忍者ブログ

あさかぜさんは見た

リクエスト何かあれば「comment」に書いてください。「note」「Paboo」で小説作品読めます。

11/24

Sun

2024

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

04/12

Tue

2011

原発事故「レベル7」

INES(国際原子力事象評価尺度)というそうです。
最大値がレベル7で、これ以上は存在しない。
実際チェルノブイリは福島の事故よりもさらに深刻だったがレベル7までしかないので、福島と同じレベル7だ。
冷静に考えれば違いを細かく見れるかもしれないが、海外はそんな甘く見てはくれない。

「ああ、チェルノブイリ並の事故が日本で起こったんだ」

そう判断するに決まっている。
「レベル7=チェルノブイリと同じ=日本は死の土地になった」といった印象を受けるだろう。
福島から遠く離れた、しかも外国人に人気のある京都でさえも外国人観光客が消えているというのだから、深刻な事態だ。
きっと東電や政府は嘘をついてはいない。
発表していないことが多いだけで。

専門的なことは個人ではどうすることもできない。
餅は餅屋にお任せするほかない。
個人でできることは何か。
自由な発想でクリエイティブなことをしていくしかない。
今までの枠組みにこだわっていたら、じり貧になるしかない。
無事だった方は東北のお酒でも飲んでリラックスして明日に繋がることをしていくしかない。

私は先立つものができて東北入りできたら、無事なところを旅して日記で上げるつもり。
できるなら外国語訳して海外の人にアピールしたい。
きても大丈夫ですよ、と。

もう一ヶ月も経ったんだし、いいかげん国は情報の発信体制を一元化して海外を視野に入れた情報発信をするべき。
日本国内の混乱ばかり考えてわけのわからない情報発信をしていてはいけない。
正直被災地の人たちのことを考えるとテレビも新聞も心もとない状態で疲れた精神に届く情報は微妙な言い回しでは通じないに決まっている。
「計画的避難区域」「避難指示」「自主避難」「屋内退避」など、通常だと区別できる言葉は非常時には、ただ混乱させるだけなのに。
外から見ていると「適切な対応でもって行動を促す」のが最良の判断だと言いたいのだろうけれど、中で過ごしている人たちにとって大事なのは、はっきりとした道筋だ。
家も家族だって失っている人もいるし、帰る家はひとつしかないし、戻りたい気持ちも強い。
どこかに行くとしても、どこの避難所がすいていて物資の状況や、今後の見通しなども知らされていないのに正常な判断をせよというのが無理だと思うよ。
ここまでないがしろにされて恨むなというほうがキツイよね。

結果的に海外から褒められたのは「住民たちの結束力だけ」となったら本当にしゃれにならない。
武士の世なら切り殺されてもおかしくない事態なのだから。

p.s.
福島第1原発事故「レベル7」引き上げ 3月15~16日に大量の放射性物質放出か
(FNN)

「今回発表された数値には、海へと大量に流れ出た「汚染水」は含まれていない」
・・・って入ってないの?

これからは海洋汚染についての数値が発表されて海外から提訴されるか、水産資源がシャットアウトされるということですな。

「ヨウ素131が1.5×10の17乗ベクレル。セシウム137が1.2×10の16乗ベクレルという推定値が得られたわけでございます」

ヨウ素の半減期は8日。
セシウム137が30年。
その他にもプルトニウム、ウランはまったく発表されていない。
放射性セシウムはγ(ガンマ)線を放出しており、特に生殖器に影響を及ぼすという。
体内に蓄積することはないにしても無差別にγ線が出るため、体内摂取は非常に有毒とブルーバックスの本には書いている。

最近、科学者が扱う数的感覚について少しだけわかったことがあるのだけど、たとえば東電もそうだけど「~という可能性は否定できない」という言い方をしていた。
放射能の影響については科学者からしてみれば「数字の世界」であってそこに数%での可能性でもあったら、それを捨てきれないんじゃないだろうか。
特に確立の世界に入っていき、因果関係が100%証明できないような内容にはっきりと断言することはできないというのが本音で政府側も「ただちに~」という言葉を多用していると思われる。
政府では政府として混乱をきたさず穏便に収束させたいという目論見があったし、東電は企業として損害額を最小限に抑えたいという目論見があったし、原子力安全・保安院は自分たちの原発推進の責任は限りなく少ないという目論見がある。
3者の共通した目論見はいずれも「国民を刺激しないように情報レベルを抑える」ことだったけれど、もうそれも不可能となった。

いまだに冷やすためにジャブジャブお水かけて垂れ流しているわけだし、どうするつもりなんだろうね。

拍手[0回]

PR

04/12

Tue

2011

原発のメリットは何だろうとふと考えた。

経団連会長、「原発賠償は国の責任」 東電国有化論は一蹴
(産経新聞:2011.4.11 19:01)

なぜこの方はここまで原発にこだわるのだろう。
当然この人はトップだから、その下に隠れている方々がたくさんいらっしゃるのだろうけれど。

東電の株価は3月11日の終値2121円。
週明けの14日終値1621円。
昨日11日終値500円。
日経では企業価値は2兆6564億円が吹き飛んだとあり、さらに2010年9月末時点での有利子負債が7兆6211億でそのうち社債発行残高が約5兆。
この後にも当然福島など被災地への賠償金問題、現地農業、放射性物質の水を海に流したことによる海洋被害への賠償などを含めると、東電一企業ではまかなえないほどの金額になる。

これだけの金額に税金投入となると国民の誰が納得するのか。

なぜ声高に経団連の会長はこの期に及んで原発を推進するのだろう。
原発は発電コストが安く、短期的に見れば水力、そして一番金のかかる火力よりも断然金が入る。
取るお金が使用量で割り引くことはないのだから、原価は安いほうがいい。
でも、それだけの短絡的な考え方なのだろうか。

東電株の買い占めは「香港ヘッジファンド」!利益100億円
(ZAKZAK:2011.04.11)

そろそろこのような記事を見かけるにあたり、地震が起こった直後に直感していたことが現実化してきたので最近は日記を書いているが、経済に弱いと背後関係がよくわからないから困ったもの。
経団連の会長はこの手の外資とはまったく繋がりがないのだろうか。
いや、まったくないとはいえないだろう。
もはや天下り先としては東電は使えなくなった。
ならば残るメリットは何だろう。
原発を推進しなければならないメリットは彼、彼らにとってなんだろう。
金が関わっているのは間違いないのだけど、その金はどのような金なのだろう。

これから復興に徐々に入っていく。
復興には金がかかる。
当然復興に介入してくるのは日本の企業だけじゃないはず。
表向きは日本企業でも「外資」ということは充分ありうる。
私は文字しか扱えないから、文字で一生懸命がんばるつもりだが、本当に日本人が知恵を結集しなければ骨抜きにされるのではないかと思うふしもある。

拍手[2回]

04/12

Tue

2011

北海道で、東日本大震災の義援金が入った募金箱の盗難が先月末から11日までに、札幌市を中心に11件起きていることがわかったということで、札幌市民として非常に憤りを感じていたところ、もしやと思い調べたら全国で起きている模様。

被災募金を装った詐欺などは起こって、募金盗難は起こらないだろうと考えていた自分は人間の悪を甘く見ていたのかも。

札幌での手口はセイコーマートというコンビニの募金ペットボトルを男2人女1人で来て、一人が「ヨーグルトどこですか?」と店員に聞いて案内してもらっている隙に盗んだり、レストランのレジの前で店員が少し目を話している隙に盗まれたりと手がこんでる。

盗難:募金箱盗まれる 中に「1万円」--倉敷・水島支所 /岡山
(毎日新聞:2011年3月24日)

大村のコンビニ募金箱盗難:容疑の3人を逮捕 /長崎
(毎日新聞:2011年3月28日)

東日本大震災 来迎寺門前の義援金箱盗難 京都・西京署
(産経新聞:2011.3.22 01:26)

震災募金盗んだ無職男逮捕…ほかに盗難被害も2件
(スポニチ:2011年3月31日 18:54)こちらは愛知

また2件「許せん」 義援金盗難事件
(大分合同新聞:2011年3月31日 10時03分)

義援金募金箱の盗難26件、遊ぶ金や生活費ほしさ
(読売新聞:2011年4月7日)九州、山口、沖縄の合計

店頭の震災義援金箱、盗難相次ぐ 福岡
(朝日新聞:2011年4月8日12時27分)

北海道で義援金盗難11件 被害総額8万円
(産経新聞:2011.4.11 13:08)


被災地ではガソリンを抜き取るなどの犯罪もあったがこれらの盗難事件はいずれも被災地から遠く離れた地。
義援金を盗むということは、ただの盗難とは違い、被災地のかたがたは言うに及ばず、その被災地の人たちのために多大な労力を払い日夜尽力していらっしゃる方々の善意や労力を踏みにじる行為に他ならない。
このお金の奥にある人々の思いをひとつも感じることがないというのは「どうしてそんな人間になったのかな」と悲しい気持ちを覚える。
この手の犯罪をやれるのは本物の悪党。
想像力が足りないという生ぬるい言葉では弁護できないほどだ。
古来の言葉では犬畜生にも劣るという。
お金は物じゃない。
お金はいつだって誰かの「気持ち」が込められている。
ようやく日本人がそのことを強く意識し始めているところに、それを打ち砕くような行為は万死に値する。
資本主義社会においてお金に込められた「気持ち」こそ、社会の構成物だと考えていたけれど、これからの日本人はもっとこのことを意識し、よりよい社会に移行できると私は希望を持っている。
善人だけで社会は構成されるわけではないが、この行為がどれだけの人たちの気持ちをないがしろにしていることか。
人間らしい理性が欠片でもあるのなら、考えて欲しい。

拍手[0回]

04/11

Mon

2011

買占めとか選挙とか

被災地に送っているのか、それとも自分たちの備えのために買っているのか、スーパーの水の棚がガラガラだ。
札幌なんて水道水がおいしいのだからペットボトルを買って、中に入れておくだけでも間に合うと思うのだけどそれじゃあダメなのだろうか。
家族が大きな病気になって気がついたけれど、自分たちの都市にも何かの状況で普通の生活を望んでいる人はいる。
つまり平常時とは多少流通機能が下がってはいるものの、買占めなどを起こさなければ通常供給できる状態を維持して欲しい人たちは身近なところにいるのだ。
ニュースが被災地ばかりに視点を移しているので映像のイメージにそのまま想像力を引っ張られ、身近なところへの想像力が欠如するというのはいかにも都市型人間だけれど、苦笑する。

今回の選挙もいつもは見たこともないのに選挙前には張り切って演説する人たち。
災害が起こった時の備えについてのことが多く、論調がほぼそれ一色。
演説を聞きながら「結局選挙って何なの?」と疑問に思った。
災害が起こってからの一ヶ月もしない選挙。
被災地の復興見通しができてからでもよかったのではないかと思うのだけど、それは素人考えなのかな。
地元の人たちの演説を聞いた限りでは選挙は政治のためにやるのではなく、パフォーマンスのためにやっているのではないのかという気がしてくる。
主軸のない観念というのは無様でしかないことに立候補者自身が気がつかないといけない。
それとも、そんなことは関係なく「サラリーマンよりも給料のいい政治家で」などという考えが少しでもあるのだろうか。

計画と実行力。
問われているのはいつもこれ。

何もこのことは政治家だけに問われていることではない。
思いやりと行動力。
我々にも常に問い続けられていることだ。

と言っている本人があと半年以上の時間を必要としなければいけないけれど、私自身もなんとかしたい。

拍手[0回]

04/11

Mon

2011

父親が大腸ガンだと判明した。
結構大きいらしく転移さえしていなければ大丈夫とのことだが少なからず家族はショックを受けた。
大きな病気をしていなかっただけに本人も張り裂けんばかりの悲しみに包まれているのがよくわかった。
ガンだと宣告を受けた日、父親は病院から一人で歩いて帰ってきたが、家の前で合った時空が潤んでいただろうことは目を見てわかった。
すっかり意気消沈する父親のために、一人で朝早く出て、後で考えればぜんぜんお門違いの神社にまでお参り行って(菅原道真とか学問の神様だから関係ないもんね。病気に)北海道神宮で病気平癒のお守りをわざわざ7時くらいに社務所に押しかけて売ってもらった。
ただのお守りかもしれないけれど、病気を治そうとする意気込みを持つのと持たないのとでは治りがまったく違う。
その意味ではお守りを持っていると自覚し、毎日見ることで、ひとつの目標意識が持てると思った。
千円以上の効果は期待できる。
普段父親とは会話らしい会話もしないから何も言わずに目の前ですっとお守りの箱の入った小さな白い袋を渡した。
一瞬なんだかわからなかったみたいだけれど、それが何かわかるとめったに泣くこともない父親が目の前でぐっと泣いていた。
心中察するに余りある。

実は父方の祖母は私が生まれる前にガンで死んでいる。
今回父親もガンになったということは、遺伝子的に受け継いでいる可能性が非常に高くなってきた。
私もいずれなるのかもしれないなと思っている。
先日母親と会話している時、何かの拍子に父親の若い頃の写真を出してきた。
ちょうど父が私と似たような年のころだろう。
気持ち悪いほど似ていて「うわあ」と静かに叫んでしまった。
ある意味生き写しのような感じだ。

その時、「あっ」と気がついたことがある。
今被災している人たちが、想い出の品を探すという気持ちだ。
想い出には常に「喪失」が付きまとう。
二度と戻らないものを思い返し探す。
自分たちが生きてきた歴史や証拠を改めて心に刻んでいき、魂の立脚点とするためにも、想い出はとても大事なものなのだ。
都会のスピードの中にいると見失いがちなものだ。
あの写真を目の前にした感触が被災した時の気持ちとだぶることを想像すると、どう言葉にしてよいのか迷う。
あたたかみのある、抱きしめて包んでくれる大事な人と一緒にいるような感触だろうか。
今までは想い出というものを否定的に捉えていた節があったので、写真や品物は自分の場合あまり大事にしないところがあったが、母親が今の心中で写真を見る気持ちが、私たち家族を取り巻くひとつの事実が、想い出に対する価値観を変えようとしている。

父は過去を責めるタイプ。
母は過去を後悔するタイプ。
私はというと、過去を責めたり後悔することに疲れたタイプ。
20代は時間がありあまりすぎていて人の倍はそれらをやっていて、もう疲れてしまった。
だから起こったことだけ現実として捉えていこうとしているし、起こっていないことは不安も希望も同列なのだから、なるべく実行力を通して希望を持つことにした。
そのほうが楽だから。

父は模範的な社会人であろうとしたし模範的な市民であろうとしている。
だから日本人的な偏見や悪い意識も多々ある。
定年で会社を辞めて、それらは年月をかけて緩和されてはきている。
親が強い偏見を持っていて子がその下で育つと、偏見や差別意識から逃れることは難しい。
そのことは骨身にしみるほど体験したからよくわかる。
通常の状態が偏見や差別意識にまみれていたら、それが日常的慣習となる。
人の豊かさには、常にこのガンを患う可能性を伴っている。
私は父と癖も似ているし、行動も似ている。
顔も気持ち悪いほど似ている。
考え方はどうだろう。
感性は。
たまには父親も人間の可能性という未知の部分を無条件に応援してやってもバチは当たらんと思うのだけれどなあ。

意識せずとも何かを受け継いでいる。
遺伝子とは目に見えないもので、常日頃意識しないものだが、ふとした時に強烈に意識する。
それが自らの体を通した人や物だったりするから不思議なものだ。

拍手[1回]

フリーエリア

にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村

バーコード

プロフィール

HN:
あさかぜ(光野朝風)
年齢:
45
性別:
男性
誕生日:
1979/06/25
自己紹介:
ひかりのあさかぜ(光野朝風)と読みますが光野(こうや)とか朝風(=はやぶさ)でもよろしゅうございます。
めんどくさがりやの自称作家。落ち着きなく感情的でガラスのハートを持っておるところでございます。大変遺憾でございます。

ブログは感情のメモ帳としても使っております。よく加筆修正します。自分でも困るほどの「皮肉屋」で「天邪鬼」。つまり「曲者」です。

2011年より声劇ギルド「ZeroKelvin」主催しております。
声でのドラマを通して様々な表現方法を模索しています。
生放送などもニコニコ動画でしておりますので、ご興味のある方はぜひこちらへ。
http://com.nicovideo.jp/community/co2011708

自己プロファイリング:
かに座の性質を大きく受け継いでいるせいか基本は「防御型」人間。自己犠牲型。他人の役に立つことに最も生きがいを覚える。進む時は必ず後退時条件、及び補給線を確保する。ゆえに博打を打つことはまずない。占星術では2つの星の影響を強く受けている。芸術、特に文筆系分野に関する影響が強い。冗談か本気かわからない発言多し。気弱ゆえに大言壮語多し。不安の裏返し。広言して自らを追い詰めてやるタイプ。

最新コメント

(07/27)
(02/23)
(03/05)
(03/02)
(01/24)
(07/29)
(01/21)
(08/16)
(04/28)
(04/20)

ブログ内検索

カレンダー

10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

忍者アド

Copyright © あさかぜさんは見た : All rights reserved

TemplateDesign by KARMA7

忍者ブログ [PR]