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あさかぜさんは見た

日記

02/08

Fri

2008

芸術とチップ制度

「制度」というのは語弊があるけれど、いわゆる「楽しむもの」に対してアメリカのように人々が満足した分だけチップを払うという文化が日本にあってもよいと思う。
電子出版での値段をつけるとき、原稿用紙30枚に対して200円、プラス1話につき100円と、他の方から見て類を見ない高値で売り出している。
中には原稿用紙500枚で500円という方もいる。

たいした才能もないのに、こういうのは気が引けるが、才能を安売りしたくはない。
そして、例えばネットで販売するから紙媒体よりも安いという発想をして欲しくはない。
そこには、「紙にするよりも、電子書籍のほうが物理的に経費がかからないから安いはずだ」という発想がある。
それは、芸術に対しての発想ではない。

現代人はまずお金の観点からものさしを用意する。
有名作家よりも高値で売り出す素人作家に当然買い手は嫌悪感を抱くだろう。
「なんだこいつ。調子に乗ってるな」
そういう見方をされるのがオチだ。

買う。
たいしたことがない。
しかも高かった。
ムカツク。
そういうことが多くの人はあるかもしれない。

日本人の多くは、「実力がなければお金に恵まれてはいけない」という意識がどこか強くある。
そこには「文化芸術を応援しよう」という発想ではなく、「お前が一人前になるまで金はビタ一文払わない。ひたすら精進しろ」という職人的発想に近いものがある。
私は後者の意識を、前者へと変えていきたい。
多くの人が寛容に芸術と言うものを受け入れ、「ああこいつは将来性があるな。しっかりと育ててやろうじゃないか」というぬくもりを持てば、もっと多様な創作物や文化活動ができてくるような気がする。

その中で、本当に残るものは0、01%すらもない。
訴えたいことがある、やりたいことがある、それは自己満足ではない、誰かに何か大事なものを贈ってやろうと心底思っている。
そういうやつは成功すると思っている。

若い芽を育てる。
その場一瞬だけでも楽しませてくれたら、それに感謝する。
人に対してのあたたかい気持ちがチップ文化に繋がると勝手に思っている。
人間、確実に体感できる成果がないと、気力がなえる。
そういう生き物なのだ。
少しでもお金が入る。
明日はもう少し稼いでやる。
そのためにはもっと技術を上げなければ。
そういう意識が、いずれ大きな果実を宿すに違いないと思っている。

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02/07

Thu

2008

断ち切らなければならないこと

とある高名な占い師さんに占ってもらった。
本当はネットでできた知りあいで、文章を通じてできた人なのですけれど、自分が思っていたことを、ほぼ出してきた。
もちろんよいことも悪いことも書いてある。
最初からそうだったのではなく、様々な理由があって、現在そうなったものも多々あった。
それは運命なのだろう。
悪いことが書いてあるとショックなこともあるかもしれないが、「そっか。やっぱり」と思った。

特にここで書いておきたいことは、
「人格的に貪欲、無節制に流れるか、酷薄になるなどのマイナスがある」
「仕事や人間関係が順調で、有頂天になった時、一気にどん底に落ちる」
「しかもそのパターンが人生に繰り返し出る」
「生き方、信条を改めようとはせず、懲りないため余計に続き、悪循環になる」
「絶」の運気というものらしい。

何か断ち切らなければならないものが己の中にある、とのことだが、もうなんとなくわかっているような気もする。

他人を批判する時、己を差し置いて、少々過激になりがちだ。

どこかに理想を求めてそれと他人とを比較しているところがある。
それは等身大の相手を見る行為とは違う。
押し付けがましいことだ。

どのような時でも、いたわりと、思いやりを持たなければ、節操がなくなってしまう。
常に反省しなければいけない。

きっと、断ち切らなければならないことは、これからわかるのかもしれない。
克服しなければならないことはよくわかる。
自分への弱さから来るもの、理想から他人を見る愚かさ。
課題はまだまだある。

占ってくれてありがとう。

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02/05

Tue

2008

世の中には、己の知識を猛進して愚者を演じきる滑稽なピエロが他者をけん制しあっている。
「あなた、そんなことも知らないのですか」
ヤクザまがいの脅し文句が平気で横行するネット社会。

なまじ知識をかじったからと言って、知恵をいつまでも持たない。

そもそも一番勘違いをしているのは、知識と言うものの原点がどこにあるかということだ。
それは科学を起点にする。
科学とは、「対象の観察」を元に構築される知識だ。
つまり、対象ありきで、知識ありきで、それがあたかも独立したかのように存在するものではない。
知識が絶対であって、現実を否定するのならば、それは学問をする資格のない者である。
そして、知識を語る資格もない者である。

何を勘違いしているのか、知識を原点にして、対象を否定する者がいる。
これは学者でも時折するのだから始末におえない。

理屈というもので、人間社会は規律を作っている。
だから、理屈に頼るというのは納得できる。
理屈は、知識というものを基にしなければ、その信憑性が失われる。
だからこそ、現代社会においては知識は絶対の力となる場合がある。
その中で、他者を見下すかのごとき論調で知識を基に他者を批判する人間がいる。

知恵なき知識人は愚者と言っても足りないほどだ。
これは教養なき視野の狭さを露呈させる結果となっているが、当の本人は堂々と正論を言っていると信じている。
この知識に対する信奉は、宗教的な崇拝に近いものを持つ人間がいる。
だいたい知識だけをかじった人間がここに見事に陥る。

私は、何も言わない。
責められてもただ謝るだろう。
「私は何も勉強していませんでした。もう少し学ばせていただきます」
正直に言って、己の知識には限界がある。
わからないことはよく知っている人に聞くに限る。
そのほうがはるかに建設的だ。

愚者は相手にせぬほうがよい。
永遠に踊り続ける滑稽なピエロなど見て楽しむもので、そこに入って一緒に演じようなどとは思わぬことだ。

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02/04

Mon

2008

一言で言えば、家庭内において言えば、デリカシーのない父親だ。
外から見るならば、あれほどいい父親はいないらしい。
確かにそうだろう。
ごくつぶしの私を文句も言わずに養っている。

ただ、気に入らない面も多々ある。
うちの家庭は新しい習慣を作ることが苦手だ。
古いものに縛られ、新しい発想ができない。
だから自分の価値概念外に存在するものにはまったくと言っていいほど理解を示さない。
普通の親なのだろう。

父親はよく私を小ばかにする。
彼に、心から褒めてもらった記憶が私にはない。
バカにされた記憶だけ私はたくさん持っている。
思い出そうとしても楽しい記憶が思い出せなくてとても悲しくなる。
楽しいことがなかったわけではなくて、けなされたほうがはるかに多い。
だから、いつも何か否定されるのではないかと思っているし、今でもまともに会話しようと思ったことはない。
何故かは知らないが、家では刺々しく、気分屋で、たいがいにおいて神経質で必ず否定語を使う。
あらゆる否定語を使う。
私もいつの間にか他人を見下す癖が染み付いた。

近所のスーパーや、大きな企業や、高学歴で活躍している人、歴史上の薩摩の人間はよく褒める。

お金には不自由しなかったのは父親のおかげだ。
それを30年以上も続けている。
社会人になって40年近くなろうとしているのか。
それを想うと、心から「おつかれさま」と言いたくなる。

あなたに思春期の心をズタズタにされ、精神を前向きへと回復させるまでに十数年もかかったけれど、私は弱い人たちの心を知ることができた。

私はあなたがほめたくないくらいダメな息子です。

もうそろそろ私は行かなければいけない。
家族でいられる大事な時間を、いつもあなたは無駄にしていた。

私が、遊んでばかりで自分のやるべきことを先延ばしにするのと同じくらいの悪癖だった。
大事な時間はもう、残り少ない。

追記:
なけなしでお金を出してくれる存在がどれほどありがたいか。
もし金を出し続けて育てきる存在が、まず偉いとされるのならば、私は父親が手の届かぬほど高みに到達してやる。

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02/02

Sat

2008

アマゾンの本の売れ筋

ショック!
「な、なんだこれは・・・」
思わず唖然として、50位くらいまで見て、とりあえず笑った。

アニメ、テレビ、自己啓発・・・
小説ねぇ~!
ほとんどねぇ~!

それよりもどう考えても、生涯役に立つ本じゃないし、半年後には古本屋へ絶対流れるものばかり。

「今、生涯役立つような感銘を打つ本なんてない」と思ったそこのあなた。待ってください。
古典がいっぱいあるではありませんか。
哲学の本もたくさんあるではありませんか。
近代文学の小説がたくさんあるではありませんか。
専門書もたくさんあるではありませんか。

なぜ、ひとつの本にかじりつくような根気がないのでしょう。
なんか変ですかね?私。

上位10位の中にパチンコ必勝本とかアニメとか写真集とか自己啓発本とかあるのを見ると、ちょっとがっかり。
これを海外から見たらもっとショックだろうなあ・・・「ああ、日本人ってこういうレベルなんだね」って安易に思ってしまうかも。
私今まで自己啓発の本は目を通してきましたけれど、読んでいる方の中で実行して確実に成果をあげている人いるのですかね?できてない人が買うのでしょうが、成果があがっているのならば、これほど売れないはずなのでは?だいたい10冊くらい優れた本を読んでいけば、だいたい似たようなことが書いてあります。

まあいいや。
他人事だし。

でもがっかりだなぁ。
やっぱりがっかりだなぁ・・・

当初から小説を書こうかななどと思っている自分は、「貧乏宣言」しているも同じですか?
はふぅん・・・

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プロフィール

HN:
あさかぜ(光野朝風)
年齢:
46
性別:
男性
誕生日:
1979/06/25
自己紹介:
ひかりのあさかぜ(光野朝風)と読みます。
めんどくさがりやの自称作家。落ち着きなく感情的でガラスのハートを持っておるところでございます。大変遺憾でございます。

ブログは感情のメモ帳としても使っております。よく加筆修正します。

気が付いたら他人からとても褒められる娘ができまして、人生が大きく変わりました。
この小さな可能性と向き合うため頑張って生きております。

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