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あさかぜさんは見た

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11/24

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10/28

Fri

2011

態度の悪い詐欺師はいない

詐欺師というのは通常人間の信用を掴まなければ騙すことはできない。
例えば、大きな投資の話を持ちかけるとして身なりがよく言葉遣いが丁寧でよく相手の事情を知り上辺の利益を強調する。
その上で契約を良く読まないような相手に契約書にサインさせ、法的にも有効であることを主張する。
騙された相手が悪いのだ。

通常、言葉遣いが悪く、態度もでかく、人を馬鹿にするような人間を信用して一緒に大きなプロジェクトを組もうなどとは絶対に思わないだろう。
詐欺師はそのことをよく知っていて、相手の弱みをよく研究し、そしてよくつけこんでくる。
表向きは全面的に協力することを約束しているが、内容はすべて相手側ではなく詐欺師側に有利な条件が盛り込まれている。
全面的に協力するのは当たり前の話だ。

ここで言いたいことは、物事の本質は表面上の事だけではわからないということだ。
当たり前のことを言っているようだが、現実では騙される人間が後を絶たないことを見れば我が身に降りかかったのがわからないほど理解していないのだから救いようがない。

利権・利益というものが絡んでいる時、まず最初の段階がとても大事になる。
心理学用語ではフットインザドアと言って訪問販売の時、玄関を開けさせるのは大変だが開けたら室内に一歩足を踏み込ませて戸を締められないようにする。
そうして心理的プレッシャーをかけながら断れないようにとくとくと説得をする。
ここで大事なのは、あまり深く考える間を与えずに相手を得させることだけしか言わないことだ。
不利になることは、あったとしても決して喋らない。
経験がある人も多いだろう。
多くの場合、つまりニュースで見えることなど含めて、玄関の扉の話をしていることが多い。
どんなに詳しく語っていようと扉の装飾を懸命に解説しているのだ。
しかしその扉が開け放たれれば、足を踏み込まれ二度と閉められなくなる。
これが国家の利権問題に関わってくる事柄ならば、何十年と時間をかけて二歩目三歩目と踏み込み、最後には国家主権を奪うように手を打ってくる。
あとは国そのものが実質的には国民の手によって司られていると見せかければいいだけの話だ。
表面のことだけであれこれ言う教養のない国民ならいくらでも騙せる。
ましてや日本の国民の性質を見れば、集団を染め上げれば反論など勝手に消えていく。
つまりその集団が反論するものを自動的に排除弾圧していくからだ。
日本人はその点制御しやすい。
ただし、無教養である場合においてのみだが。

最近国家の未来は教育ではなく教養にかかっているのではないか、と考えている。
よく考え、よく鍛錬し、よく尊ぶ。誰かの未来を懸命に苦慮する。
これらのことをしっかりと考える人間が多ければ多いほど国は富む。
自分の私生活に置き換えて「私パンしか食べないしご飯の事関係ない」とか「アメリカ文化大好きだから別にいいし」なんて国家の利害のことを平気で語る浅ましい人間が増えてしまったら簡単に騙され、誇張でもなんでもなく奴隷に近い扱いをされるまで落とされるということをしっかり頭に叩き込んで欲しいと思うことしばしば。

この国に、ちゃんと「国民」がいることを願うし、この国がきちんと「国家」であることも願っている。

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10/25

Tue

2011

必要な優しさ、不必要な優しさ

この言葉を聴いたとき、嫌悪感を感じた。
その人間にとって必要な優しさか不必要な優しさかは、当人にしかわからなくて、当人にしかわからないことを他人に向かって堂々と言える心境が私には理解できなかった。
人は自分がどれだけ傲慢になっているか普通理解しない。
どれだけ壊れやすい世界を抱えていようと、それは絶対の免罪符にはならない。
必死に自分の世界を守り、他人からの世界観を理解しようとしない限りは、いくらでも言えるのだ。
あなたは私の事を何もわかってない。
つまりは「何も知らないくせに」ってやつだ。
昔は自分もそうだった。
何を抱えているのか説明するすべを持たず、説明しようとしても潰された。
だから余計に捻じ曲がった。
だが、捻じ曲がった精神とは少し違って、自分が優しさや愛情を選んでいることにも気がつかず、他人に向かって何の疑問も持たずに、自分が弱いからと言えるその言葉は、あまりにも思い上がっている。
人は自分の有利な場所から物事を提案しがちだ。
自分がなるべくリスクを負わない方法を選び取っている。
それは言葉の端々に出てきて、相手を思いやっているようで、結局は自分が不利なことにならないよう壁を張り巡らせている。
心の等価交換をしていないのだ。

例えば世の中にはちょっと通常の耐性ではない心を持っている人がいる。
多少言葉に語弊があるが「よく生きていられるな」と思うほど弱い。
強くなれとつっけんどんに言うつもりはないけれど、それならばせめて自分の弱さを盾にしてぶつけるあまり、他人を傷つけていることもあるのだということを知って欲しいと思う。
そうして自分が誰かに対して何も言わない代わりに、他者から言われたことに過剰反応する人もいる。
だがそれは他人をよく知る術ではないと考えている。
人は気の合うもの同士で繋がりあう。
感覚や価値観の合うもの同士で集団を作っていく。
私は時折壁にぶつかる。
価値観がまったく違うもの同士は集団を形成することは出来ないのか。
水と油のように分離してしまうのか。
いや、同じにして混ぜ合わせる必要はないにしろ、なんとかして理解しあう方法はないものか。

結局は、自分が不遜にならないように気をつけるしかないのかもしれないな。
他人は変えられないのだから。

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10/24

Mon

2011

世界の最高指導者のリンチや断末魔まで映像で見れるようになった。
インターネットと情報、社会情勢と情報、覇権と暴力、高度に洗練された洗脳戦。
これから起こることとは何だろう。
恐らく端末の制御ではないだろうか。
決められた端末からのアクセス。
これによって最初から情報が制御できる。

文学はこれからどうなっていくだろう。
より高度な心理戦と生贄の多さで世界は動くかもしれない中、現実から目を背けることが文学になりえるのか。
きっとこれから真面目に文学やろうと思っても採算は取れないだろう。
本当に文学をやろうとしたら作るコストと回収が釣り合わない。
エンターテイメントばかり流して無知な人間を量産するような国家に未来はないし、ひと時の安らぎといえようともそれは有意義なものでなければならないと思う自分はきっと周囲の流れと逆行していくに違いない。

一国を支配してきた人間の哀れな末路が平気で映像で流れる時代。
そのニュースが日本国内で流れる時には、かなり生の情報とはかけ離れている。
今原発事故の問題と闘っている最中、国内のニュースでさえ何がなんだかわからない。
中国の食品や国家情報をバカにしていた日本人がそれ以下の状態にある。

そして、電子書籍産業は縮小の一途を辿る、その理由はまさに日本人が読書をせずバカ書籍ばかりが売れて活字なんて読みもしない、想像力は減少するばかり、滅びるしかない、という記事を読み思うことがある。
国家を破壊するのは他者でもなんでもない。
自らを「無知」であると悟れる「教養」なのだ。
学ぼうとする意識の低い人間が、あらゆるものを食いつぶしていく。
いや、国家でなくともよい。
もっと身近なレベルで集団とか個人とか、そういう尊厳を破壊していくのは無知そのものだ。
その無知さが他者を攻撃し、破壊していく。
何かを狂信的に信じることも、それに繋がるかもしれない。

私たちはあらゆる壁を持っている。
自分を守る壁でもあるが、他者を圧迫する壁でもある。

これからの文学は何をすべきだろうかと問われた時、この日本のみを眺めた場合、児童文学作りかなと思ったりする。
読みやすさ、ジャンルごとのカテゴリーわけされた編集術が必要になる。
これからは「何歳向け」なんていうことはできない。
このぐらいの読書レベルの人向け、じゃないとダメだと思っている。
そして文学は常に人の想像性を刺激しなければいけない。
それが活字の役割だ。
最初はそこから。
そしてゆくゆくは、この世界の欺瞞と暴力性を暴き立てなければ、本当の作家とは言えない。
そんな気がしている。
きっとその内容は一級のエンターテイメントとして捉えられるだろう。
もしそうなった時、心底悲しい思いで他人を見ることになるのだろうな。

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10/19

Wed

2011

少ない労力でなるべく大きな獲物を獲ようと考えるタイプで、たいしたこともないのに大きなものが得られ、きっと自分は躍進していけるのだと信じていた部分があった。
しかしそれは夢であり願望であり妄想だった。
打ちのめされ、痛烈に後頭部を打たれ、さらに惨めな気分も味わった。

色々過去の作品に固執して、自分が作ったものはいいものに違いないと信じてきた。
だがそれもどうでもよくなってきた。
作った後、そこに命を吹き込んでいくのは作品に触れていった人たちなのだと気がついた。
いつまでも一人で作品に固執してはいけない。
必要な時、必要なものを出せるという用意をしていかなくてはいけない。
多種多様な球を投げられて、いかにバッターの弱いコースで討ち取っていくか。
それは一種や二種の球筋ではいけない。
相手を翻弄しながら、最後には「やられたな」と思わせるような球を投げなければならないピッチャーの役割が作者なのだ。

だから今までの自分のものは放出していくことにした。
まだいくつか過去に書いたやつを持っていて、それがいつか役に立たないかと手元に置いて、放っておいたが、やはり待てどもよいアイディアが浮かんでくるわけではないし、望んだ環境が手に入ったわけでもなかった。
何もかも足りなくて、まだ10分の1も達成してなくて、以前環境は厳しいままだ。
そのような状況下にある作品たち、評価もされていない作品たちを手元にとどめておいたって、誰かの家の中にある日記帳ぐらい他人にとって価値のないものだ。
いくら持っていても役に立たないものは立たない。
いくらいいと思っていてもそれが誰かの心に届かないうちはもともとの作品のポテンシャルが低いのだ。
ポテンシャルの低い作品はいくら並べ立ててよいものですと声高に叫んでも他人はいいものですねだなんて言ってくれない。
そんなこと言ってくれるのは身内や親しい人だけ。
作品と読者はパズルのように組み合わさっていくもの。
合わない人は合わないし合う人は合う。
こればっかりは強制できないし作った本人にも「これはあなたにぴったりなんじゃないか」なんてなかなか言えない。
オーダーメイドで作ってすら微妙なところなのに、ましてや最初から特定の一人を目指していない、「漠然とした不特定多数のあるひとくくりの部分」を狙っているのだから余計に相手に合うかどうかは運任せと言っていい。
しかしその運の部分を押し上げることはできる。
作品をとにかく晒し続けるということだ。
もし空気に触れて劣化し朽ちてしまうものならば、それは本当はたいしたことがないのだろうと思う。

私は本当にたいしたことのないところにいたと思う。
そしてたいしたことのない作品に固執し続け、未来を作るということを忘れていた。
作品を作るのはとても大変なことで精神力を使う。
微妙なところで揺れ動いて、別のイメージや感情に惑わされ、日を無駄に費やすこともあるだけに、新しくよいものができるかどうか不安だった。
だが心配し不安になるあまり、逆にあれこれと「こうしたらいいのではないか、うけるのではないか」と考えすぎて壁を作り、ダメな方へダメな方へと墓穴を掘り続けていた。
練習でもなんでもいい、とにかく階段を作るのだ。
塵となってもよい。
次の作品の大きな手がかりになるヒントを見つけていくのだ。
そのためには量を書かなければいけない。
いきなりポンと質で勝負できるような天才ではないのだ。
だからこそ道を作っていかなければいけない。

今少しだけ「離」という状態になれそうな気がしている。

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10/17

Mon

2011

人は自分が狭い世界に生きているということを意識できない。
人は自分が狭い視野で物事を見ているということを自ら見破ることはできない。
なぜならばこれらのことは比較と内省によって培われる相対的な価値観だからである。
人は自分が安全圏から事を行う癖がある。
参加しているようでエキストラの立場から参加している権利を行使しようとする。
意識というのは一言で言えば思い込みに等しい。

打ちのめされて、何か色々わかりそう。
何もかもが狭い世界で物を見ていたに過ぎなくて、きっとどこにも参加してなかった。

「勝負をする」ということも「命を使う」ということも、わかってなかった。

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プロフィール

HN:
あさかぜ(光野朝風)
年齢:
45
性別:
男性
誕生日:
1979/06/25
自己紹介:
ひかりのあさかぜ(光野朝風)と読みますが光野(こうや)とか朝風(=はやぶさ)でもよろしゅうございます。
めんどくさがりやの自称作家。落ち着きなく感情的でガラスのハートを持っておるところでございます。大変遺憾でございます。

ブログは感情のメモ帳としても使っております。よく加筆修正します。自分でも困るほどの「皮肉屋」で「天邪鬼」。つまり「曲者」です。

2011年より声劇ギルド「ZeroKelvin」主催しております。
声でのドラマを通して様々な表現方法を模索しています。
生放送などもニコニコ動画でしておりますので、ご興味のある方はぜひこちらへ。
http://com.nicovideo.jp/community/co2011708

自己プロファイリング:
かに座の性質を大きく受け継いでいるせいか基本は「防御型」人間。自己犠牲型。他人の役に立つことに最も生きがいを覚える。進む時は必ず後退時条件、及び補給線を確保する。ゆえに博打を打つことはまずない。占星術では2つの星の影響を強く受けている。芸術、特に文筆系分野に関する影響が強い。冗談か本気かわからない発言多し。気弱ゆえに大言壮語多し。不安の裏返し。広言して自らを追い詰めてやるタイプ。

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