肥料となり、新しい芽を育てていったり、その状態を「すべての終わり」だと思わなければ、続けていくことができるのだと、そういうことなのですね。

いやあ、しかし今回のはちょっと衝撃が大きくて、「絶対これで大丈夫」だと思っても平気でかすりもしないというのは、実力なのかそうでないのかわからなくなり、むしろいちいち一つ一つの勝敗を分析すること自体が、現時点では悪いのかとあれこれ考えたり、考えすぎるのがよくないのだと思ったり。

ここ2,3日は相当落ち込んでいたけれど、また進みださなければいけないし、今更他の道歩もうとか考えても、せっかくここまで積み重ねてきたものを捨て去るのももったいないし、何よりも自分がきちんと自分の信じている事柄を証明するのだと息巻いているのだから、進まなければいけない。

でもここにきて、本当に傲慢さや欲望とは、さようならをしなければいけないのだということがしみじみ体感できてきた。
衝撃を受けたということは、何かに決別したのだろう。
真面目にやってきたつもりだったけれど、まだ足りないみたいだ。
遠い、本当に遠い。

結局、すべて消してしまおうかとも考えた。
過去の日記はもっとひどいものがあって、見るに耐えなく、また不遜で傲慢だ。
どうしてだろうな、どうしてこういう性格の子が育ったのだろうと我ながら思う。
臆病で、気が小さいのに、誰かを見下していて、棘がある。
誰にも相手にもされなくて、腐っていて、人を憎んでいて、信用していない。

今日はよい天気だ。
日光を浴びながら思う。
まだこちら側でやり残したことはあるのだろうか。
だとしたらそれは何だろう。
とにかく、今は立ち止まらないことこそ一番大事なのだろう。

拍手[0回]

10/06

Thu

2011

スティーブ・ジョブズ



私も今になって少しずつわかってきていることがある。
愛があれば、自然と向上心が出てきて、自ら進んで行こうという気持ちが不思議と沸き起こるということだ。
人生における最上の幸福とは、愛せるものを持つということなのかもしれない。

時代の象徴たる人が亡くなりました。
ご冥福をお祈りするとともに、よい財産となる言葉をありがとう。

Stay hungry, Stay foolish.

拍手[0回]

10/03

Mon

2011

多くの人にとって「幸せ」の感覚は「充足感」にあると思う。
そして「充足感」とは「欲望」と非常に結びつきやすいので、自己の欲望・願望を満たされている状態を「幸せ」と考える人が多いのではないかと思ったりする。

母親に「笑ったらえくぼあるんだね」と言われた。
私はないと思っているけれど、「初めて見た」と言われた。
30年以上もいて、私も初めて言われた。
私はその時つい言ってしまった。
「それだけ笑いあわない家族だったんだよ」と笑いながら。

その後、幸せとは何かを考えた。
どんなに満たされていようと、笑えなくなったら不幸なのではないかなと思った。
どんなに物質的に満たされていても、他人から恵まれていると言われようとも、乾いた笑い、蔑む笑い、人を馬鹿にした笑い、などなど、どこか「犠牲」を伴う笑い、難しいが、とにかく笑った後に孤独感を得たり、何か他のもので補わなければならない笑いなど、本当は不幸でしかなくて、ただ幸せなのだと思い込みたいだけではないのだろうか。
その意味では「ストレスを発散させるためだけに笑う」というのも負の側面を持ちやすい。

幸せに笑いあうこと。
これはどういうことなのか、時折振り返って考えることがある。

最近気がついたことがあって、渇望しあっているものは互いに奪い合うということがわかった。
これは充足感がないから与えるものが既に見せ掛けで、与えるよりも奪うことに重点を置いているから、隙あらば、いや、通常の状態でさえ、何かを奪い合って、黙っていればいずれ枯渇してしまうという状態を招く。
豊かではないから、足りないものを奪い合うしかなくなってしまう。
物質的に恵まれていても「貧困」があるのだとしたら、この「心の貧困」から来る「物質の奪い合い」だろう。
だから金を奪い合ったり、システムの中で搾取を行ったりしても、平気でいられる神経が出来上がったりするのではないだろうか。
いやいや、こういうことに答えを出すにはまだ浅はか過ぎる。

少なくとも家族において、小さな集団において、幸せとは何かと問われれば、心底笑いあえるということなのではないだろうか。
先日、マンションの住人が創作物を持ち寄って個展を開いた。
1階のスペースを使ったのだが、ほとんどが60~80の人たち。
打ち上げに参加したが自分だけが若くてほとんどはその世代。
隣人を知り合うことは防災にも繋がるというコンセプトでやったことだったらしいのだが、打ち上げで酒を飲みくだらない話で笑いあっている姿を見ると、ああ自分の苦労などこの人たちから比べれば本当にちっぽけなものなのだろうな、と感じた。
それだけ心から笑いあって楽しんでいて、晩年をやりたいように過ごしているという印象を受けた。
よい、年のとり方を見たような気がした。

自分は誰かを幸せに笑わせられるだろうかと考える。
世の中は別の理屈で動いているかもしれない。
だけれど集団や世界の理屈よりも、個人がいかに笑え、その幸福を個人が分け与えることができるのか。
これが豊かな集団を作るために最低限担保しなければいけないことのように思ったのだ。

あなたは誰かの心から笑った姿を、見たことがありますか?
そう問いかけたくなる気持ちすらももった。
私たちは、たった一ヶ月でさえ、誰かを蔑まずに過ごすということができないのではないだろうか。
いや、少なくとも私はよくよく反省したい。

拍手[0回]

フリーエリア

ブログランキング・にほんブログ村へ

バーコード

プロフィール

HN:
あさかぜ(光野朝風)
年齢:
46
性別:
男性
誕生日:
1979/06/25
自己紹介:
ひかりのあさかぜ(光野朝風)と読みます。
めんどくさがりやの自称作家。落ち着きなく感情的でガラスのハートを持っておるところでございます。大変遺憾でございます。

ブログは感情のメモ帳としても使っております。よく加筆修正します。

気が付いたら他人からとても褒められる娘ができまして、人生が大きく変わりました。
この小さな可能性と向き合うため頑張って生きております。

最新コメント

(07/27)
(02/23)
(03/05)
(03/02)
(01/24)
(07/29)
(01/21)
(08/16)
(04/28)
(04/20)

ブログ内検索

カレンダー

09 2025/10 11
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

忍者アド

Copyright © あさかぜさんは見た : All rights reserved

TemplateDesign by KARMA7

忍者ブログ [PR]